2013年公開
出演:①ラーニー・ムカルジー、サキーブ・サリーム、ランディープ・フーダ
②ナワーズッディーン・スィッディーキー
③ナマン・ジャイン、ランヴィール・ショーレイ、カトリーナ・カイフ
④ヴィニート・クマール・スィン
言語:ヒンディー語+英語字幕
時間:140分
インド映画公開100周年を記念して制作されたオムニバス形式の作品。
ヒンディー語映画ファンにはとても嬉しい作品です。
あらすじ
全部で4本のオムニバス。監督は今を代表する人&注目の人たち。
以下ざっくりあらすじ
①カラン・ジョーハル監督
ゲイを打ち明けたことで家を追い出されたアヴィナーシュは、新聞社で働き始める。そこにはガヤトリーという女性が居り、彼とガヤトリーは意気投合する。ガヤトリーは結婚していたが最近倦怠期になっていて、それが彼女を悩ませていた。ある日、アヴィナーシュが誕生日だと知ったガヤトリーは彼を自宅に招待するが…。
②ディバーカル・バナルジー監督
プラーンダルは妻と一人娘と暮らす中年男性。以前は俳優をやっていたが、今は一家の大黒柱であるにもかかわらずちゃんとした仕事に就けないでいた。その日、彼は偶然映画の撮影に遭遇し、さらには通行人の一人として抜擢されることに…。
③ゾーヤー・アクタル監督
ヴィッキーはサッカークラブに入っていたが、全く楽しくなく不満を抱えていた。彼が本当にやりたいことはダンスであり、カトリーナ・カイフになることであった。一方、ヴィッキーの姉は友達と旅行に行きたがっており、父親に旅費を頼んでいたが、ヴィッキーのサッカー費用に使ってしまったばっかりでお金がもらえないでいた。ある日ヴィッキーは姉や母親の化粧道具で女装をして遊んでいたところ、両親に見つかってしまい…。
④アヌラーグ・カシュヤプ監督
ヴィジャイは父親の危篤に伴い、ムンバイーに向かうことになる。目的は「アミターブ・バッチャンがかじったムラッバー」を持ち帰ってくること、それが父親の願いであった。彼は意気揚々とムンバイーにあるアミターブの邸宅に向かうが、警備員に止められてしまい、そう簡単には入らせてもらえなかった。何日も何日も待ち続けるが、果たして…。
いろいろ
全部で4本のオムニバスと、お宝みたいなタイトルソング。
監督はどれも今を代表する4人(…と聞きましたw)。
インド映画に限らず監督で語れるような観方をしてこなかったので、人から見聞きした情報ばかりで自分の口で語れるものは持ってない…ので、4作それぞれの個性とか、監督の色とかは、わかりません(爆)。すまん。
ただ、どれも悪くないし(好みはあるけど)、見て損はありません。
大体1本30分程度の短編で、それぞれは気軽に観れます。時間的には。
1本ずつ休憩をはさみつつ観るのもアリ、日を分けてちょこちょこ観るのもアリ。もちろん一番のオススメは一気見ですけどね(その方が最後の歌の感動が少し大きいかも~)
100周年記念ですので、どれも映画そのものの要素がちらほら。
①カラン監督のは、路上の女の子が歌ってる歌が往年の名曲。あと、ゲイを見分ける方法(質問)が映画ネタw
②ディバーカル監督のは、チラリとリティク・ローシャンやシャー・ルク・カーンの名前が出てきたり、後半もろ映画撮影に出くわすというシチュエーション。
③ゾーヤー監督のは、まず主人公の男の子がカトリーナにあこがれてるという設定。あのヒット曲「Sheila Ki Jawani」がガッツリ流れるし、カトリーナも本人役で登場(一応、カメオ出演という枠?)。
④アヌラーグ監督のは、そのまんまアミターブ・バッチャンに会いに行く話。出てくる邸宅や警備員は本物だそう。わお! 4本の中では最初のカラン・ジョーハルのが一番映画色薄かったかも。
んだば4本それぞれの感想をば。
①
久々ラーニー(右)。ちょっと老けた~?
ゲイの人ってやっぱりゲイを嗅ぎつける能力ってあるんでしょうか?オタクがオタクを瞬時に嗅ぎ分けられるように…(←それは私) 小さな女の子の歌声が綺麗だった。そしてこの曲どこかできいたな~と思ったら勘違いでした。観たことない古い映画からでした(爆)…いやもしかしたら別の映画で引用されとったんかもしれん。
テーマはゲイでもメッセージは最後のアレだと思う。女の子も言ってたし。
あ、そういえば初ランディープ(左)でした。
②
鳥がずっと気になった。
③
男の子がかわいい。
見た目云々じゃなくて内面的な色々。お姉ちゃんとの関係も好きだなぁ。とってもほほえましくて。
カトリーナから受け取るメッセージも良くて。 4本の中だと一番好き。
出来ることなら『Tees Maar Khan』を観ておくと、よいかも。厳しい場合は、挿入曲「Sheila Ki Jawani」だけでも。
④
だんだん主人公がかわいそうになってきて。オチもかわいそうw(と言いながら草生やす自分はアカン気がする)
あとタレまみれの瓶を見て「これ食べても大丈夫なんか…」と思ってしまったのは、ムラッバー(果物のお菓子?)を初めて見るからであろうか…。いやせめて瓶いっぱいに入ったムラッバーを持って行って欲しい…なんとなく。
バッチャンのテーマソング?が良曲。
ボリウッドファンとしてはココが目玉!?なのがコチラ。
スター総出演!
次々と超有名俳優が!めったに特別出演に呼ばれたことない(気がする)シャーヒドが居る時点で発狂モノ
スターのバックで流れてる代表曲が何なのか当てるのもファンとしては楽しめるポイント!?結局観てないモノは分からなかったりもしますが…まだまだ修行が足りませぬ…orz
この動画にない前半は昔の映画から切り貼りで、往年のスターたちがわんさか。またそこも圧巻。
わたしその辺疎いので個別の名前までは分からないんだけど、ちょいちょい今でも活躍してる俳優(それこそアミターブ・バッチャンとか)もチラリと映ってて、うまく歌とつなぎ合わせてあって、わからないなりに楽しかったです。
ヒンディー語映画ファンは絶対どこか楽しめるポイントがある映画。
4本それぞれお話も見応えあります。オススメ!
リンク
4本分の予告編
「Bachchan」
バッチャンのテーマソング? 映像は本編にはなかったけど、挿入曲として④本目に。