インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

Sairat/君と一緒にいたくて

f:id:komeindiafilm:20160530205822j:plain

2016年公開

出演:アーカーシュ・トーサル

   リンクー・ラージグルー

言語:マラーティー語+英語字幕

環境:スクリーン(イオンシネマ市川妙典/223席)

 

マラーティー映画で今年一番の話題のやつを千葉まで観に行ってきました。

 

あらすじ

マハーラーシュトラ州の村で暮らす漁師の息子パルシャー(アーカーシュ・トーサル)は、クリケットや勉強が得意な少年。最近彼は、村の有力者の娘アールチー(リンクー・ラージグルー)に恋をしていた。少し離れた場所から見つめるだけの毎日だったが、ある日アールチーもパルシャーの事を好意的に思っていることを知り、ほどなくして2人は恋人同士になる。

友達に協力してもらいながら、2人は幾度かデートを重ねる。しかしある日2人の関係がアールチーの父親に知られることとなり…

 

いろいろ

いままで、恋をこんなにつやつやと輝やかしく描いた映画があっただろうか。

 

2016年4月29日に封切られ、またたく間にマラーティー語*映画の歴代トップに躍り出た作品。予算4カロールルピー(今日のレートで約6,614万円)に対し、現在稼いだ額は75カロール(約12億円)。今年のボリウッドで75カロール稼いだ映画が片手で数えられること、そのレベルで稼げる映画は少なくとも2桁カロールの予算で作られること、またボリウッドでなくいち地方のマラーティー語圏の映画であること、歴代2位の映画を30カロールも引き離して首位、なことを考えると、そのすごさを改めて感じます。

 *ムンバイがあるインド西部マハーラーシュトラ州の公用語

 

まあお金の話はこの辺にして。

 

とにかく話題作であったのだけど、『Fandry』を撮った監督だったので観に行くの躊躇してたんですね。『Fandry』は部族系の少年(不可触民とはまたちょっと違うけど差別の対象)を主人公にした「軽くない」社会派映画でした。(監督自身、カーストが高くない出だそうです。これはたぶんFandryの上映の時に聞いた)

映画自体の出来は良かったのですが、やっぱ重いとそれだけ気分が乗らないといいますか、『Sairat』の上映があるというのを聞いた直後は行く気になれなかったのです。

でも、予告編を観たらそんな考えはどこかに行ってしまいました(笑)

題材は身分違いの恋だけど、それだけじゃない何かがありそうな気がして。

 

で、実際それだけじゃない作品でした。

 

男の子が恋をして、女の子も恋をして、晴れて恋人同士になって…、っていうシークエンスが素晴らしすぎる。

きっと観たらわかると思います。

女の子に手紙を渡そうとしたり

そして何度も失敗したり

恋をして踊りだしたり

鳴らない携帯電話をただじっと待ったり

やっと鳴った携帯電話の着信音で踊っちゃったり…

かわいいんです。ほんっっっっっっっとうに。この子たちが。涙が出そうなくらいかわいい。

男の子と女の子だけじゃない。男の子の2人の友達もいじいらしい。おもわず顔が緩んじゃいました。

可愛いだけじゃなくて、笑っちゃうくらい楽しいんです。クスクスとニコニコが止まらない。前半の、ここのあたりだけで100万点を差し上げたいくらいいいシーンでした。

 

 

http://i1.wp.com/www.galaxyreporter.com/wp-content/uploads/2016/05/Sairat-Box-Office-Collection-2.jpg?resize=700%2C454 

主役の男の子パルシャー(真ん中)と、その友人(両脇)

いつもつるんでる3人。友達はパルシャーの事をからかったり、アドバイス?したり、協力したりと眩しいくらいのいい友情っぷりでした。パルシャーはとてもまっすぐな少年で、演じるアーカーシュもとてもよかったので、またどこかの映画でお会いしたいです。

https://4.bp.blogspot.com/-A172SHZ5mwo/VyG1s9VkQ2I/AAAAAAAAFmA/SAIN3cfyHBsojo2wS1CdB50S5ByXZTqnwCLcB/s1600/rinku%2Brajguru%2Bhot%2Bpic%2Bsairat%2Bmovie%2Bheroine.jpg

アールチーはとても勝気な女の子。ハードなバイクに乗って学校に行ってみたり、農業用トラクターに乗ったり、納得できないことがあると突っ走ったり、ある意味男の子並み。前半は先に恋をするパルシャーがストーリーを引っ張っていましたが、後半はアールチーが引っ張ってた感じがします。

キメ台詞は「マラーティー語わかんない?英語で言おうか?」でした。

 

 

冒頭クリケットの試合があって実況の声から始まるんですが、ここで一緒に観ていたインド人たちがすごくわらってて。意味がわからない私はとても悔しかったですw(一緒に笑えたら楽しかっただろうになぁ~)そのあとも何かのたびにシアターが沸いていて、今まで参加した(ほんの数回だけど)インド人メインの上映会で一番盛り上がっていました。

 

後半のことを書こうとすると、完全にネタバレになるので詳しい話はこの辺でストップ。

あ、一言。リクシャーの後ろに貼ってあった『Anegan』のテルグ語版ポスターは見逃さなかったぞ!w(なぜマラーティー語映画でテルグ語?は観たらわかります)

 

『Sairat』に関する予習はあまりない方がいいと思います。私が書いた部分も前半(1:45くらいある)の1時間くらいのあたりまでです。監督がテーマとしている社会問題くらいは知っててもいいかと思いますが、『Sairat』で調べるとサクッとネタバレを拾いやすそうな映画なのでご注意を。

私はperiploさんのこの記事と、上記の予告編だけくらいで挑みました。

Priyan News & Gossips: 5月のマラーティー映画

 

動画

音楽よかったです。今聞いて余韻がわ~~~ってなりました(←ざっくりすぎる)

 

「Zingaat」

キラキラした曲だぁ~

実はここでインド人上映会で初めての光景にであいました。

 インド人、スクリーン前で踊る!!

いや、インド現地のやつをYoutubeでみたことはありました(こういうの via youtube)が、今まで行ったインド人上映会は指笛&歓声はあってもここまでじゃなかったです。踊り始めてからしばらくそっち見ちゃって映画観てなかったw

 

デートシーンやらウキウキシーンやら「Zaala ji」

 

女の子側の恋が始まるあたり「Aatach Baya Ka Baavarla」

https://twitter.com/TokyoTalkies/status/737159823817510919

 

補足

 

Netflixで配信中。タイトルは「君と一緒にいたくて」

f:id:komeindiafilm:20170514093233j:plain