2019年公開
出演:ナーニ
プリヤンカー・アルルモーハン
サランニャー・ポンヴァンナン
監督:ヴィクラム・K・クマール
時間:155分
言語:テルグ語+英語字幕
媒体:スクリーン(さいたまスキップシティ)
あらすじ
ある夜の銀行に強盗が入る。6人組の銀行強盗たちは速やかに作戦を遂行するが、最後の最後逃げる直前に1人が裏切り、5人はその場で射殺されてしまう。裏切った1人はそのまま警察の手からも逃れ、30億ルピーと共に行方知れずとなっていた。
14か月後─。プリヤ、ヴァララクシュミ、スワーティ、チンヌたちのもとに、ある会社からプレゼント当選のお知らせが届く。彼女たちは喜んで呼ばれた場所に来るが、そこは会社でもなんでもなくサラスワティという老婆が暮らすアパートだった。サラスワティは集まった4人に、自分たちはそれぞれあの銀行強盗によって殺された男たちの遺族であること、また殺した人物に復讐することを提案する。
サラスワティは復讐の計画として、犯人より頭がいい人物が必要と考える。彼女は、これまで28冊もの復讐小説を書いている作家"ペンシル・パールタサーラティ"という人物に協力を依頼しようとする。彼女たちはさっそく作家の自宅を訪ねるが、そこでは洋画を観ながら台詞をそのまま自身の小説に書き起こしているペンシルの姿があった。そう、彼はオリジナルの小説を作っているわけではなく、パクリ作家であった。
ペンシルの実態に落胆する彼女たちだったが、成り行きでそのまま彼に復讐の手伝いを依頼する。完全なボランティアでしかないその依頼をはじめは拒否するペンシルだったが、これをきっかけに初めてのオリジナル小説が書けると勧められ、協力することに決める。
そうして、ペンシルと5人の女性による復讐劇が始まるが…。
いろいろ
楽しかった~!
復讐の話なんだけど、どこまでもコメディ要素があって根が明るいというか、軽快というか。緩急とテンポも良くてあっという間!
みんなボケとツッコミ次々入れ替わるほどたくさん応酬してるw
監督は『24』も最高だったヴィクラム・K・クマールで、今回期待度高めで観たのだけど期待を裏切らなかった!最高!
リベンジャーズ・アッセンブル…
みんな可愛い…
サングラスで形から入るリベンジャーズ、可愛い…
かといって毎度きっちりキメてくるわけじゃなくて、
いざグラサンかけるとこ!ってところで「持ってないわよ~家に置いてきたもの」って…。
どこまでもボケ倒す…可愛い。
プリヤは婚約者、ヴァララクシュミは息子、スワーティは兄、チンヌは父、サラスワティは孫をそれぞれ殺された人たち。
みんな家族を殺された悲しみを持ちつつ、彼らがなぜ強盗をやろうとしてたかもわからず、残された自分たちは社会の中では非力な方で、事件から14か月の間に気持ちに折り合いをつけようとしてたところで、まだ深い傷が癒されなかったり、折り合いをつけられなかった部分もありってところで、復讐するに至ったんだけど、その14か月って時間の長さがそうなのか、もともとの彼女たちの性格なのか、復讐譚なのだけど目が血走る血沸き肉躍るって雰囲気までいってなくて、ちょっとユルくて、そこがインドの復讐映画としては新鮮でした。ほらインド映画って、人が殺された瞬間にカマ持って復讐に出かけるっていうイメージじゃない?(偏見)
あとみんな身内が殺されたせいでほぼ孤独な身の上になっちゃってる人たちなんだけど、家族ドラマでもありました。
いろいろあるけど特に、チンヌの誕生日のシーンが…めっちゃ泣ける…!!おばちゃん最近こういうのに弱いんだわ!!
吉本新喜劇かってくらいギャグが畳みかけてきますよ
ナーニ君はやはりギャグタッチが絡んでこそ光るものがあるな、って思いました。そこは単なる私の好みでもありますが。
めっちゃナーニ君調だと思ったのはこのシーン(予告から3コマ漫画でどうぞ)
※日本語字幕はYoutubeの自動翻訳です
自らボケつつ小物感もありついでに庇護欲を掻き立てられる…!(庇護欲は人による?w)
ペンシルっていうその"パクリ"小説家って設定がまたね!ナーニ君っぽい!似合う!さすがはナチュラルスター!ズルいわぁ~!!あとちょっとむっつりスケベです。
小説家っていうのを活かしてちょっとメタ的な演出があるのも楽しいっすね。
ナーニ君映画の中で結構上位の面白さです。
字幕が常に2行表示されてるんじゃないかってくらい台詞は多いものの、専門用語は少なくてだいたいわかる内容でした。辞書引けない環境で専門用語はキツいからな!ギャグシーンもだいたいわかる。そしてあれやこれや色々な疑問も話が進んでいく間に説明される感じ。難しすぎはしないから多分大丈夫です。
リンク
音楽はアニルド君!タミル畑の音楽監督ですがテルグ映画を手掛けるのはこれが3本目、前回もナーニ君ので『Jersey』
「Gang-u Leader」
一番ヒットしてるのはこれかな。プロモ風ソング(キャラ紹介ソング)&ダンスだから本編には使われないだろうと思っていたら短縮版が本編に付いててわーい!
長尺版はYoutubeのみかな?
ロマンチック枠「Ninnu Chuse Anandamlo」
「Hoyna Hoyna」
Hoynaはどういう意味だろうと思って字幕注視したんですが英語もそのまんまでしたw
↑この冒頭シーンに2019ベストシーン賞あげたい
カーリー!「Ra Ra」
アニルド君の曲好きすぎていつもより多く貼ってしまうw
おまけ
おまけその1
今回ふと思ったことがネットで話題になっててワロタ
— ふるえるとり@書籍重版御礼🙏 (@torikaworks) September 21, 2019
おまけその2
上映会で観ました
ナーニ君が『Jersey』に続いて「上映される系俳優」に繰り上げされたんがおばちゃん嬉しいわ…