2016年公開
出演:ヘータル・ガッダー
クリーシュ・チャブリア
監督:ナゲーシュ・ククヌール
時間:106分
言語:ヒンディー語+日本語字幕
媒体:オンライン配信(Netflix)
インドの砂漠地帯にすむ姉弟が、シャールク・カーンに会うために旅に出るというお話。日本ではこども国際映画祭in沖縄 2015で吹替え版が上映されたそうです。
あらすじ
ラージャスターンにあるチュルー村に住んでいる10歳の姉パリー(ヘータル・ガッダー)と弟チョトゥ(クリーシュ・チャブリア)は、両親と死に別れ叔父と叔母の元で暮らしている。チョトゥは3歳の時に目が見えなくなっていて、パリーが身の回りの世話をしていた。決して豊かな生活ではなく不便なこともあるが、楽しく力強く生きている姉と弟。チョトウはもうすぐ9歳の誕生日を迎えるが、パリーはそれまでに目を治すと約束をしていた。
パリーはシャー・ルク・カーンの大ファン。弟はサルマーン・カーンの大ファン。2人は叔父に連れて行ってもらう映画が大好きだった。ある日映画館の脇で、シャールクと一緒に「角膜の提供を」と書いてあるポスターを見つけたパリー。シャールクにお願いすればチョトゥの目は治ると思ったパリーは、弟を連れてジャイサルメールに向かう旅に出る。
果たして、2人はシャールクに無事会えるのか。2人の冒険が始まる…
いろいろ
んん~ほっこりする映画でした~~
ラージャスターンの砂漠を舞台に、姉と盲目の弟が旅するロードムービー。田舎の村から、300キロ離れたジャイサルメールで映画撮影中のシャールクに会いに行く、数日はかかる冒険。また、村にある青空映画館や”バイクの神”、結婚式や旅の外国人など、最初から最後までめいっぱいインドな映画です。
ロードムービーらしく、旅の中で色んな人と出会います。
どの人もなんかインドに居そうだけど居なさそうで個性的な人ばかりw
個人的には、黒いサリーを着たお姉さんがめっちゃ美人で「おお~」と唸っちゃいました。『Goliyon ki Raasleela Ram-Leela』に出てきそう~!
このお姉さんの正体は観てのお楽しみで。
あと、おじさんたちはあらゆる人がラージャスターンのカラフルターバンを巻いてたので、ターバン好きの私にはたまらんビジュアルでしたw
大人目線で見たら、姉弟は誘拐か行き倒れかって思考になりそうですよね~。旅のはじめはこの2人大丈夫なのか…って心配がw でも思いがけない出会いやトラブルに巻き込まれながら、助けられるだけじゃなくて時に助けたり、旅はなんとか進んでいきます。
姉はシャールク好きで、弟はサルマン好きという対照的な2人。通学の道でどっちのスターの話をするかは、コインで決めます。
弟の腕には、サルマンを象徴するあの腕輪。
弟めっっっっちゃ歌うまいっす。びっくり。本人の声なん?歌が上手いおかげでいい出会いもありました。
お姉ちゃんは、弟のことを一番に考える心優しい子。頭は悪くないのに、弟と一緒のクラスになるために落第になるほどです。
この2人が姉弟愛に満ちていて、ほんとにすごくほほえましいです。この姉弟のおかげで、暖かい気持ちで映画館から出てこれそうです。(観たのは家のTVだけどw)
約1時間半ですし、さほど疲れずに観れます。子ども向け映画なのかな?大人でも充分満足。台詞は姉弟がメインで難しくないので、たぶん英語字幕でもイケます。ヒンディー語もだいぶ聞き取れました。ラージャスターンや砂漠好きな方、人間愛でほっこりしたい方、常日頃シャールクに会いに行きたいと思ってる方にオススメです。
リンク
日本語字幕版視聴ページはこちらから(要会員登録)
日本語吹替えはないんですよね~。映画祭で使われたやつが有効活用されたらいいのにな、って淡い期待。
弟と外国人のマッシュアップ。いい。
「Dum-A-Dum Mast Qalandar」
「Jeene Se Bhi Zyada」
「Chal Chalein」
こちらもどうぞ
スター”シャールク”がネタになってる映画、多いですよね~。ほかの2カーンよりだいぶ多いイメージ。
名前はもじってありますが。
”サヒール・カーン”
”アールヤン・カーン”
『Shahrukh Bola Khoobsurat Hai Tu(シャールクが「君は綺麗だね」と言った)』って映画もあったなぁ。