インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

2017年12月に観たインド映画

あけましておめでとうございます!

新年早々ですが、家でだらだら映画を観ていたら風邪っぽくなりました。若干だるいし、くしゃみも出ます。寒気もします。まあ寒気は部屋が寒いせいですが。

 

さて。2017年の映画鑑賞のまとめを大晦日滑り込みで書いたんですが、12月だけのまとめの方がまだでした。総まとめの後に小まとめなので順番が逆のようですが、いや…、まあ…、いつも月またいで書いてるので12月もまたいじゃっていいかな~とw

それでは参りましょー!

 

Dangal

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12月一発目は、4月に日本での劇場公開を控えたアーミルのスポ根映画。公開までがまんしちゃおうかなとおも思ったんですが、以前からディスクを買ってあったし、このまま観ないでしまわれるのも勿体ないかなとw あと公開が近づくと色々ネタが流れてきそうなのでさっさと観ることにしました(観るまでは完全封印派)。

正統派スポ根でした!近い時期にサルマーン・カーンが同じくレスリングを題材にした『Sultan』を出していたので、ちょっと比較対象にしてしまいました。『Sultan』が途中から方向転換した映画だとすると、『Dangal』はドドドストレートなレスリング映画かな~と。(ストレート『Dangal』も変化球『Sultan』どちらも面白かったですよ。)

そういえば『Dangal』も『Sultan』も第一線で活躍する女性アスリートがメインで出てくるのが興味深かったです。

4月の公開が楽しみですね!

 

Richie

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カンナダ語映画『Ulidavaru Kandanthe』のタミル語リメイク作品。マラヤーラム語映画俳優ニヴィン・ポーリがタミル語映画界デビューで出演…っていう説明する側もされる側も脳みそ混乱しそうな前置きはさておき…。

海辺の村に暮らすギャングたち3人が殺される事件を、ギャングの幼馴染である記者が取材するという形でお話が展開されます。色々な人の話を聞くうちに、点と点が線で繋がったり、過去と現在をつなぐ伏線があったり…。その辺は分かると面白かったですが、終盤までちょっと英語字幕が難しかったです。日本語字幕あればいけたかなぁw

あと、人が虎に扮してダンスする祭り(プリカリ?)があったり、プラカーシュ・ラージが神父さん役で出てたり、南インド好きにはオイシイところもありました。

 

Tubelight

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サルマーン兄さん×カビール・カーン監督『Bajrangi Bhaijaan』コンビの感動大作…という触れ込みで公開されたものの、大コケしたやつ。レビューもあんまり芳しくなかったんですが、DVDだけ出てくれたので早速観ました(Blu-rayは今のところなし)。

評判ほど悪くなかったです。っていうか良かったです。環境的に観る前にどうしても先に興行収入とかレビューが先に来るので先入観なしには観れないのが悲しいところですけど…。老若男女にわかりやすいメッセージがくみ取れるし、あったかい話だし、悪くはないと思うんですけどね…。あとあのサルマーンのキャラが受け入れられるかな~くらいか。

 

バーフバリ王の凱旋

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満を持して公開!のバーフバリ続編!

いや~凄かったですね!29日公開日に観に行って、年明け1日にも行ってきましたw 今回は好きなシーンがたくさんあって、あのシーンもう一回観たい!という思いが前作より強かったです。好きなシーンは、お忍び旅行でバーフ氏がボンクラ息子ごっこやってるところと、闘いが絵画的になっているところ。

欲を言えば、タマンナーをもっと拝みたかったなぁ~ってw カットなし現地版のディスクを手に入れようか考えているところです。

 

Kyun! Ho Gaya Na...

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ここから年末年始にさしかかったということで、どっぷり毎日映画三昧!この年末年始は何故かアトラクション性を持たせようと、買ったっきり積んだままの在庫と買ったばかりのディスクを混ぜてくじ引きにしてみました。どれを観るかは天の思し召し!w

そんなこんなで、一発目がアイシュとヴィヴェークのラブストーリーです。

これがなかなか切なかった!好きな人に振り向いてもらえないどころか気付いてももらえてなかった悲しさとか、自分の気持ちに気付いたと思ったら相手は別の人と…みたいなもどかしさとか、すごく伝わってくる…!!こういうの、かなり好きかも。この頃のボリウッドにありがちな"中盤からストーリー脱線"を挟みつつも、たっぷりとかわいいアイシュとヴィヴェーク(この頃はアイドル的)が堪能できます。ボリウッドラブストーリー好きならオススメです。

ちょっとミュージカルっぽいダンスが面白いです(最近だと『Jagga Jasoos』であった感じの)。あと、カージャル・アガルワールが密かにこれでデビューしてました。台詞があるかないかレベルですが…。

 

Nanban

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『きっと、うまくいく』のタミル語リメイク版…と言えば、もうストーリーは説明しなくていいかなw 『きっと、うまくいく』との違いはキャストとダンスシーンくらいでした。

ずいぶん前に買ってあったのだけど(それはもう年単位でw)、何故か字幕なし版だと勘違いしてて(ジャケにでかでかと英語字幕って書いてあったにも関わらず)、長いこと放置してしまっていたなぁ~と。もうストーリーは知っているも同然だったので、英語字幕でもあんまり苦ではなかったですw

オリジナルとタミル版どちらの方が良かったかは決められないんだけど、ダンスシーンはタミル版の方が華やかだったかも。ファンタジー的な演出もあったし。

あ、某お屋敷に尋ねに行くシーン。確かオリジナルはシムラーだったけど、こっちはウーティーになってました。避暑地ウーティーいつか行ってみたい。

 

Biriyani

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ビリヤニを食べに行ったばっかりに、セクシーなお姉さんの罠にはめられ、殺人の犯人に仕立て上げられた!!っていう、文字じゃイマイチ状況が理解できないお話の映画です。観たらわかります。マジでビリヤニの所為で!!!!?な巻き込まれ型クライムコメディー。警察から逃れつつ、色んな人を巻き込みつつ、自分を嵌めた真犯人を探すため大騒ぎ!

主演はカールティとハンシカちゃん。カールティはスーリヤさんの弟です。この『Biriyani』を撮ったヴェンカット・プラブ監督はスーリヤさんと2015年に『Massu Engira Masilamani』を撮ってるんですけど、ぶっちゃけ『Biriyani』の方が面白かったですw

お酒とセクシーなお姉さんには注意しましょう!

 

Baadshaho

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『Biriyani』まではくじ引きだったんですけど、大晦日になったので「今年公開されたやつは今年のうちに観ておきたいよね!」ってことでこちらは滑り込みで2017年内鑑賞。

ラジャスタンのマハラニ(イリアナ・デクルーズ)が持ってる財宝が、中央政府の権力者(わかる人にはわかる人物描写)に差し押さえられた!マハラニは旧知のボディーガード(アジャイさん)にお宝奪還を依頼するが…。

中央政府側の軍人役ヴィドゥユト・ジャームワール氏の登場がすごかった!ムキムキの上半身裸か~ら~の~ジョードプル路地横断アクション!(ジョードプルっぽかったけど違うかも)筋肉好きにはたまらん演出やでほんま!!!

お話は最後ちょっと不完全燃焼でしたがw

 

A Gentleman

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こちらも大晦日滑り込み鑑賞のやつ。シッダールト・マルホトラが二役のアクションコメディー。シッダールトくん好きなんですよ。モデルみたいにシュッとしてるし優しそうだしイケメンの塊みたいな感じが超いいw

マイアミでマイホームを買ったばかりのゴウラブは、同僚でガールフレンドのカヴィヤからは”家庭的すぎてつまんない男”と思われている。一方でムンバイを拠点とする諜報機関で働くリシは、凄腕工作員ながらも実は家庭を持って普通の人間として暮らすことに憧れている。そんなある日ゴウラブのマイホームに物騒な男が乗り込んできてから、ゴウラブの平穏な生活に暗雲が…。

イメージはリティクの『Bang Bang!』でほぼ間違いないですw 予告からは分からなかった仕掛けに「おっ!」となりつつ、銃ぶっぱなし、爆発あり、セクシー筋肉あり、と非常にオイシイ映画でございました。友達と観て賑やかに楽しめるタイプのやつです。今度のIFFJに来てくれないかなぁ~!

観たばかりの興奮もあったかもしれないですが、2017年年間お気に入り5位に入れておきましたw