2020年公開
出演:ナワーズッディーン・シッディーキー
ナーサル
インディラ・ティワーリー
アークシャト・ダース
監督:スディール・ミシュラー
時間:1時間54分
言語:ヒンディー語+日本語字幕
媒体:Netflix
あらすじ
ムンバイの国立基礎研究所でアルヴィンド・アチャリヤ博士(ナーサル)の助手を務めるアヤン・マニ(ナワーズッディーン・シッディーキー)。妻のオジャとの間に一人息子アディ(アークシャト・ダース)が生まれる。
低下層向けアパートで暮らしているアヤンは、博士のように格下を邪険にする人々を嫌っている一方で、自分の息子には高度な教育を受けさせて彼らのように不自由ない暮らしをさせたいと願っていた。はじめにエリート層の入り口英語教育学校にお受験させるが、あえなく落とされてしまう。
6年後、英語学校に通うアディは、科学大会で優勝し、学校の先生にもわからない科学的に高度な発言をするような子供になっていた。マニ一家はシュードラ階級で低下層向けアパートに暮らしていたため、そんなところから科学の天才が誕生したと世間ではセンセーショナルになるが、実はこれはアヤンが仕組んだプランだった。アヤンに合わせて芝居を打つアディだったが、本当の自分と違うことを強いられていることに、次第に均衡が崩れていく…。
いろいろ
これどう受け止めたらええんやろなぁw
主人公の間違った選択を反面教師にするのかっていうほど説教時見てる感じもしないし、人の裏を知って笑うようなコメディでもないし、かといって取り返しのつかない事柄で観たこと後悔するほど落ち込むストーリーでもないしな~。シリアスな雰囲気ではあるんだけど。(タイトルとかけたわけではない)
地位や教育格差があるインド社会の歪みってところかなぁ…?
解釈は人それぞれかもしれませんね!(←考えるのをやめた)
アヤンは国立基礎研究所で助手を務めるくらいなのでそこそこ学はあるんだと思いますが、一方で「教育が大事なことだと気が付いたころには手遅れだった」と言っていたので、エリート層の仕事に就けるようなところまでは上がれなかったってことかな…?秘書て感じなんだけど、お給料とかよくないのかな…??
そんな彼が息子を神童に仕立て上げるシナリオは、傍から見てると「途中までうまくいったとしても息子が大人になるまでにいつかバレるでしょ…」って感じで少々粗が見えるものなんだけど、主人公はその辺はどういう結末を迎えさせようとしてたのかが気になる。大学あたりまで送り出せればあとはなんとかなるって考えだったのかな~?
息子くんがとても可愛くて…
めっちゃ健気なのが愛おしくもあり可哀想でもあり…
主人公が間違った方向に導いてる分毒親一歩手前なんだけど、父親に愛されようと約束を守って期待に応えようと無理をする姿がいじらしい。
(「毒親一歩手前」って書いたのは、親子仲が良好だからひどい毒親まではいかないと思ったからで、人によってはこれは完全に毒親かもしれん)
やっぱりまだ子供で自分の世界が家族と近所しかなくて経験値が少ないのもあって、友達のこともめちゃめちゃ真剣に受け止めるし…。
この子にはうんと明るい未来が待っててほしいなぁ。
リンク
「Raat Hai Kaala」なんかクラシック映画の曲みたいな響きですね
これは本編にないプロモ用