インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

デュオ(Chopsticks)

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2019年公開

出演:ミティラー・パールカル

   アバイ・デーオール

   ヴィジャイ・ラーズ

監督:サチン・ヤルディ

言語:ヒンディー語+日本語字幕

時間:100分

媒体:Netflix

 

あらすじ

買ったばかりの新車を納車当日に盗まれてしまったニルマ(ミティラー・パールカル)。途方に暮れた彼女は、紹介してもらった"アーティスト"という男性に車探しを依頼する。アーティスト(アバイ・デーオール)はピッキングのプロだが長い間捕まったことがない謎の男だった。裏社会との繋がりがあるアーティストのツテを借りて、盗難車はすぐに見つかったが、ニルマがそこにたどり着く頃には、車はバラバラに解体されていて…。

 

いろいろ

Netflixオリジナル映画です。

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普通なら出会うことのなかった2人がひょんなきっかけで出会って、それぞれの生き方に変化が訪れるお話。

主に盗難車を探す以外は、女の子の成長物語です♪

 

主人公ニルマが可愛いんだよね。見た目の可愛さもあるけど大きなところはキャラクターの愛おしさですね。

最初同僚にダサ子って言われるくらい冴えないし小動物みたいにビクビクしてるけど、ここぞというときに頑張らないといけなくて、その場面を経て度胸を身に着けたり意思表示がしっかりできるようになったりするところが感情移入して応援できてとても良いです。

 

主に『Raanjhanaa』『Happy Bhag Jayegi』の影響なんですが、アバイ・デーオールってどことなく物腰柔らかくて、すごいお人よしではないけど悪い人にも見えないんですよね、そういうところ結構好きです。

あとはなんだかんだ安定感ある役者さんだよなぁ、と思って、この人が出てるなら大丈夫かなと観るに至った次第です。

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映画としては規模が小さいお話、というか他の幕の内弁当みたいな濃厚インド映画と比較してですけど軽食くらいの軽めのシンプルなお話でした。ショートドラマって感じ。100分あるから実際ショートドラマよりは長いんだけど、受け取りとしてはそんな感じですね。だからといって薄っぺらすぎるわけじゃなくて、そこそこちゃんとはしてました。起承転結あるし。

 

全世界に発信してるNetflixオリジナル映画にしてはムンバイの地元やインドに関するネタが仕込まれてて、これインド映画初めて観る人って分かるのかな?って思いました。CBIとか。あと地元駅名とか。私はCBIって聞いてすぐわかるけどさ、一応字幕で「中央捜査局」(だっけ?)ってルビみたいな表現されてたけどさ。まあこれが謎解き映画で地元ネタが謎解きの鍵ってわけじゃないから大したことないし、全世界に発信といっても視聴の第一ターゲットはインドの人だろうから大したことじゃないから批評ってわけじゃないんですが、どういった思惑で作っているのかな~っていう素朴な疑問ね。

 

ヤギさん出てきます~ヤギさん映画。

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バーフバリって名前wwwwwwバーフバリの影響凄いね。もう紀元前・紀元後みたいなバーフバリ前・バーフバリ後って感じ。

今回のバーフバリは完全にネタでしたけど。

ヤギさんでかい!!このヤギに蹴られたら普通に怪我しそう。インドに初めて行ったとき、町にいる野良犬が意外と大型犬ばっかりでビビったのと近い衝撃(わかりにくい例え)

飼い主はヴィジャイ・ラーズが演じるムンバイのギャング。ヴィジャイ・ラーズの露出ほんと最近増えたね~よく会う(そして観る度白く…)

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髭でそうだとわかるムスリムのおじさん役。

 

(Netflix映画のとき毎度言ってるような気がしますが)重厚な大作じゃないので覚悟決めて観るというよりは気軽にチャレンジできるタイプの映画です。ライトに映画を楽しみたいときにオススメ。

 

リンク

予告

 

あんまり本編と関係なさそうなプロモ動画w

 

本編冒頭の納車シーン