2021年公開
出演:ナーニ
ジャガパティ・バーブ
リートゥ・ヴァルマ
アイシュワリヤー・ラジェーシュ
ナーサル
監督:シヴァ・ニルヴァーナ
言語:テルグ語+英語字幕
時間:2時間25分
媒体:Amazon Prime(アメリカ)
あらすじ
農地問題を抱えるブーデーヴィプラム村では、いつもいざこざが絶えなかった。特に地主のアーディセーシュ・ナーイドゥ(ナーサル)の一家とセリ・ナーイドゥ(ラーマラージュー)の一家の対立が激しかったが、セリがいざこざの最中に農民に殺されてしまい、獰猛な長男ヴィーテンドラ(ダニエル・バーラージ)が後を継ぐことになった。そして対立は悪化の一途をたどっていた。
地主のアーディセーシュ一家には亡くなった最初の妻の子供であるボース(ジャガパティ・バーブ)とジャガディーシュ(ナーニ)、現在の妻アルジュナンマ(パールヴァティ.T)の子供ガンガー(デーヴァダルシニ)ほかがそれぞれ家族を持ち一緒に暮らしていた。血の繋がりはないものの仲睦まじく暮らしていたが、家長のアーディセーシュが発作で急死してしまう。父の死をきっかけに、長男のボースは遺産を独り占めしようと、ジャガディーシュが不在のうちに対立するヴィーテンドラ一家と手を組み自分の家族を裏切ってしまう。ジャガディーシュは追い出されたアルジュナンマたちを見て、ボースを止めようとするが…。
いろいろ
例に漏れずコロナ禍や映画館のチケット価格の問題により幾度の延期が行われましたが、やっとガネーシュ・チャトゥルティーに合わせてAmazon Primeでリリースされました。
ナーニ君の完全新作にテンション上がって、リリース当日に鑑賞。やった!リリースされたてほやほや!テルグ映画半年ぶり…
インドの田舎の大家族を軸に、ザ・ファミリーもの!って感じの映画です。
この監督&ナーニ君の前作『Ninnu Kori』で失恋するナーニ君がまあまあ可哀想な話でしんどかったんだけど(海外旅行先で観た楽しいテンションでもカバーできなかったくらいw)、そのときと比較したら今回のはつよつよ主人公&バイオレンスありのテルグ王道要素満載で安心しましたな。
主人公一家の家族構成だけを切り取ると、王道かと言われるとそうでもない感じはしますが、家族愛としてのスタンスは王道です。
家長と最初のお母さんの息子2人(次男が主人公)、それと二番目のお母さんとその連れ子でお姉さん2人と弟(声が出なくて喋れない)、かな?二番目のお母さんの娘たちのほうが主人公より年上だったので連れ子だと思います。多分。これだけでも若干ややこしいのですがそこに長男の奥さんと娘、お姉さんたちの旦那と娘がいるので序盤は誰が誰やらw(でもここにまとめたのである程度は理解しやすいと思う!)
そこに家長が死んで残された継母・継子の関係で血の繋がりか、今まで一緒に暮らしてきた絆かを問うことになります。
父ちゃんはちゃんと遺書の手続きしときなよ…とか多少ツッコミどころはありましたが、変にひねくれてない内容で健康的に楽しめる作品です。
インターミッションのとっておきネタが一番気分盛り上がりました!このページに書いてあるのは前半の部分だけなのでご安心を。
配信リリースだからか、インターミッション入るところがカットされていた雰囲気あります。シーンの切り替わりでなんとなくここかな?って感じです。
のほほんキャラ&ストーリーが多いナチュラルスターから「なりけすた」なんて台詞が聞けるなんて!!!(過去作にもあるかもしれん)(覚えてない)
※なりけすたはちゃんぺすたより"殺すぞ度"が強いお言葉
ナチュラルスターの称号に違わずラブコメとか非バイオレンス作が多いイメージのナーニ君ですが、最近はなんだかんだテルグみ強い映画増えました。
今回は冒頭からナタが出てくるし、血も飛ぶし、何度か腕ちょん切られるシーンあるし、首チョンパ描写はなかったけど台詞には出てきた気がする。あ、でも腕切りは若干間接的に見せてるから苦手な人でもギリギリ大丈夫かもしれない(保証はしません)
土地・金問題がメインテーマなので、少々字幕が難しかったです。ほやほやで観てあらすじ予習できなかったせいもあるかもしれない。いまはwikipediaにあらすじ載ってるので大丈夫…ですが、さっき見たら結末まで書いてあったので気を付けてね!
Amazon Primeで観るならブラウザごと機械翻訳できるので、それに頼るのもアリかも。
初めて見た略語があったので調べてみました
MRO=Mandal Revenue Officer(土地とかを書類的に処理する行政官)
ZPTC election=地方議会で地元から立候補する人の選挙?合ってるかわからんけど政治の選挙ってわかればOK
VRO…わからん!MROの下でお仕事してました
リンク
ダンス動画まだあんまり出てない
予告編
タイトルソング
タイトルソングが流れるところはアクションシーンになっておりましたぞ
おまけ
ちなみにタイトルの"Tuck"は英語の「押し込む」とか「まくり上げる」です。
"Jagadish"は主人公の名前。
Tuckについては台詞で言及されてましたが、この意味以上になにかあるのかはようわからんかった…