インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画

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2019年公開

原題:Mission Mangal

出演:アクシャイ・クマール

   ヴィディヤー・バーラン

   ソーナークシー・シンハー

   タープスィー・パンヌー

   ニティヤ・メーノーン

監督:ジャガン・シャクティ

時間:2時間10分

言語:ヒンディー語+英語字幕

媒体:ネット配信(Hotstar)

 

あらすじ

2010年にインド宇宙研究機関ISROが打ち上げた通信衛星「GSLV-F06」は打ち上げに失敗した。

チームを率いるラケーシュ・ダワン(アクシャイ・クマール)は、火星探査機マンガルヤーンのプロジェクトに左遷される。マンガルヤーンに充てられた予算はとても厳しいもので、不可能なミッションだと思われていた。しかし、プロジェクト・ディレクターのタラ・シンデー(ヴィディヤー・バーラン)が思いついたアイデアのおかげで、一筋の光が見えた。チームに必要な専門家が、2人の元に集められる。

しかし、チャンドラヤーン2のプロジェクトが発表されると、マンガルヤーンへの予算はさらに半分に削られることになった。成功の可能性は1%にも満たないと言われるラケーシュだったが、それでも彼にはチャレンジしない理由など存在しなかった…。

 

いろいろ

2014年に打ち上げられたマンガルヤーンについての実話です。これは当時私もニュース見た気がする。

まだ最近で記憶に新しい出来事なので、インド人にとってはこの喜びと感動をシャアするための映画なのかなーって思いました。

私の場合、インド人でなければ宇宙に凄い興味があるわけでもなかったので、一歩引いたところから眺めるテンションで観てました。外部の人って感じですw 

 

アクシャイ・クマールはちょっと変な科学者の役です。

とはいえマッドサイエンティストってほどではないw 独身でマイペースでって感じ。

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他に主演を張れる俳優たちが脇を固めていたので、最近のアクシャイ映画の中では影が薄い方でした。今回は個人じゃなくてチームの話だったので、アクシャイの印象が薄くてもわ悪いってわけではないですが。ヴィディヤー・バーランの方が仕事とプライベートとで色々出てくるから出演時間も長かったかもしれない。

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母ちゃんかっこよかったなぁ~。

ってわけでプチ・オールスター映画でした。

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ソナークシー・シンハー、タープスィー・パンヌー、ニティヤ・メーノーン。それとシャルマン・ジョーシーは『フェラーリの運ぶ夢』以来久しぶりに観たわ…ちょっとだけ老けてました。キーリティ・クルハーリー(右端)はほかの出演者に比べたらまだ知名度そんなでもないかな。『PINK』に出てます。

 

単純な感想で申し訳ないけど、インテリジェンスな人たちかっこいいな~って思いました。ハイレベルで私には到底わからない世界だ…。

 

専門的な話なので難しい部分が多く日本語字幕くれー!と叫びたくなりますが、映画に出てくる会話は極力簡単なものにしてくれていると思います。

ここ最近流行っている伝記・実話ものの類で、教科書通りに起伏しながら話が進むので、まぁ優等生だねって感じの映画でした。(このジャンルは多すぎて最近ちょっと飽きましたw)

NASAでやるようなミッションとは違って超低予算でやるこのミッションは、足りないことはアイデアでカバーってところが日本で作っても共通する部分ありそうな…?宇宙に興味ある人にはきっと刺さると思います。インド独自の社会問題を扱った映画よりも理解しやすいかもしれない。日本で公開ブームに乗って来てもおかしくないなぁ~って思う映画でした。