インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

松岡環さんのインド映画講座

Twitterの方でも書きましたが、昨日(土曜日)にインド映画字幕翻訳等で有名な松岡環さんの講演会へ行ってきました。

場所は東京は早稲田にある、早稲田奉仕園。

大体定員40人程の教室で、結構小さめ。申込みも定員を超えてキャンセル待ちがあった様子。

 

ちなみに電車が10分程遅延してしまったため、まぁまぁギリギリの入場で席は後ろの方になってしまいました(後ろでもいいんだけど席は完全に埋まってる為、映像が見辛い)。

 

お話の内容は…というと、タイトルが「もっともっと好きになる、インド映画の魅力」

インド映画の特徴や、産業としてのインド映画のお話など、これからインド映画にハマっていこう…という初心者向け。

 

とはいっても実は今年はナマステインディア(9/28~29代々木公園にて)での松岡さんの講演会が無い為(自分もや~っと今年行けると思って楽しみにはしてたんだけど)、その代わりにこちらに人が流れた感じで、恐らく半数以上はそこそこ詳しい人が来ていた感じ。

 

流れた映像は、『ムトゥ』の日本版予告編、ボリウッド4からの抜粋(『DON2』以外)、『Dhoom2』『Dabangg』『English Vinglish』『Agneepath』『OSO』『マッキー』『神様がくれた娘』『CHENNAIEXPRESS』 辺りかな。

使われた映像はこの辺

↓は「インド映画は昔の映画のパロディーがよくある」という例で。ディーピカ(女の子)が電車に乗るくらいまでのシーンを観ました。

↑シャールクファンはお分かりだと思いますが、こちら『DDLJ』のパロディーです。観たことある人には面白いハズw

 

自分の知らなかったネタとしては

インドの自国映画占有率(国内上映映画に対しての国産映画の割合)が91.5%と、あのハリウッドがあるアメリカの91.1%より高かったということ。ちなみに日本は65.7%。

最近邦画が元気…と言われてますが、インドの国産映画愛には全く比べものになりませんね(笑)

 

ちなみに松岡さんはヒンディー語映画が得意分野なので(だよね?)、解説はほとんどがボリウッドに関してでした。

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気になる今後の公開映画

『マッキー』は先日のレビューの通り、10月公開。

その後の予定として

『English Vinglish(原題)』

『神様がくれた娘(Deiva Thirumagal)』(タミル語映画:インド版『アイ・アム・サム』)

と、良作が待機中。その後も1本話に上がっている映画もあるそうなので、次なるインド映画をお待ちの方は期待してよろしいかと。

 

『きっと、うまくいく』は現在興行収入が1億5千万まで到達しましたが、準備段階でのコストがそこそこ掛かったので、実際にはあまり大きく儲かってないそうです。インドからの素材がアレだったり、色々あったそう。コレはもっとインドから映画が入ってきたり、パイプがしっかりして来たりしたら段々抑えられてきそうな気もしますが(インド映画が人気なヨーロッパやアラブ等、儲かってるっぽい諸外国はあるので日本が儲けられないということはないハズ)。

ぶっちゃけ、色々インド映画には来てほしいんだけど難しいと思うんだよねぇ~。(←私の個人的な意見です)

春に立て続けにヒット作が来たから今はサクっと「面白かった!日本で公開されてほしい!」って言えるけど、ちょっと前までは恐れ多くて無理だった。今後も一筋縄ではいかないと思います。残念ながら。

松岡さんが言ってましたがやっぱり観客が来てくれないと次のインド映画も来ないので、ファンとしては友達やネットで頑張って広めていくのが一番の近道…かなぁ。

 

数年前の名作も配給待ってます の声にはこんな話も出ました。↓

 

 

レジュメの最後に書いてあったもので、

初心者の方がこのブログを読んでたらこちらも。

~インド映画をもっと楽しむには~

①スターの顔を憶える

②以前のインド映画をたくさん見ておく

③インドに関する雑学的知識を増やす

…これはホントにそう思います。

①はお気に入りの俳優さんが現れれば映画の楽しさが倍増すると思います。ほとんどの方がお気に入りの俳優さんが1人くらい居るとは思いますが、興味がわく俳優さんが増えればもっとインド映画の世界は広がります。お気に入りの俳優さんから攻めて行って、今度はその相手役ヒロインの女優さんの別の映画、脇役で面白い人がいたからその人の別の映画…なんていう映画の見方も楽しいです。

②は上に貼った動画であるとおり、本当によく昔のパロディーシーンが出てきます。最近の映画も観たい中なかなか古い名作も攻めるのは大変ですが、最近はYoutubeでダンスシーンや予告編のみ見れたりしますし、もし映画解説記事・ブログ等に「コレは〇〇の△△の引用」が書いてあったら調べてみてください。色んな映画に引用される作品も有りますので探してみて損はないと思います。

③これも結構大事。映画を見ながら学習していくときも結構あります(挨拶で足に触れるとか)。祭りのシーンや宗教的儀式は特に理解があった方が分かりやすいです。なかなか色々あって大変ですが。

 

講座のオマケで貰いました。

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写真類はランダムでしたが、ここでアイシュワリヤー(一番好きな女優さん)を当てる自分の微妙な強運ww

これ以外に、じゃんけんに勝った人には現地版ポスターもありましたが、そちらは一回戦敗退でした。『Dabangg2』のポスター欲しかったなぁw

 

 

軽くお知らせ

来週!ナマステ・インディアがあります。

東京・代々木公園にて2013年9月28日、29日。 インド映画、インドに興味がある人は是非とも行ってみてください。

私も土曜日のみ某インド映画祭ブース(観光ブースNo.T-2)にてチラシ配りをお手伝いする(予定)ので、お会いしたことある方はもちろん会ったことない方でもどうぞいらしてください。(私は「エルザ」で呼んでください)

日曜日もいますがそっちは一般客でプラプラ遊んでると思うので多分捕まりませんw