インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

Phillauri

アヌシュカー・シャルマーが幽霊として登場するラブストーリー。幽霊は日本と同じく足が無いタイプです。

f:id:komeindiafilm:20171126103459j:plain

2017年公開

出演:アヌシュカー・シャルマー

   ディルジート・ドーサンジ

   スーラジ・シャルマー

   メヘリーン・ピールザーダー

監督:アンシャイ・ラール

時間:131分

言語:ヒンディー語/パンジャービー語+英語字幕

媒体:ブルーレイ

 

あらすじ

幼馴染アヌ(メヘリーン・ピールザーダー)との結婚を控え、カナダからパンジャーブ州へ戻ってきたカンナン(スーラジ・シャルマー)。しかし直前の占いで、悪い星の元に生まれた彼はこの先に起こる不幸を避けるために樹と結婚をしなければならないと告げられる。冗談と思うカンナンだったが、結局告げられた通り樹との結婚式を挙げることとなった。

樹と結婚式を挙げた夜、カンナンの寝室に女性の幽霊シャシ(アヌシュカー・シャルマー)が現れる。パニックになったカンナンは家族に助けを求めるが、カンナンにしか見えないその幽霊の事はだれも信じてくれない。幽霊と話すうちに、カンナンが結婚した樹に憑いていた幽霊が、樹が切り倒されたことによってカンナンの家に連れてこられた事までは分かったが、この先どうしたらいいのかは全くわからないままだった。幽霊に憑かれたままのカンナンは、アヌから「結婚したくない」「アヌ以外に好きな人がいる」などと勘違いされ、アヌとの関係が悪化してしまう。

シャシは自分の生前の出来事を思い出し、カンナンに語り始める。彼女は、フィロウルという村で医者の兄と暮らす女性だった―

 

いろいろ

マリッジブルーの青年、幼馴染の花嫁、青年と儀式的に結婚した樹に憑いていた幽霊、その幽霊の恋人・・、4人の男女がそれぞれ現在のカップルと遠い昔のカップルとして描かれるラブストーリーでした。樹と結婚、そして幽霊といった設定の突飛さはコメディタッチですが、ラブストーリーの部分はけっこう真面目。

 

昔の方はパンジャーブの田舎が舞台。現代のカラフル(特に結婚式の真っただ中だから余計にカラフル増量)に比べるとかなり地味めの色合いですが、それがまた対比っぽくてよし。フォークロアも素敵です。↓はかなりカラフルなシーン。

f:id:komeindiafilm:20171126110552j:plain

歌と詩で繋がる2人のラブストーリーです。

きっと、ヒンディー語(パンジャーブ語?)を肌で感じるくらい理解できれば、この詩の良さとか味とかもわかるんだろうなぁ~ともどかしくなりながら英語字幕読んでましたw

f:id:komeindiafilm:20171126111107j:plain

私的好きポイントは、村の看板や紙印刷物がグルムキー文字とシャームキー文字だったこと。パンジャーブが舞台の時は(読めないけど)じっくり眺めてしまいます。

f:id:komeindiafilm:20171126111617j:plain

アヌシュカっち、パンジャーブ娘やってるイメージが強いし、恋人役ディルジート氏はガッツリパンジャーブ俳優だし、しっくりしすぎである(褒め言葉)。

 

若い衆のほう?現代パートのカンナンとアヌ役、スーラジ・シャルマーとメヘリーン・ピールザーダーはまだ新人ぽいフレッシュな空気を醸してましたが、

f:id:komeindiafilm:20171126113021j:plain

なんだかんだでスーラジは「ライフ・オブ・パイ」でデビュー後5本目の作品だし、メヘリーンは「Krishna Gaadi Veera Prema Gaadha」でヒロイン役張ってるしで、芸的な意味では慣れてて上手い感じの演技でした。メヘリーンはパンジャーブ出身だそうです。もしかしてパンジャーブ繋がりでの起用だったりするのかな?

スーラジくん、わたし「Umrika」で見てたんですけど(ライフオブパイは観てない)、「Umrika」の田舎青年が今時の都会っ子みたいな見た目になってて、びっくりしました。

f:id:komeindiafilm:20171126113541j:plain

 

 

 

とてもよい映画でした。そしてとてもボリウッドっぽいつくり。(変にひねくれてなくて)ストレートに楽しめて好感の持てる映画でした。クライマックスはティッシュ5枚分くらい泣きましたw オススメです。

 

リンク

「Sahiba」

ブルーレイは歌に字幕ついてたしカッコ書きもあったり丁寧でした(DVDもかな?)

 

「Whats Up」アップテンポでボリウッドっぽい曲

 

これはプロモーション用なので本編になし

「Naughty Billo」