インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

アクション!!

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2019年公開

出演:ヴィシャール

   タマンナー

   ヨーギ・バーブ

監督:スンダル C.

言語:タミル語+日本語字幕

時間:151分

媒体:DVD

 

あらすじ

民進党の協議会の最中、インド軍人スバーシュ(ヴィシャール)の父親のタミル・ナードゥ州首相は、スバーシュの兄サラヴァナン(ラームキ)にすべてを引き継ぎ政界から引退すると宣言する。そんなスピーチの最中、会場はテロリストによる攻撃で甚大な被害を被る。

スバーシュの婚約者ミーラ(アイシュワリヤー・レクシュミ)はその騒動の裏でテロリストに殺されていた。さらにこのテロはサラヴァナンが第一容疑者になってしまう。国家進歩党党首が巻き込まれ死亡したのは、民進党のサラヴァナンがライバルを蹴落とすためだという世論で、周囲では暴動に発展していた。サラヴァナンは自分は無実だという証拠を持っていたため記者会見を開こうとしたが、それより前に自殺してしまう。

サラヴァナンの死は、自殺に見せかけた殺人であった。調査をすると、首にタトゥーがある女の姿が犯人に浮かび上がる。兄と恋人をほぼ同時に失ったスバーシュは、この裏に潜むテロの首謀者を突き止めようと、相棒ディヤ(タマンナー)と共に世界に飛ぶが…。

 

いろいろ

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タミルの推し俳優の一人ヴィシャールがとうとう日本に上陸じゃ!!

DVDスルーだけども!大きな一歩じゃ!!ヴィシャールって確か映画祭はおろかオープンな上映会でもまだなかったんじゃ?コンスタントに映画出てるし手足長くてアクションかっこいいんだけど、日本で観る機会がなくてなかなかファンが増えんでの…このDVDで3億人くらいふえることを願っとるよ。

それにスンダルC監督は上陸してるの『アルナーチャラム』くらいかな。『Theeya Velai Seiyyanum Kumaru』が大好きなので、名前聞いただけで無条件に「観る~!」ってなる監督さんです。

それにタマンナーとヨギバブちゃんもいるよ!個人的にとても嬉しいキャスティングです。

 

 

インドの他にトルコ・イギリス・アゼルバイジャン・パキスタンへと飛び回るうえ、各地で息をもつかせぬアクションを展開。多分この映画が日本に買われたのはこのアクションのおかげかな~と思う感じでした。世界が舞台になる面からも、インド風アクションというよりは欧米風アクションといった方がしっくり来るかも?パルクールだったりバイクチェイスだったりと色々シチュエーションに趣向を凝らして、定番のいっぱい詰め込みました!って勢い。

ハッキングとかも割と当たり前に出てきます。ハッキングのときは我らがヨギバブちゃんが活躍する瞬間です。

 

ストーリーは、復讐半分スパイ半分って感じでした。兄や恋人の死に直接関わっている人を追うのだから十八番の復讐目的はもちろん、職業的にもテロ組織は追いつめないといけないし。血が煮えたぎるような骨の髄まで復讐かっていうと案外仕事っぷりは冷静…?

インドって国家権力を使って敵組織を追う時、RAW(インド版CIA的な組織)かもしくは同じくらいインド軍の人が主導になることありますね、今回も軍でした。世界的にはよく知らないんだけど、インド以外でも軍の人がスパイみたいな働きをするのだろうか…?ちょっと気になる。

 

ヴィシャール知らない人にとってはあんまりタミルヒーロー俳優っぽく見えないかもだけど、でもヴィシャール俳優として色々やっててすごいんだよ~他も観てみてね!って感じです。コメディもアクションもシリアスもできるし器用だと思う。

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(インドのスター俳優陣は各言語でそれぞれ個性あるよね タミルは地元愛、テルグはパワー系って感じ ヒンディーはロマンス味がある)

 

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ディヤのポジションが中途半端での~。恋愛パートの役割をさせたいのかさせたくないのかよくわからんかった…。この中途半端さならいっそ恋心一切ナシで相棒のみとか、もっとがっつり恋愛させるかのどっちかに寄せてほしかったかな~。ここが本作で一番引っかかったところでしたね。タマンナーちゃん出番多いけども、微妙に美味しくないポジションだったような…。

ヴィシャールとの恋愛パートは死んじゃう婚約者ミーラがメインでした。

 

この作品は女優さんの谷間にモザイク入っちゃってました。作品によってモザイクは入ったり入らなかったりするんだけどなんだろうね、私は初めて遭遇するものじゃなかったから途中でモザイクのこと忘れるくらいだったんだけど、この映画をたまたま手に取った感じのインド映画初心者の人はびっくりしてるっぽいですね。

認証審査のタイミングで厳しさ変わっちゃうらしいからそのせいかもですね。(適当)

 

 

まあ書いた通りちょっと個人的に引っかかるポイントはあったんですが、一定のクオリティはクリアしていて、それ以上を期待したかしなかったかの違いかな~って思いましたw

アクションシーンはインドで好評だったみたいなので、まだまだ日本上陸のバリエーションが少ないタミル映画の、世界の広さを示すってところでの価値もあるかなと思います!

 

リンク

「Nee Sirichalum(あなたの笑顔)」

 

「Azhage(美しい人よ)」

 

「Maula Maula」タマちゃんムスリマファッションめっちゃ似合うな

 

アクション!! [DVD]

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  • 発売日: 2020/11/04
  • メディア: DVD