2020年公開
出演:アッル・アルジュン
プージャー・ヘーグデー
タッブー
ジャヤラーム
ムラリー・シャルマ
監督:トリヴィクラム・スリニヴァス
時間:165分
言語:テルグ語+英語字幕
媒体:スクリーン(池袋Humax)
あらすじ
ARKインダストリーズの長ARK(サチン・ケーデーカル)の下で書記として働くヴァルミキ(ムラリー・シャルマ)に、息子が生まれる。同じ病院ではARKの娘(タッブー)と結婚し会社の跡取りとなったラーマチャンドラ(ジャヤラーム)の息子も生まれていた。ふとしたきっかけで、ヴァルミキは2人の赤ちゃんを取り換えてしまう。それを知った病院の看護師はヴァルミキを止めようとするが、揉みあっているうちに看護師は足を滑らせ階上から落下し、意識不明の重体になってしまう。
誰にも知られないまま、ヴァルミキの息子はラーマチャンドラの子供ラージ・マノーハルとして、ラーマチャンドラの息子はヴァルミキの子供バントゥとして成長する。ヴァルミキは実の息子の方は可愛がったが、自分の家にいるラーマチャンドラの息子に対してはぞんざい態度を取っていた。そのため、バントゥが成長するころには、父子の関係は冷え切っていた。
バントゥ(アッル・アルジュン)は旅行会社に就職する。そこの上司アムリヤ(プージャー・ヘーグデー)を好きになるが、アムリヤは家の繋がりでラージ・マノーハルと婚約状態になってしまう。一方でバントゥはラーマチャンドラの命を助ける出来事をきっかけにARKに気に入られ、家に出入りするようになるが…
いろいろ
『Naa Peru Surya, Naa Illu India』以来のアッル・アルジュン映画です。1年半ぶりか。2019年はアッル・アルジュン映画なかったんだね~。
思っていた以上にアッル・アルジュンが屋台骨な映画。でも、序盤での"赤ちゃんを取り換える"っていうのがその先を期待させるもので、アッル・アルジュンが出てくる前からわりかしテンションが上がる内容でした。
アッル・アルジュンが演じるのは、中産階級(多分)の家庭で育ったけど実は大きな資産家一家の生まれという男バントゥ。本当だったらいいとこの坊ちゃんなのに、運命のいたずらで本人は知らずに…。父親はのっけからああなので生まれてから今までずっと毒親なのだけど、母親はちゃんと愛情持って育てたのですごい悲惨な状況ってほどではなかったです。でもバントゥが中盤で発した「どうしたら父親に愛されるかずっと探していた」という台詞で、生意気で人を恐れない振舞いをしていた彼にも辛いものがあったんだなぁ、と心に刺さるものはありました。
やー、ヴァルミキのやったことがけっこうヤバイ。しかしサラっと描かれているからあまりヤバさを感じない。なんならコメディ要員になってる。バントゥがあらゆる人を手玉にとったりおちょくったりするから、ヴァルミキもたじたじな状況で。はやりアッル・アルジュンのキャラクターイメージがまるっと映画に詰め込まれていて雰囲気を作ってるから、軽い気分で楽しく観られるってのがでかいですね。
ぶっちゃけアッル・アルジュンだったら、逆にもう一方の息子の方を演じていても成立したかもしれないなって思いました。いいとこの坊ちゃんとして育てられたけど、実はヴァルミキの息子っていう。アッル・アルジュンの荒々しいところはそういう設定にもしっくりくるのではないか、ってちょっと想像した感じです。もちろんお話はガラッと変わっちゃうと思いますけどね。
観たいなーとおもったのはプージャー・ヘーグデーが出てるからでした。彼女テルグ映画の出演が多いのよね。
(ちょっと変顔)
可愛かった~~でもなんか露出が多かったw 彼女には日本でここ最近流行ってたサラっとした生地のロングスカートも履いてほしい。きっと似合う。
あ、あとアクションが凄かった!
かっこよくキメながら敵を倒すのは相変わらずスローモーション盛り盛りなんだけど、それがさらにすごくなってきてる。
口で説明ができないんだけど、とにかく倒される輩も含めて諸々の流れがナナメ上の動きで、観ている方から笑いが出てくるくらいの奇想天外さ。
なんだかハリウッドアクションとは全然違う進化を遂げてないか!???役者スタイル映画の極致や!
とりあえずちょっとアクションシーン観てほしい。動画があったらすかさず貼ってたわよ…。
リンク
予告
「Sittharala Sirapadu」
この民謡みたいなテンポの曲でつぎつぎ敵が倒されていくのよね、最高だったよこのシーン。動画出てくれるかな~?
まだダンス動画出揃ってない
メイキング貼ろう