2003年作品
出演:シャー・ルク・カーン
プリーティ・ズィンタ
サイーフ・アリー・カーン
ジャヤ・バッチャン
カジョール(特別出演)
ラーニー・ムカルジー(特別出演)
ウダイ・チョープラー(特別出演)
字幕:日本語(劇場鑑賞&日本語版DVD)
時間:188分
2008年に六本木で鑑賞しました。
恋愛映画の中では特にオススメです。
あらすじ
父を亡くしたニューヨーク在住のナイナ(プリーティ・ズィンタ)は、母と祖母の喧嘩や家の借金に、もう長いあいだ笑顔を忘れていた。ある日、近所に陽気な若者アマン(シャー・ルク・カーン)が越してくる。ナイナは彼の悪戯に怒りながらも、やがて愛し始めていた。しかし何故かアマンは、ナイナと同級生ローヒト(サイーフ・アリー・カーン)を結びつけようとする…。
いろいろ
「ボリウッドの恋愛映画なら何がオススメ?」
これです。
10年前の作品なので少々古くなってしまいましたが。
舞台はニューヨーク。
父を亡くして母と祖母、脚の悪い弟と妹(養女)と5人で暮らすナイナ。
MBAを取るために大学へ通っています(おそらく社会人コースなので大学生ではない)。
友達は近所のおバカなポッチャリ女子と、同じクラスに通うサラリーマン・ローヒト。
彼女は母と祖母の仲の悪さや、妹の不遇、母の店の経営不安と家族の問題を多く抱え、
いつの間にか笑顔をなくし、いつも険しい顔をしています(…たまに笑っているような気もするけどそれはまぁ置いといて)
そんなある日、隣に青年アマンが越してきます。
↑アマン。
アマンはナイナからするとかなりお調子者。越してきて早々「Pretty Woman」を歌うほどの。
ですが周囲を明るくする力をもつムードメーカー的なキャラクターでもあります。
アマンがナイナの母親の店の立て直しに協力したり、行動を共にするうちにナイナがアマンに恋をするようになります。
ナイナがいざ、気持ちを打ち明けようとしたとき、アマンは妻がいるとナイナを突き放します。
予想もしなかったことにショックを受けるナイナ。実はアマンには秘密があり、ニューヨークに来た理由もその秘密によるものでした。
観た人普通はアマンに落ちるところを、自分はこれでローヒトの方に落ち、サイーフのファンになりました。
ローヒトは女性と見るや口説かずにいられなかったり、テキトーなキャラクターなんですが
実はずっと好きなナイナには告白できずにいる繊細な青年でした。
ローヒトとアマンのゲイネタがおもしろい
朝食を持ってきたハウスキーパー・カンタ婆さんに勘違いされる2人。
密着していたのであらぬ勘違いをされる2人
父親にまで心配されるローヒト。
この辺のゲイネタは、同プロデューサー:カラン・ジョハールの『DOSTANA』にも生かされてますね。
秘密を抱えた状態で、ナイナとローヒトの仲を取り持つアマンが切ない。
アマンの作戦でナイナと急接近するローヒト。できるならローヒトになりたいアマン。
挿入曲「Kal Ho Naa Ho」はかなり泣けます。
※一応ネタ晴らししない方向で書いてますが、他のサイトには書いてあります(というか本編でも中盤には明かされる)。
そのアマンの抱える秘密が、韓国ドラマで使い古されたようなネタなのがちょっとアレなのですが(実際それを持ってこられるとズルいような気もする)、その周りの味付けは十分と言えるほどマサラ風味で観終わると「やっぱりインド映画だな~」と感じると思います。
2008年に『家族の四季』 『DON-過去を消された男』と同時にこじんまりと公開され(半分映画祭のような)
DVDもあまり出回らなかったので今じゃアマゾンで2万円とべらぼうな金額になってますが(日本の権利は切れている模様。)
レンタル取り寄せ等探せばまだあるようなので、ぜひ鑑賞をオススメします。
因みに私は同時発売された3作の中で、これだけ日本語版DVD持ってます。(今思えば全部買っておけばよかったなぁ~)
特別出演
カジョールとラーニーはダンスシーンで、
これはあんまり言われないけどウダイ君も↓
あと脇役でよく見る小さいオッサンとか。
一瞬なので見逃さないように!
リンク
切ないタイトルソング(ネタバレ厳禁な人は見ないように)
私のお気に入り「Maahi Ve」ゲストはカジョールとラーニー。
インド版「プリティー・ウーマン」楽曲使用許可は取ってるらしいです