2006年公開
出演:リティク・ローシャン
プリヤンカー・チョープラー
レーカー
ナスルッディーン・シャー
字幕:日本語字幕
時間:175分
インド初、スーパーヒーロー物です。
ストーリーは「Koi..Mil Gaya」の続きとしてつながっています。
あらすじ
ウッタラーカンド州に住むクリシュナは祖母と暮らしていた。彼は父親から受け継いだ特殊な能力を持っており、勉強や身体能力等あらゆる事に他の同世代の子供たちより優れていた。クリシュナが5歳の頃それに気づいた学校は彼に学習能力テストをするが、過去に息子(クリシュナの父ローヒト)や夫を亡くしていた祖母はクリシュナを失ってしまうことを恐れ、さらに山奥の土地に逃げるように移り住む。ローヒトは自信のもつ特殊能力のせいで命を失っていた。
山奥でのびのびと生活していたクリシュナだったが、ある日シンガポールからキャンプに来ていたプリヤと出会う。やがてクリシュナはプリヤとその仲間たちと打ち解け、楽しい時間を過ごす。プリヤ達は彼のその優れた身体能力に驚いていた。
クリシュナはプリヤに心惹かれていたが、プリヤはそういった気持ちにはならず、シンガポールに帰ってしまう。プリヤは職場に戻るが、休暇を5日延長してしまったせいでクビを言い渡される。しかしプリヤと同僚は実は天才能力者クリシュナの取材をしていたととっさに嘘をつく。プリヤはクビは免れたものの、クリシュナをシンガポールに呼び寄せなくてはならなくなる。
いろいろ
『Koi..Mil Gaya』の続編です。
…といっても、ジャンルがSFからスーパーヒーロー物に代わるし、主人公もローヒトから息子クリシュナに世代交代(役者は両方リティク・ローシャン)するし、本編内で説明も充分あるのでおそらく見てなくても問題ありません。
もちろん『Koi..Mil Gaya』もなかなか良いSF映画になってるので鑑賞はオススメします。
インド初!スーパーヒーロー映画です
元々インドの主人公はどこで習得したのかわからないけどアクションが上手かったり特技もってたりしますが
今回アメリカンヒーローの様なコスチューム(仮面とか)付なのはおそらくあまり見かけられないと思います。
ポスター等はクリシュナがスーパーヒーロー・クリシュとなっているのが全面に出てますが、時間的には残り1時間くらいじゃないか…ってところでやっと登場。前半はクリシュナが暮らす山奥のシーンがほとんどです。インドっぽいよねww 全体で3時間あるのでヒーローの場面は割合で少な目に感じますが、ハリウッドのヒーロー映画が2時間と考えると第1作目はヒーローになるまでが描かれて本格的に闘うのが後半1時間くらいなので、ヒーローとしての時間は短すぎるわけでもないと思います。多分。
というわけで前半はスーパーヒーローのかけらもない映画なのですが
舞台となっているヒマラヤの麓(多分)の大自然でクリシュナのワイヤーアクションが炸裂。
岩山の絶壁をひょいひょい登ったり、木と木の間をほぼ空飛ぶ感じで登ったりとワイヤーアクション好きにはたまらんと思います(でも私はワイヤーアクション苦手w)
山奥の大自然がとても綺麗なので、そっちに注目するだけでも前半は結構楽しめるかもしれません。
前半は『Koi..Mil Gaya』と同じくなかなかのほんわかっぷり。
「綱引きしてて手が離れた勢いで男女が抱き合っちゃう」なんて今時のインド映画でもやらなさそうなシチュエーションも健在。
祖母に会わせるためにちょっと山奥行くだけなのに歌いながらなぜか冬を越しちゃう(雪降ってた)なんていうインド的ゆるふわっぷりも健在。笑っちゃいけないけど笑えます。自分笑い所じゃないところで大笑いしながら観てました。
クリシュとして動くときに仮面をかぶる理由もしっかりあり(その理由もまたちょっとインド的?)
その仮面を被ったリティクもカッコいいし、敵(ナスルッディーン・シャー)も結構狂った感じ出してるし
ヒーロー物としてもなかなかよくできた面白い作品でした。
…ただ、特撮部分がちょっとしょぼくて(2006年だし)アクションシーンは爆笑してしまったw
…ちょっとね、背景と動きが浮いた感じとかね…
まぁ、映像部分は今年秋公開の『Krrish3』(2はありません)に期待するとしましょう。おそらくカッコいいのを用意してくれていると思います。おそらく。
↑続編ポスター。
リンク
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Pyaar Ki Ek Kahani
Dil Na Diya