2013年公開
出演:シッダールタ(クマール)
ハンシカー・モトワニ(サンジャナー)
サンターナム(恋愛コンサルタント・モキア)
サマンタ(特別出演)
言語:タミル語+英語字幕
時間:138分
シッダールタ主演のタミル語ラブコメ映画。
注目ポイントはダンスシーンで日本ロケが行われた事。今回は富山県が映ってます。
あらすじ
クマール(シッダールタ)はIT企業で働くエンジニア。彼の家は代々恋愛結婚をしていて、一緒に暮らしている姉たちも恋愛結婚していたが、クマールは小さいころからの女性関係で度々トラブルに巻き込まれた過去があり、彼自身は恋愛に消極的であった。 ある日、職場に一人の女性が入社してくる。彼女の名前はサンジャナー(ハンシカー・モトワニ)。クマールは彼女に一目ぼれするが、会社のイケメン・ジョージも彼女の事を狙っており、彼に勝ち目はほぼ無かった。
困ったクマールは、恋愛コンサルタントのモキア(サンターナム)の元に相談に行く。モキアは(高額なアドバイス料を取りながら)色々な事をクマールに伝授し、クマールは次第に積極的に行動できるようになる。
しかし、ジョージも負けてはいなかった。ジョージはクマールより一歩先にサンジャナーにプロポーズし、サンジャナーもこれを受け入れてしまう。
ショックを受け自殺を考えるクマールだったが、またもやモキアから入れ知恵を受け、友人に協力してもらい(インチキしながらも)ジョージを撃退する。とうとうライバルがいなくなり、クマールは幸せをかみしめる。
しかし、クマールの知らない所である事が発覚する。今まで様々なアドバイスをしていたモキアは、クマールの恋の相手がサンジャナーと知って大きなショックを受ける。
いろいろ
『Theeya Velai Seiyyanum Kumaru』(以下『TVSK』)については、以前も記事を書いた通り日本ロケダンスシーンが2曲入っています。
まだ読んでない方はコチラ
残念ながら日本公開の噂は全くないですが、DVDが発売されたので観てみました。
タミル語映画です。
今一度説明すると、タミル語はインドの南に位置するタミル・ナードゥ州で主に使用されています。インド映画ですが最近知名度が上がってきたボリウッド(=ヒンディー語映画)ではなく、敢えて言うなら「コリウッド」。
日本でも有名な映画に『ムトゥ 踊るマハラジャ』があります。もちろん『ムトゥ』もボリウッドではないので、知らなかった方は覚えておいてください。『ムトゥ』の主演俳優ラジニカーントが最も有名ですが、自分のオススメはこの『TVSK』に出てるシッダールタ君です。彼はテルグ語映画(タミルの北が拠点)でも活躍中。
実はこの『TVSK』にはテルグ語版『Something Something』もあり、同時公開されています。テルグ語版の場合、恋愛コンサルタントモキアが別の役者さん(ブラフマーナンダム)です。あとちょっと一部の俳優と設定が違うっぽい。
さてさて。 インド映画なら観ようかな…と得意不得意含め色々なジャンルに手を出してきた(つもり)私ですが、やっぱり好きなのはラブコメディーなんですわ。
超楽しかったです。
ムダに凝った演出とか~、好きw
(コレはライバルを蹴散らしたいと思ってるとこ)
インドでヒットしたし、見に行った日本人の方も大体いい評価してらしたのでそこそこハードル上げて観ましたが、大丈夫でした。
恋愛には奥手で全然ダメな男性クマール君がある日一目ぼれし、女性にあの手この手で近づいていくお話。そもそも話しかけるのが上手くいかないレベルから、ライバルを蹴落とすまでの積極的な男性に成長。しかし後半である意味最大の強敵が現れます。
…ていうか最大の強敵が現れてからが面白いwクマールに仕掛けられた罠が裏目に出たり(しかもクマールは全然知らない)、そのせいでとあることが発覚したり(サルマン・カーンネタw)なんかもう色々w爆笑しながら観てましたw
恋愛コンサルタント・モキアが色々クマールにアドバイスするわけでございますが、これがまた女性から反感を買いそうなテクニックww
ナンパ術とかね、もうねw
観てて面白いけど自分がされたらキレそうww
その辺はやっぱり後々クマール達自分で自分の首を絞めることになります。
主演のシッダールタ君はいつもながらよかったです。(いつも通り贔屓目)
弱気なところとかね、メガネとかね、ルンギ姿もよろし!(↓真ん中の白シャツね。)
ハンシカちゃんはハスキーな声を想像してたら思ったよりカワイイ声でびっくりしましたw
お顔の作りが大きいからか、新しく入社してきたかわいらしいOLというよりかはお局さんぽかったw
↑クマール(シッダールタ)とサンジャナー(ハンシカ)
オチも良かったです。コメディーっぽくありつつ雑でない感じ。
あとね、こういうのだと必ず映画ネタがあったりするわけですが、
やっぱりありましたw
モキアのカウンセリングオフィスに飾ってある、有名人の記念写真(明らかに合成)
シャールクとモキア。
ウィル・スミスとシルベスター・スタローンとモキア。
アビシェークとモキア。
あとアーミル・カーンと奥さんとかw
アレか?恋愛コンサルタントのモキアと一緒に写真に写ってるということは、この人たちも恋愛相談をしたってことか??ww
シャールクはガウリにアタックする時モキアに相談したってことか!?
アビシェークはモキアのおかげでアイシュと結婚したってことか!!???
…なんていう余計な憶測を招くシーンでしたww
↑この後ろの壁とか…もうねwwww(ジョン・エイブラハム、アジャイ・デーヴガン、トム・クルーズ、アーノルド・シュワルツネッガーが…ああああああ)
絶対本人許可取ってないよねww
あと回想シーンで古い映画ソングっぽいものも流れたんですが、タミル映画からだと思うのでそちらはわからず。
特別出演でサマンタ~
イメージ映像シーンで。
サマンタって、あれです。『マッキー』のヒロイン・ビンドゥの女優さんです。
で、注目の日本(富山県)ロケダンスシーンについて。
2曲ありまして。
「Kozhu Kozhu」が海沿いや街中(ちょっと都会的なスポット)、
「Enna Pesa」が五箇山…だったっけ?文化的地区でした。
動画だけ見た時は、曲が気に入った「Kozhu Kozhu」の方がいいかな~と思ってたんですが、映画を通して観てみると、「Enna Pesa」の方が雰囲気が出ていてよかったです。合ってたし。桜が満開でいい感じ。「Kozhu Kozhu」の方はもしかしたらインドの都会的な場所で撮影してもあまり変わらなかったかも。
文化的な地区はバラードが合う?w
どちらにしろ、インド映画なのに日本が出てくるのはちょっと不思議な気分になります。w
もし日本ロケじゃなかったら手にも取らなかったかもしれませんでしたが、かなり自分に好みの映画だったので、満足でした。
日本ロケ、と言っても6曲中2曲。時間にして10分程度なので、日本人が観るにしてもやっぱり本編の出来がよくないとなんですが、その辺は全然クリアです。
オススメ。
リンク
日本ロケシーンについては「日本公開希望!TVSK」に載せたので、
別のシーン貼っときますね。
予告編
Thiruttu Pasanga
Lovukku Yes