2019年公開
出演:シッダールト・マルホートラ
パリニーティ・チョープラー
アパルシャクティ・クラーナー
ジャーヴェード・ジャーフリー
チャンダン・ローイ・サーニヤール
監督:プラシャーント・シン
時間:139分
言語:ヒンディー語+英語字幕
媒体:ネット配信(Zee5)
あらすじ
まだ幼いころ、アバイとバブリーは恋人同士だったが、バブリーが引っ越しするのをきっかけに離れ離れになってしまった。
アバイ(シッダールト・マルホートラ)の父親フクム・デーヴ・シン(ジャーヴェード・ジャーフリー)は有力者で、次の選挙での勝利を狙っていた。その支持獲得のためとお金のため、花嫁側からの持参金を求めて結婚を了承しない一家から花婿を誘拐し力づくで結婚させる"強制結婚"を請け負っていた。アバイはそれを「サプライズ・パーティー」と呼んでいた。そんな強制結婚がバブリー(パリニーティ・チョープラー)の友人の結婚式でも行われ、偶然2人は再会する。ほどなくして2人はデートを重ねるようになる。
バブリーの父親ドゥニヤラール(サンジャイ・ミシュラー)は娘の結婚を急いでいた。しかし適任だと思った花婿候補パップーの父親は、予算以上の高額な持参金を要求してくる。ドゥニヤラールは予算の金額を使って強制結婚の依頼をするが、その話の行き違いでバブリーはアバイが花婿だと勘違いして舞い上がる。フクム・デーヴ・シンから仕事を託されたアバイは複雑な感情を抱きつつも父親には逆らえずパップーを誘拐しようとする。
しかしすんでのところで横やりが入り、ドゥニヤラールが希望する強制結婚はフクム・デーヴ・シン側が一方的にキャンセルすることになった。アバイはパップーを連れてくる代わりにドゥニヤラールのお金を返却しにやってくる。その会話の最中に「バブリーは好きではない」と言ってしまったアバイ。それを聞いたバブリーは彼が結婚を断ったと思い深く傷つく。
バブリーはアバイの行った仕打ちに怒り、なんと逆にアバイを誘拐し強制結婚しようと計画するが…。
いろいろ
強制結婚を仕切るけど自分はまだ結婚してない主人公が、自身の結婚と恋人を目の前にして、何のために行動するか、人生の選択をすることになる話。
ラブコメディーです。
目には目を、的なパリニーティ最高かよ。ミイラ取りをミイラにさせる!かっこいー!パリニーティはやっぱりこんなチャキチャキな江戸っ子、勝気な娘が超似合う。「てやんでぇ!」とか言ってほしい。
そして根は優しい男が似合うシッダールトがお相手で、甘辛MIXコーデ、みたいな。
ちなみに2人は『Hasee Toh Phasee』から2度目の共演です。リアルで結婚してほしいくらいお似合いコンビ。20cmくらいの身長差も萌える。パリニーティが高いヒール履いててもまだある身長差。
お人よしそうすぎて、そんなゴロツキ的な強制結婚請負人の役ってシッダールトに務まるのか、みたいなちょっと不安はあったけど、自分の意志とは逆に強い父親に逆らえない息子という弱い部分を抱えたキャラクターだったから、予想よりはシッダールトのイメージに近いところがあって安心した。
きっと現実の強制結婚はもっと深刻な問題だと思うけど…ドキュメンタリーか何かもあったよな。ダウリー(持参金)要求も強制結婚もあかんぜよ。もちろんこの辺についてはやりっぱなしではなく台詞のなかで映画としてのメッセージを残してます。ストーリーの性質上あらゆる人を奮い立たせるほどの強いものではないですが、普遍的なわかりやすいメッセージでした。
ちなみに今回弱い立場として出てきたダウリー問題、逆にこっちを悪用する話『Daawat-e-Ishq』ってやつもあって、こっちにもパリニーティが出ててます。『Jabariya Jodi』の雰囲気が好きだったら『Daawat-e-Ishq』も多分楽しめると思います。
インド映画の十八番、主人公のために何でもやってくれる親友は彼女側にいました。
↑アパルシャクティ・クラーナー、最近ホントによく見かけるようになったし、脇として出るポジションも格上になってきた。
あと、チャンダン・ローイ・サーニヤールが出ていたことに観た後で気が付いてびっくりした。「…いたっけ…?あ!いたわ!」って感じ。観てる間に気が付けなくてごめんよ…わりとずっとシッダールトの傍にいるので見つけやすいです。↓
ビハール州にあるさほど大きくはない町が舞台ですが結婚式シーンをはじめその他でも色使いが鮮やかで、普段着にぎやかだしダンス曲もあって、明るいボリウッドって感じで目に楽しいです。私好きなタイプの映画でとても楽しめました!
リンク
予告篇
アイテムソングかな~「Zilla Hilela」
ちょっと妄想ソングもあるよ
「Dhoonde Akhiyaan」
こういうのが来ると本編観る前から100点あげたくなっちゃう「Khadke Glassy」