インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

Queen

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(画像出典:bollywoodhungama.com)

2014年公開

出演:カンガナー・ラーナウト(ラーニー)

   ラージクマール・ラーオ(ラーニーの婚約者ヴィジャイ)

   リサ・ヘイドン(パリのホテルで働くシングルマザー・ヴィジャイ)

時間:146分

言語:ヒンディー語+英語字幕

 

カンガナー・ラーナウトが主演で、今年のスマッシュヒットの1本となった旅モノ映画。

インドとヨーロッパを舞台に、爽やか&鮮やかに成長を描いた良作♪

 

ざっくりあらすじ

結婚式前日に婚約者ヴィジャイにフラれてしまったラーニー。ショックのあまり部屋に閉じこもってしまうが、ふとハネムーン用に買っておいたチケットで一人旅に行くことを思い立つ。行先は以前から憧れていたパリ、そしてアムステルダム。今まで旅行はおろか、家の近くに出かけるだけでも家族と一緒だったラーニー。初めての一人旅で様々なトラブルに巻き込まれてしまうが…。

 

いろいろ

※今回は核心に触れてる可能性もあります、ご注意を。

ざっくり言うと、元気が出てくるガールズムービー!

今まで何をするにも誰かと一緒だった箱入り娘な女の子ラーニーが、突然一人で旅に出てしまいます。

フラれてヤケになった勢いか、それとも…?

 

前半は旅に出るまでと、パリでのお話。

後半はパリからアムステルダムに行ってからのお話。

パリで、婚約者と同じ名前のハーフの女性・ヴィジャイに出会って、仲良くなって、新しい世界に足を踏み入れるラーニー。

同年代で、同じインド人の血が流れてても、自分と全く違う人生を歩んでいるヴィジャイに、ラーニーは色々と驚いたり刺激されまくったり。あと、これだけ生活してきた環境が違っても、心で通じ合える友達になった2人。

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(画像出典:bollywoodhungama.com)

いいよね~、こういう出会い。

 

おもしろいなあと思ったところは、ラーニーが婚約者ヴィジャイとの過去を思い出すシーンの数々。フラれてすぐはヴィジャイとの出会い(これは映画の説明的な部分になるのか)とか、楽しかった思い出。それが、旅に出て時間が経ってくると、楽しいだけじゃない、内に抱えていたもやっとした不満やしこり、自分で気付かなかったけど抑圧されていた部分が記憶として甦ってくるんです。それを振り払うかのように自分を解放していくラーニー。

 

これって、パリで仲良くなった方のヴィジャイが「あなたは変わらないでね」と言ったように、ラーニーそのものは別に変わってないんですよね。ただ、元々内側にあったもの、でも周りの環境のおかげで閉じ込めてしまったものを自由に解放させただけ。でも、そんなラーニーをみてある人は「君は変わってしまった」と言います。多分、変わってしまったと感じたのは、ラーニーがその人を見る目が変わったせいだと思う。今のラーニーは、その人を以前のようには見ていない。自分の事は自分で決めるし、ずっと待ってたりなんかしない。そんなラーニーから受けた空気のようなものを感じてしまったんだと思う。…と書きつつ、実際変わったと思ったのはラーニーが旅仲間の男衆(友達)と一緒に居たっていう状況のせいが一番かもしれないけどw

 

あと他にもよかったのが、時間が進むにつれカンガナーが可愛くなっていくとこ!

最初から可愛いし、最後までそこはかとなく野暮ったい部分もあるんだけど、クライマックスはとにかくキラキラしてくるんだよねぇ~。ガールズムービーのいいとこが凝縮してました。

旅行先(パリの方だったっけ?)で買ったっていうピンクのドレスも可愛かった。

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(画像出典:koimoi.com)

 

この映画、節々でかなり笑っちゃうシーンが多かったです。その辺は観る前の想像とかなり違ったな~。

ラーニーがお気に入りの、面白んだか面白くないんだかわかんないアメリカン・ジョークみたいな小噺とか、ラーニーの思い出として出てくるヴィジャイ(婚約者の方ね)の残念で憎めないエピソードとか…

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(画像出典:ireport.cnn.com)

↑これとか、前日に観た『愛と憎しみのデカン高原』がよぎってしまったよ…(観た人は分かってくれるはずw)

コメディ映画じゃないのに、至るところで笑っちゃった気がするw

 

婚約者ヴィジャイもさ、結婚式直前にヒロインを振るっていうヒドいことやっちゃうんだけどさ、そのあともちょいちょい出てきたりしてさ、なんか憎めないんだよね。本人は自覚してないけど実はダメ男な感じとかさ、リアルに居そうだよ、というか実際に居たよああいう男。ゴニョゴニョ

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(画像出典:daily.bhaskar.com)

これはまさかあのゴルガッパでわ…!!

 

そうそう、あと予想したほど酷くなかったのが、偽物日本人キャスト’タカ’。

事前には、(日本人目線で)この映画の一番のネックとも聞いて覚悟してたんだけど、案外受け入れられました。かなり覚悟して観たせいかもしれないけど。

作り手側の悪意を感じなかったから、まぁ仕方ないかな~程度に流せるっていうか、ちょっとわかりやすい程度に’日本人像’を強調したのかなぁ~って感じでした。何で日本人の彼が旅に出ているかって理由もわかったりして、「偽物君用意してまで日本人キャラ出す必要ないじゃん!」ていうツッコミも要らないのも良かった。

…でもやっぱりどこかから日本人連れてきてほしかったねwもしかしたら、ロシア人君も偽ロシア人だったりすんのかなw

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(画像出典:cosmopolitan.in)

 ↑タカ君、小さいw あとロシア人君が好みの顔だった

 

冒頭にも書きましたが、勇気が湧いてくるっていうか、元気が出てきます。

今公開中の『マダム・イン・ニューヨーク』に通じる雰囲気、同じ系統の元気をもらえそうな映画です。

女性にはすごくオススメ!

 

リンク

ダンスは少ない…というかほとんどないけど、爽やかでいい気分になれる曲がたくさんありました。

 

「London Thumakda」

「Kinare」

「Taake Jhanke」