インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

Kanden Kadhalai

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 2009年公開

出演:バラト(シャクティ)

   タマンナー(アンジャリ)

   サンターナム

言語:タミル語+英語字幕

時間:141分

 

ヒンディー語映画『Jab We Met』のタミル語リメイク版です~

あらすじ

死んだ父から会社を受け継いだシャクティ(バラト)は、ガールフレンドに振られたことでひどく落ち込み、ふらりと街中をさまよった挙句、出発しそうな電車に切符も買わずそのまま乗り込む。

茫然自失となっていたシャクティと同じ電車に居合わせたアンジャリ(タマンナー)。彼女はチャキチャキした女性で喋りだすと止まらないタイプであった。

シャクティはふらりと途中の駅で降りるが、そんなシャクティを電車に呼び戻そうとしたアンジャリはタイミング悪く電車に乗り遅れてしまう。

 

いろいろ

上記にもある通り、ボリウッドヒット作『Jab We Met』のタミル語リメイク版です。

リメイク…って聞くと、日本人としては過去の名作を新たな視点から描きなおしたり、他国のヒット作をハリウッドが作り直したり…っていうのを思い浮かべますが、インド国内でのリメイク作はちょっと様相が違います。

…というかまず、この前のエントリーにも書いた通り、インドは多言語国家なので、言語間の国内リメイクが存在します。過去作の新たな解釈によるリメイクもありますが、言語を移し替えるといった意味でのリメイクも多くあります。

この『Kanden Kadhalai』に関して取り上げると、あらすじはおろか場面(シーン?)がほぼ元の映画と一緒です。

細かいカットまで全部…とはいきませんが、普通に見ている分だと大きな差異は俳優と喋ってる言語だけ…といっても過言ではありません。喋ってる言語が違っても、意味はほぼ同じことを言っていました。(決してそれが悪い事という意味ではありません)

 

どこかの地域でヒットすると、すぐさま別の地域でリメイクが作られる事も少なくありません。

最近のリメイクの例を挙げるとこんな感じ(ごく一例)

ヒンディー語『きっと、うまくいく(3idiots)』→タミル語『Nanban』

ヒンディー語『Dabangg』→タミル語『Osthe』

テルグ語『Maryada Ramanna』→ヒンディー語『Son Of Sardaar/ターバン魂 』

テルグ語『Ready(2008)』→ヒンディー語『Ready(2011)』

もちろん色んなリメイクのやり方があるので一概には言えませんが、アメリカ映画の過去作を新進気鋭な監督がリメイクするのをイメージしてると、ちょっとびっくりするかも。でも、見比べてみるのもなかなかおもしろいです。

 

ここまで書いておいてですが、すみません。自分はあまり見比べたことがなく、これ以上深く話すと未確認&無責任な事になってしまうので簡単なところまでの説明とさせていただきます。

 

さてさて、今回はあらすじがほぼ元映画にそっくりなので、感想書こうか迷ったんですが、 ダンスシーンを比較すると面白いな~と思ったので載せようと思います。

ちなみに、この映画はタマンナーちゃん目的に観たんですが、相変わらず可愛かったです。

映画そのものの感想は、「原作漫画のファンが、ドラマ化したのを見た時のよくある感想」…と言えばわかっていただけますでしょうか。w

 

 

先に『Kanden Kadhalai』の曲、その後がオリジナル『Jab We Met』の動画です。(『Kanden Kadhalai』は公式が見つからなかったので誰かがアップした低画質動画です。あと時間が経ったら動画が消えてるかも)

ページが重かったらすんません…

では一曲目。

「Kaatru Pudhidhaai」

道中、シャクティが歌いだすシーン。

オリジナル版のシーンがこちら

「Aao Milo Chalen」

言葉の雰囲気は違いますが、映像の雰囲気がかなり似てます。明るめなバラードな所も一緒。

 

二曲目~

「Oododi Poren」えーっと、2人がアンジャリの家を逃げ出して、とある場所へ向かうシーン。

オリジナル版 「Yeh Ishq Hai」同じく2人が逃げ出したあとの道中。

ロケ地は違いますが(オリジナルは広範囲、Kanden Kadhalaiは多分のタミル・ナードゥ州内)、出てくる車やファッションが一緒な所も。

 

三曲目~

「Venpanju」アンジャリを無事送り届けお別れしたものの、ふとアンジャリを思い出すシーン。

オリジナル版 「Tum Se Hi」同じく。妄想シーンですね。

妄想の描き方が上手いのはオリジナルの方かな…? バラト君もダンス上手いですね。

 

四曲目~

「Oru Naal Iravil」

オリジナル版 「Mauja Hi Mauja」

「Oru Naal Iravil」は、曲そのものはエンディングに使われていたものの、DVD内にダンスシーンが入っていませんでした。でもかなり似せようとして作った様子。

 

 

…と、ここまでは全く一緒のシチュエーションで曲が入っていたのですが、五曲目だけタイミングは近いものの曲の入り方が違ったので比べて良いものかわからずでした。でも太鼓叩いてたりするところは似せてあるのかな?

五曲目~

「Suthudhu Suthudhu」子供をあやすところから曲が入ります

オリジナル版 「Nagada nagada」

こちらは主人公が半ば無理やり歌わされるシーン(笑)。

 

こんな感じでした~

本編を観ないとピンと来ないかもしれませんが、観た後比べるとなかなか興味深かったです。

元々の『Jab We Met』がかなりボリウッドなつくりなので、なんか、上手いところでタミル風味にしてるな~って思いました。

いや~、インドってほんとおもしろいね!

 

映画そのものは好みの問題だと思います。好きな俳優が出ている方、見慣れた言語の方を観るといいと思います。もちろん両方観るのもオススメ。リメイクといえども下手な出来になるかもしれないのに、ここまで違和感なく上手く出来上がっていたのも結構すごいな。