2015年公開
出演:ジェイヤム・ラヴィ
アルヴィンド・スワーミ
ナヤンターラー
ナーサル
監督:モーハン・ラージャー
言語:タミル語+英語字幕
時間:158分
媒体:ネット配信(SunNXT)
あらすじ
スイスの製薬会社の経営者兼社会活動家のアンジェリーナは、タミルの貧しい人にも手に入れられる安いジェネリック薬の導入を考えていた。しかしインドの製薬研究者で厚生大臣の息子シッダールタ(アルヴィンド・スワーミ)は、自分の利権が脅かされるとしてアンジェリーナに対し警戒していた。彼だけでなく、製薬業界・鉱業・マフィアのそれぞれの大物も絡んでいた。
警察官候補生のミトラン(ジェイヤム・ラヴィ)は同じ候補生4人たちと、警察の手が及ばない事件の解決に密かに挑んでいた。それぞれの事件は単発的に起きていると思われていたが、実は裏では件の製薬に関わる政治と経済的独占に絡んでいたものだった。ミトランはその解決をライフワークとしていたが、ミトランがシッダールタの存在にたどり着いたとき、それは過酷なものになっていき…。
いろいろ
ジェイヤム・ラヴィとアルヴィンド・スワーミの『Bogan』が面白かったので、遡る形でそれより2年前に公開されたこちらのも観てみた次第でございます。『Thani Oruvan』はこの年のヒット作だそうです。
ちなみに『Thani Oruvan』の成功に続く形でジェイヤムとアルヴィンド共演の『Bogan』が企画されたというわけじゃないみたいですw
ストーリーの一番面白い部分はというと、シッダールトの策略でミトランの胸元に密かに埋め込まれたGPS+盗聴器の存在ってところでしょうかね。これのせいでミトランにとって非常に不利な状況が生まれます。ミトランが何かを声に出していうたびにシッダールトが先手を打てる状況だったので、シッダールトは常に高みの見物って感じw
ヒロインはナヤンターラー。主人公と同じ警察関連職・科学捜査班かな、なのでちょっとミトランの捜査にもかかわってくるのでお飾り過ぎないというところはナヤンターラーに合ってたと思います。が、一方で、事件一辺倒な主人公にゾッコンなヒロインの図&途中まで主人公の眼中になかったってところが、今のナヤンターラーを考えるとちょっと勿体ないかなぁ~、ちょっと存在感が薄かったかな~と思いました。ヒーローに惚れこんで追いかけるヒロインの図は男性スター作品だとよくあるけれども、ナヤンターラーも今やかなりのスターなので…。
2015年当時に観たら違和感なかったかもな。
実のところ今回『Thani Oruvan』はヒット作のわりにあまり私の心には響いてこなくて。しかしなにがあんまりだったのかもよくわからずw
アクションスリラーとしてダメという作品ではないので、個人的にはハマらなかったけど、オススメしないってほどじゃないです。インドの観客からはお墨付きなので、キャストとか題材とか何か惹かれるポイントがあったら観てもいいと思います。
リンク
予告編
「Kannala Kannala」
「Kadhal Cricket」