2018年公開
出演:ハリーシュ・カリヤーン
ライザー・ウィルソン
アーナンド・バーブ
監督:イラン
時間:145分
言語:タミル語+英語字幕
媒体:ネット配信(Zee5)
あらすじ
いつも窓の外に見える隣のオフィスの女の子に恋するシュリー(ハリーシュ・カリヤーン)は、彼女が働く姿を眺めるのが日課だった。しかし、その女の子が居なくなってしまったと思ったら、自分の働くオフィスに入社してきた。驚くシュリーだったが、これはチャンスと考え、その女の子シンドゥことシンドゥジャー(ライザー・ウィルソン)に声をかけようとするが、うまくいかない。
やっとこさ自己紹介に成功したシュリーとシンドゥは、パーティーに行ったり一緒に通勤するなど次第に仲良くなる。エレベーターでキスをする。盛り上がったままシンドゥの家でセックスをするが、その後シュリーがシンドゥに告白すると、シンドゥに「そんなつもりじゃなかった。友達としか考えられない」と言われてしまう。彼女は現代的なだけでなく、かなり奔放な女性だった…。
いろいろ
中産階級の青年が恋したりカノジョの言動に一喜一憂したりがめちゃめちゃウブだな~!
「Pyaar Prema Kaadhal」は全部「愛」って意味の単語で、「Pyaar」がヒンディー語、「Prema」はサンスクリット語、「Kaadhal」はタミル語。STRの曲「The Love Anthem」の歌詞から取ったタイトルだそうです。
ウブな彼に比べて彼女は堂々としているというか余裕たっぷりというか、キスしたりセックスしたからってお付き合いするわけじゃなくて、あくまでソレとお付き合いは別。そんな女の子居ないとは言わないけど、かなり自由な…。それは彼女が育った家庭も多少影響してるんだけど。けっこう振り回されるシュリー。彼より先の時代を生きる彼女は同棲(live in)も提案します。女の子側が結婚より同棲を提案するのは『Luka Chuppi』もそうだったなぁ。やっぱり家族も交えて話題のネタなんだろうか。
女の子の家の方がお金持ちそうで、一昔前だとロミオとジュリエットみたいな話になりそうだけど、2人が働くのはIT会社でちゃんと稼いでるし、親の好みはあるけど格差に言及するほどじゃないし、この物語で起きる問題は基本的に2人の間だけのことだけ。そこが現代っぽいし日本人でも共感しやすいと思う。
共感しやすいついでにひとつ。
彼女にはLAでレストランを開くっていう夢があって、その夢を叶えるのと結婚とで選択を迫られる。男性は結婚しても大きく変わらないけど、女性は結婚後子供が生まれたらどうしても子供中心になるし(←一般論です)、特に彼女の夢は海外だし叶えるのが難しくなっちゃう。彼女は性格がキツめなこともあって一見かなり頑固に見えるんだけど…、そりゃそーだわ、彼女の気持ちわかるわ…諦められないものってあるわな…私にもあるわ…って思いました。いくら2人の関係が平等なものでも、何かを犠牲にしなきゃいけなくなるんだったら、結婚したら諦められるってものじゃなかったら、ねぇ。
ほぼ初めましてのハリーシュ・カリヤーン、可愛かった…。
風のないオフィスで風が吹く…恋の予感…
『Jersey』の冒頭と最後に出てくる主人公の息子役が最初に出会ったやつかな。あれは特別出演だった。
可愛いのでファンになりました。
ライザー・ウィルソンちゃんの方は、時々別人に見えて戸惑ったwなんでだろう、角度かメイクのせいか…?
こちらもほぼ初めましてで、覚えてないけど『Velaiilla Pattadhari 2』で秘書役で出てたらしい~!
2人ともインド各地で人気のリアリティ番組「Bigg Boss」(タミル版)で有名になったそうです。
あとあと、シンドゥのパパがめっちゃロマンスグレー眼鏡ダンディーだった。やばみ
パパ役アーナンド・バーブは見たことないな~って思ったら久しぶりの映画出演のようす。最近のしか観ないから出会わないわけだわ~。『Aadhavan』に出てたみたいだけど、本作と見た目が違うから思い出せないw
シュリーのパパもめっちゃ薄いドーサとかハート型のドーサ焼いてはしゃいでた。かわいい。というか映画に出てくる人ほとんどソフトだった。誰も死なないし心臓に優しいですw
キスしたいが高まってエレベーター何度も昇り降りするのめっちゃウケたし
ウブすぎる男の子微笑ましいしで
オススメのロマンティックコメディーです。
リンク
「Hold Me Now」アゼルバイジャンロケ~~!!
「High On Love」ウブ男子の高揚ソング
「Surprise Me」同棲ラブラブソング