2014年公開(インド)
出演:シャー・ルク・カーン
ディーピカー・パードゥコーン
アビシェーク・バッチャン
ボーマン・イーラーニー
ソーヌー・スード
ヴィヴァーン・シャー
ジャッキー・シュロフ
媒体:Blu-ray
言語:ヒンディー語+英語字幕
時間:179分
『恋する輪廻』のヒーロー・ヒロイン・監督再び!な2014年特に話題になった映画です。
あらすじ
チャーリー (シャー・ルク・カーン)は賭けボクシングで日銭を稼ぐ男。そんな彼には野望があった。
チャーリーの父親はハイレベルの機能を備えた金庫を売る会社の経営者であったが、ある日チャラン (ジャッキー・シュロフ)という男に騙され、会社を乗っ取られてしまった。チャーリーはそんな憎きチャランにいつか復讐したいと考えていた。
そんなチャーリーに、またとないチャンスがやってくる。チャランがドバイにある地下金庫に、莫大な価値をもつダイヤモンドを保管することを発表したのだ。チャーリーはこのダイヤモンドを盗み出し、かつて父親に起きた事と同じ目に遭わせようと考える。チャーリーは計画を実行するため、各方面に優れた技術をもつジャグ (ソーヌー・スード )、ローハン (ヴィヴァーン・シャー)、タミー (ボーマン・イーラーニー)といった仲間を集める。
しかし、彼の計画にはある問題があった…それは、ダイヤモンドを盗み出せる所に近づくには、同時期に開催される「ワールド・ダンス・チャンピオンシップ」に出場しなけらばならないことであった…。
いろいろ
※この映画大好き!って人はこの先注意です※
めっちゃ豪華です。
有名スター出演、脇役も有名どころ、ダンスあり、花火あり、そしてここ数年話題のドバイ…
揃えるもの、すべて揃えました。って感じです。
しかし…、つまんないです 。
これだけゴージャスに作っても、つまんないものはつまんないんだなぁ、って鑑賞しながら月並みなこと考えてしまう始末。
ファラーカーン、どうした??ってなりました。
クオリティ下がってきてない?
『Main Hoon Na』は最高だったんですよ。マサラ映画らしく色々な物を詰め込んであって、それでいて新しいチャレンジをしていて。女性監督って何かと社会派な映画を好む傾向があるけどこれは徹底した娯楽映画だし、しかもこれが初監督作品なんて、監督として才能あるなぁ、とも思いました。
『オーム・シャンティ・オーム』もそう。実のところそんなに好みでない部分も多いけど、やっぱりしっかりメッセージがあるし、人の心を掴むのが上手い。『Main Hoon Na』よりゴージャス度が増してるし、これが映画!って感じですよね。
3作目の『Tees Maar Khan』は一般的には駄作扱い。個人的にはこれはこれで一周まわってすきなんですけどねwナンセンスすぎてw
んでここで4作目が『Happy New Year』。
なんか、豪華な俳優陣と豪華な舞台とファンが喜ぶ演出。材料は揃ってるのになにか足りない。あなたたち、これが見たかったんでしょ?って空気がイヤミくさい。加点方式なら満点って言われてたりするけど、そもそも傑作ならそんな言われ方しないし。そんな言われ方される時点で残念な作りじゃないですか。
なんかやっつけっぽいんですよね。役者は、よく言えば力を抜いてイキイキやってました。でも、私からすると、なんか生ぬるくね??って感じ。気ごころ知れたスタッフと役者で、内輪で楽しい仕事したかったんかね?自分たちで楽しむならいいけど、これ商業映画だよね?
ダンス大会は結局ダンスで勝負してないし、ロマンスなんてあってないようなもんだし。
ギャグとか色々あって、テンションも高いし、楽しく作ってあるんですよ。でも期待とは裏腹に、時間が経つにつれじわじわ下がっていくテンション…。
直前に見た『ABCD』は『Happy New Year』よりストーリーは単純でしたけど、アツい内容ですごく満足感が残る作品でした。『Happy New Year』は『ABCD』よりも有名な役者使ってるし、お金もかかってるのに、中身が全然ない。最初の泥ボクシングみたいなファンサービスなんかどうでもいいんす。それより、メイン6人もいるんだから、役者として意外性のあるものとか、新しい境地を見せてほしかったなぁ…。
これ、どこかのシリーズもので4作目くらいで固定ファンがいて、定番の展開があって、製作者と観客で気心知れてて…って感じなら楽しく観れたかもしれない。う~ん、とても残念な映画でした。
リンク
とにかくゴージャス。動画観てる分には楽しいです。
「Lovely」
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「Manwa Laage」
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「India Waale」
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