インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

Bommarillu/人形の家

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2006年公開

出演:シッダールタ(シッダールタ“シッドゥ”)

   ジェネリア(ハシニ)

   プラカーシュ・ラージ(シッドゥの父)

言語:テルグ語+日本語字幕(機械翻訳)

時間:170分

 

勝手にシッダールタ祭り第3弾。

ボリウッドでも活躍するジェネリア(この前リテーシュと結婚したねぇ)との共演です。

 

あらすじ

シッドゥ(シッダールタ)はお金持ちの家の息子で、何一つ困る事ない生活を送っていたが、唯一の不満は自由が無い事であった。彼は自分で自分の仕事を決め、結婚相手も選びたかったが、実際には父親が彼の買うシャツの色まで決めてしまう家であった。 そして例に漏れず父親主導でお見合いが行われ、シッドゥの婚約者が決まってしまう。

その後のある日、シッドゥはお寺で出会ったハシニ(ジェネリア)に一目ぼれする。ハシニは父親との2人暮らしで、シッドゥとは違う貧しい家の娘であった。しかし天真爛漫な性格で、何度か遊びに行くうちにシッドゥはますますハシニを好きになり、ハシニもいつしかシッドゥの事を愛するようになる。

しかし、2人の関係がシッドゥの父親にバレてしまう。激怒しハシニは嫁にふさわしくないと言う父親に、シッドゥはまず1週間ハシニを家に泊まらせ、それから判断してほしいと説得する。父親はこれを受け入れ、ハシニがシッドゥの家にやってくる。

 

感想書く前に一言。 観てから10日以上経ってて色々感想を思い出せなくてあまり書けてませんw ちょっとでも間が開くとダメだww

 

いろいろ

恋人の家に居候するのは『Nuvvostanante Nenoddantana』の逆バージョン?w

 

恋愛映画と思わせつつ、実は家族の在り方がメインになっていた作品でした。

傍から見ると金持ちで幸せな家庭に見えつつも、日ごろから窮屈さを感じ、実際は様々な問題を抱えたシッドゥの家。

一方で、裕福ではなくても親子の仲は良く、幸せに暮らしているハシニの家。

 

 

いいな~と思ったシーンは、終盤ハシニがシッドゥの家に来て1週間たった時のところ。つまりはシッドゥの父親のジャッジの日。 その時に言ったハシニの台詞が、なんというか、なるほどなぁ~って。台詞というよりかは、それまでの居候生活で出てきた色々な事柄が反映された部分なんですが、

…ネタバレになるのでどんな事言ったかは観てのお楽しみ。

 

あとは、やっぱりシッドゥ親子のシーン。シッドゥが父親に内緒で色々していたり(不良行為じゃなく独立のための試行錯誤)、それを知った父親や、終盤の和解にかけての部分とか。やってる事は観ている自分とは重ならないけど、現在・過去含めどんな人にも家族はいるし、観ていて色々思うことはあるはず。

 

 

ハシニは特に天然で明るい性格のキャラクターがよかったと思います。いかにも、厳格なシッドゥ家に新しい風を吹かせそうなw

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シッダールタも良し。『Nuvvostanante Nenoddantana』『Aata』とロン毛(特に襟足)が続いたので、真面目そうな髪型が良しでしたw

これは好みの問題w

 

婚約者の女優さんが結構かわいかった。顔はジェネリアよりこっちの方が好みw

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インド映画の中では特に奇抜なあらすじではないし、文字で残す分にはあまり大きなインパクトがないんですが、とにかく2人の関係に絡めた親子のあり方の描き方が上手くて、すんなり気持ちが入っていきました。よく出来ていたと思います。オススメです。

 

リンク

We have a Romeo

インドって「ロミオ」「ジュリエット」ってフレーズがよく出てくる気がする。好きなのか?

 

Kaani Ippudu

 

Lalu darwazaa

 

おまけ

勝手にシッダールタ君テルグ映画祭り、ひとまず終了。 しかし!このあとシッダールタ君タミル映画『Theeya Velai Seiyyanum Kumaru』が続きますw