Tiger Zinda Hai - インド映画でちょっと休憩

伝説のスパイ・タイガーが帰ってきた！

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2017年公開

出演：サルマーン・カーン（タイガー）

　　　カトリーナ・カイフ（ゾーヤー）

　　　ギリーシュ・カルナード（シェノイ）

　　　アナント・ヴィダート・シャルマー（カラン）

　　　アヌプリヤー・ゴーエンカー（プールナ）

　　　パレーシュ・ラーワル

監督：アリー・アッバース・ザファル

時間：158分

言語：ヒンディー語+英語字幕

媒体：PC（iTunes）

あらすじ

インド諜報機関RAWの元スパイ・タイガーと、元パキスタン諜報機関ISIエージェント・ゾーヤーが姿を消してから早8年―

イラクのティクリートではアブー・ウスマーン率いるイスラーム過激派組織ISCが活動を繰り広げていた。ISCとイラク軍との銃撃戦の最中、ウスマーンが負傷。緊急に医者が必要になったISCのメンバーたちは、偶然その場に居合わせていたバスに乗っていた看護師たちまとめて病院を占拠してしまう。看護師たちはインドとパキスタン出身であった。

アメリカ他欧米諸国は病院を丸ごと空爆する計画を立てる。それでは看護師が助からないため困ったインド側は、表向きは死んだことになっているスパイ・タイガーをミッションに呼び戻すことにする…。

いろいろ

2012年に公開された人気アクション映画『Ek Tha Tiger（タイガー伝説のスパイ）』の続編、シリーズ第2弾です。前作はちょうどこのブログを始めるちょっと前に「ボリウッド4」の1本として公開されたんですよね～！

あの頃の思い出が蘇る…。

『Ek Tha Tiger／タイガー　伝説のスパイ』は超快作！

インド人とパキスタン人が恋に落ちるロミジュリ的要素と、スパイならではの逃亡劇とが上手く調理されて面白い作品です。私のインド映画ベスト10に入るくらい好きな映画。

そんな作品の続編というわけで、続編製作のニュースを聞いた時はそりゃあもう大興奮でしたｗ

前作が公開されたから次作も日本で公開されてくれないかな…と期待しちゃうんですが、とはいえ前作は『きっと、うまくいく』の影に隠れてちょっとバーター的(？)というかおまけ的な公開だったし、結局そんなに話題にならなかったしで、配給さんもきっと続編に注目しちゃいなさそうだからあんまり期待できない…よね…。

今回の『Tiger Zinda Hai』（訳：タイガーは生きている）は、『Ek Tha Tiger』で姿を消した（機関的には死んだことになっている）タイガーが、難ミッションをクリアできるのはこの男しかいないだろうということで呼び戻されて活躍する話です。

（2作目でやっと仕事人タイガーとしての本領発揮!?）

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ぶっちゃけ、今作は前作の面白いところがあまり生きてないかな…と思う内容でした。というのも、前作はスパイが活躍するけどスパイ映画っぽいストーリーではなく、脱スパイな話が主になっていて、そこに面白さが詰まっているものでした。今回は主人公がスパイとして普通の経歴を持っていないとはいえ、凄腕エージェント的な役割として普通に難ミッションに挑む形をとっていて、”普通のスパイ映画”の枠から出ていない印象でした。もちろん過去の事象を生かしたインド・パキスタンの構図やタイガーにかかる不信用度などが出てくる箇所もありましたが、だいぶあっさりしたものかな～と。序盤を除いてはほぼイラクを中心にした救出劇のみでストーリーが進むので、前作にあったボリウッドらしい脱線もさほどなく。（この辺は先にご覧になった方も仰っている…）そう言った意味ではインド映画じゃなくても観れそうな内容でした。

そうなると、アリー・アッバース・ザファル監督じゃなくてカビール・カーン監督続投してくれればもっといい作品になったんじゃないかな～って思いがよぎるんですが…。（アリー・アッバース・ザファル監督も好きですよ！『Mere Brother Ki Dulhan』『Sultan』とかお気に入りです）前作が大好きなのでどうしても比べちゃうんですよね…ｗ

インド・パキスタンタッグはよかったです。インド映画だしタイガーはやっぱりそれがないとね！

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