インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

2018年7月に観たインド映画

今月観た映画は11本。真面目にTwitterに感想書いていたのでほぼそのまとめ+加筆になります。

今回は予告動画付けられるもの付けてみました。気になる映画あったら是非観てくださいな!

 

Irumbu Thirai

2018年/タミル語+英語

f:id:komeindiafilm:20180708183147j:plain

軍人のカーティル(ヴィシャール)は新兵教官。故郷で暮らす妹が結婚したいと望んでいることを知るが、そのためには持参金100万ルピーを用意しなければいけなかった。すぐに用意できるお金の他に、ローンを組むことになった彼らだったが、その矢先、いつの間にか大金が銀行から盗まれていることに気付く。実はその裏では、インドの多くの人を狙ったハッキングが行われていた…。

面白かった!主人公もラスボスも頭脳戦みたいなとこがあって飽きなかった~。比較的最近始まったインドのAadhaar制度も出てきたよ。時事問題&お金の話だったから難しいところもあったけどね…。

予告:https://www.youtube.com/watch?v=3n3L428I8MQ

 

De Dana Dan

2009年/ヒンディー語

f:id:komeindiafilm:20180804102858j:plain

いや~~凄まじかったwボリウッドコメディーの真髄を見たwwww(←大げさに言っております)お話は『Housefull』シリーズみたいな、誰が誰にとって誰なのやら…みたいなドタバタ系。AさんとBさんとして人違いされるとか、本人はそのつもりないのに別の目的で現れたと勘違いされるとか…。ほんと「ひどい」って言葉似合うwww(でも好きw)総勢30人くらいの大人がひっちゃかめっちゃか、最後にはシンガポールの5つ星巨大ホテルが…(以下ネタバレのため省略

予告:https://www.youtube.com/watch?v=oBMW4EticlQ

 

Mr. Perfect

2011年/テルグ語

f:id:komeindiafilm:20180804103204j:plain

自分を譲ることが嫌いなヴィッキー(プラバース)は、幼少期に交流のあったプリヤー(カージャル・アガルワール)とお見合いをすることに。お互い良い雰囲気になったが、自分のために価値観を曲げるプリヤーの思考が理解できず、婚約直前に別れを切り出してしまい…

プラバースが笑うたび、ほんと可愛いなって…。顔くしゃくしゃに笑うシーンがあったはずなんだけどどこだっけ…?健気なカージャルもかわいい。お話はまぁ普通でした。

 

Yogi

2007年/テルグ語

f:id:komeindiafilm:20180804103616j:plain

田舎から都市に働きに出てきたイーシュワル(プラバース)は、不運なことに街のやくざに狙われ、返り討ちに殺してしまう。刑務所から出てきた彼は成り行きでヨーギと名乗り、そしてギャングとなっていく。一方で、彼の母親は村へ連れて帰ろうと消息を探しにやって来る。しかしめぼしい手掛かりは無く…

結末はなんとなく知ってたのであんまり感想はありません!(サーセン!)何度も至近距離で遭遇する母子がすさまじいすれ違いっぷりだった!元々はカンナダ映画『Jogi』で、こちらはリメイク。ダヌシュ主演のタミルリメイク版『Parattai Engira Azhagu Sundaram』もあります。

 

Soodhu Kavvum

2013年/タミル語

f:id:komeindiafilm:20180804102718j:plain

立て続けに仕事をなくしたパガラヴァン・ケーサヴァン・セーカルの3人は、誘拐をして生計を立てているダース(ヴィジャイ・セートゥパティ)と出会い、仲間になる。そんな彼らの元に、復讐のため大臣の息子を誘拐してほしいという男がやってきた。ダース達は渋々仕事を請け負うが…っていうクライムコメディ。

楽しかった&面白かったよ~。いつもダースの隣に居るシャールー(サンシター・シェッティ)にしょっちゅう衣装替えがあって、ファッションショーみたいで可愛かった 水着もあるしw

誘拐した男には実は企みがあって計画話にぐいぐい参加してくるとことか、大臣が怒ってサイコな警官を呼んで転勤させてくるとか、ダースたちが追い詰められたところで怪しい人物に助け求めるとか、先が読めないから緊張するけど大体がワチャワチャしてて笑いながら観れました!台詞多いけどすごく難しくはない…はず。

予告:https://www.youtube.com/watch?v=aaQuRwnwH54

 

Darling

2010年/テルグ語

f:id:komeindiafilm:20180804104228j:plain

大学生のプラバース(プラバース)は、父親の学友の娘で15年前に会ったきりのナンディニ(カージャル・アガルワール)にずっと恋をしていた。彼女はスイスで暮らしていてずっと会えずじまいだったが、父親の同窓グループが家族ぐるみで休暇を取るという話になり、プラバースはこれを機にナンディニと特別な関係になろうとするが…

これ好きー!!当たりだ!車は吹っ飛ばないけど楽しいシーンいっぱいあるしエモーショナルだった…。

プラバースの衣装の話なんですけど、首周りが凄く開いていて、セキュリティが甘いぞ…って思いました。

7月はプラバースの映画の頻度が高かったんですが、今手元にあるDVDを全部観ておこうと思ったからでした。一旦気になるものは全て観たので、残りはまたのんびり鑑賞したいと思います。

 

Arundhati

2009年/テルグ語

f:id:komeindiafilm:20180804104946j:plain

結婚を控えたアルンダティ(アヌシュカー・シェッティ)は、祖父の居る田舎にやってくる。そこには廃墟となった城があった。城には、昔王族であったアルンダティの先祖と因縁のある悪霊が封印されていたが、その悪霊は自身の封印を解いて復讐を成し遂げようとしていた。そして彼女の周りで次々とおかしな事が起き始め…。

怖くないけど面白かった!映像が凄まじいわ!ホラーって言うより血の気が多かったですwヒンドゥーっぽい要素に対抗するイスラム的呪術?っていう構図が好きです。ともすればイスラム的なほうが少数派で悪として扱われがちなところに、救済側にいたのが個人的にツボだったのかも。インドのホラーはその日の夜怖くなったりしないから観れる…

 

Oru Vadakkan Selfie

2015年/マラヤーラム語

f:id:komeindiafilm:20180804105337j:plain

工科大学生のウメーシュ(ニヴィン・ポーリ)は、試験をパスできず親に将来を心配される始末。映画監督を夢見た彼は単身チェンナイに向かうが、それもすぐに諦めて田舎に戻ってくる。しかし偶然にも隣の家の女の子も家出しており、一緒に駆け落ちしたと勘違いされた彼は彼女を連れ戻すことを命令され…。

買うだけ買って溜めてしまってるニヴィン君映画消費!

序盤のボンクラちゃんたちがわちゃわちゃしてるくだりはイントロダクションだから話が動かずフーンて感じなんだけど、ノリで短編映画撮り始めたところから→家出して→今度は女の子捜しに行って→最後はサスペンス風味…ってところはなかなか面白かった!あ、あとボビー・シンハーがゲストに出てました。

予告:https://www.youtube.com/watch?v=7s0uX2u6b5w

 

October

2018年/ヒンディー語

f:id:komeindiafilm:20180804110054j:plain

あらすじはネタバレになっちゃうかもなので割愛します~。

ヴァルン・ダワン主演。静かな映画だった。ちょっと寒そうな空気が漂ってるとことか、メランコリックな雰囲気が素敵。ちょっとだけ出てきたKullu(ヒマーチャル・プラデーシュ州)の映像がキレイで本筋とあまり関係ないけど好き。

こういう映画はちょっと消化しきれない(嫌いとかではなくずっと内容を考えてしまう)から感想らしい答えが出せないまま時が過ぎていく…。いまちゃんと予告編観たら結構何の話か分かる感じになってるけど観る前は分かんなかったなぁ…。予告編はサスペンスっぽさがありますね。

予告:https://www.youtube.com/watch?v=7vracgLyJwI

 

Aankhen

2002年/ヒンディー語

f:id:komeindiafilm:20180804102735j:plain

自身の暴力的な性格の所為で長年務めた銀行を首になったラージプート氏(アミターブ)。逆恨みした彼は、視覚障害の人を使った銀行強盗を思いつく。ヴィシュワース(アクシャイ・クマール)・アルジュン(アルジュン・ラームパール)・イリヤース(パレーシュ・ラーワル)の3人を集め、盲学校の教師ネーハー(スシュミター・セーン)を使って訓練させるが…。

グラサンかけてる3人が盲目のキャラクターです。今度続編があるとかないとかのニュースがあったので鑑賞。視覚障害者は銀行強盗なぞできるわけがなかろうという先入観を逆手に取ったお話なんだけど、それが見事に効いててバッチリ!しかも最後までその設定が仕掛けられててどうなるかわからないハラハラドキドキの内容だった!笑いはあんまりなくてほぼシリアス。ヴィシュワース・アルジュン・イリヤースの3人がかわいいです。

 

Junga

2018年/タミル語

f:id:komeindiafilm:20180804113141j:plain

バスの車掌さんをやっていたジュンガー(ヴィジャイ・セートゥパティ)は、喧嘩をしたことが母親に知られたのをきっかけに、実はマフィアの家系であったことを知る。落ちぶれたチェンナイの映画館を再建するためにヤクザ稼業を開始。しかし映画館は取り壊される寸前であった。彼は権利者のチェッティヤールの元に交渉に行くが、バカにされてしまう。怒ったジュンガーはパリ留学中というチェッティヤールの娘ヤーリニ(サーイシャー・サイガル)の誘拐を計画し…。

ヴィジャイ・セートゥパティ主演のアクションコメディ。元カノとの別れ方が超くだらなかったり誘拐計画は他人に先手取られたりと賑やかな映画でした。台詞が多くて理解するのが大変だった(実際分からないところ多かった)けど、なんかキャラみんな楽しそうだから私も楽しい!て感じでハッピーw

予告:https://www.youtube.com/watch?v=G4g2Kg6wXBc

【補足メモ】「ヤーリニ」って名前は「யாழினி」って書きます。アルファベットだとYazhini。「ヤジニ」っぽいアルファベットになるんですが(実際ヤジニって名前の料理屋さんもある)、zhはざっくり分けるとラ行になるため、この場合も「ジ」より「リ」が比較的近い音になります(日本語でふつうに発音する「リ」とは厳密には異なりますが…)。「タミル(தமிழ்)」も「ル」が同じ子音です。Tamizhと書かれることもあります。タミル語のラ行は他にも「ள」とか「ற」とか「ர」とか「ல」とかがある…エグい…。…っていうので私初めて知った時びっくりしたし、zhで疑問に思ってる人を数人見かけたのでメモでした。

 

 

8月はちょっと鑑賞本数セーブかお休みの予定です。(後半禁断症状でいっぱい観るかもしれませんがw)少ない場合は9月のまとめと一緒にします~。