1979年公開
監督:G・アラビンダン
言語:マラヤーラム語+日本語字幕
時間:90分
媒体:スクリーン(有楽町朝日ホール)
あらすじ
のどかな村に暮らす少年チンダン。ある日、村にクンマッティという老人が訪れる。不思議ないで立ちに興味を持つチンダンと友人たちは、次第に老人と仲良くなる。しばらくして放浪の身の老人は村を発とうとするが、彼を慕うチンダンたちは引き留めようとする。老人が最後に魔法を見せると言い、子供たちを動物に変えてしまうが…。
いろいろ
たびたび映画祭で上映される本作は、2021年の東京フィルメックスで修復版が上映。それを観に行ってきました。
「ハーメルンの笛吹き男」のような、普通の子供と不思議な世界の繋がりのお話。
舞踊やお面といったビジュアルにおける文化的な側面や広々とした村との近代化と切り離された雰囲気は好きだけど、傑作と言われる所以が肌で理解できず…。
この人はなぜあの場であの行動を取った?という引っかかりがあって、その後の感情に付いていけないところもあり。昔の映画って微妙に理解しきれない行動が起こるシーンあるんだよなぁ…。
映画と自分の情緒が合わなかったといえばそれまでだけど、何度も映画祭で上映される名作と言われる作品を堪能しきれなかったと思うと不完全燃焼っすね…。可能性として、自分が何かをくみ取り切れてなくて、それを色々と細かく説明されれば理解できるかも?と思うんですが、説明されても印象が180度変わってお気に入りになるということがないので何とも言えぬ(結局好きって肌感だったりするじゃないですか)。
後半はワンちゃんがめちゃめちゃ可愛かったな~!!ストーリー的に子犬かな。比較対象が大型犬だったからオトナ犬でも子犬に見えてしまいそうな画だった。寝てる(寝込んでる?)だけでもかわい~の!