2022年公開
出演:アクシャイ・クマール
クリティ・サーノーン
アルシャド・ワルシー
パンカジ・トリパーティー
ジャクリーン・フェルナンデス
プラティーク・バッバル
アビマニュ・シン
監督:ファルハード・サームジー
言語:ヒンディー語+英語字幕
時間:149分
媒体:スクリーン(キネカ大森)
あらすじ
新人監督のマイラ(クリティ・サーノーン)は新作映画の制作に追われていた。リアルなギャング像を求めた彼女は、実在するギャングの取材を計画する。彼女は周囲の反対を押し切り、ギャングの中のギャングで警察も恐れるバッチャン・パーンデー(アクシャイ・クマール)に注目。バッチャンは自身の敵であれば殺人も厭わない、非道な男として有名だった。
ムンバイからバッチャンの拠点バーグワに赴くが、バッチャンは想像以上に凶悪な人物で迂闊に近づけるような状況になかった。マイラのリサーチがうまく進まずうかうかしていうるち、逆にバッチャンがマイラの存在に気付いてしまい…。
いろいろ
タミル映画『Jigarthanda/ジガルタンダ』のリメイク。
タミル・ニューウェーブの乾いたブラックコメディから、ヒンディー・ニューウェーブ(そういうのってある?)にはならず、ボリウッドらしい明るいコメディへと変貌を遂げました。監督は『Entertainment』『Housefull4』と同じ…と言えばコメディの種類もなんとなくイメージつく人もいるかもしれません。コメディとしてはそれよりもうちょい落ち着いてますが、笑いの種類がオリジナルよりは大衆向け、もしくは分かりやすい単純な類いが追加されています。
ほかの改変ポイントは、新人監督が男→女、ギャングの恋バナ追加、ダンスシーン追加、ダンスシーン削除、ヒロインがいなくなり、親友ポジの役割追加、若干の湿っぽさ追加…などなど。美味しいところは引き継ぎつつ、足し算引き算の試行錯誤は行われている印象でした。特に興味深い変化は、主人公の親友兼ナビの役割が若干増えていたところですかね。
オリジナル(もしくは最初に観たやつ)原理主義だからこの例でも『Jigarthanda』の方が好きではあるけれども、『Bachchhan Paandey』のアプローチはこれはこれで狙いどころとかコンセプトがわかりやすくてアリかなって感じでした。リメイクにはモヤモヤするパターンもあるんだけど今回はそういう程はなかったかな〜。
バッチャン・パーンデー、ヴィジュアルがインパクトあったので撮影前から楽しみにしてました。
が、のちファーストルックからはちょち見た目変わりましたね。服着て落ち着いたような、義眼でよりハードになったような…。
あ、そうそう『きっと、またあえる』のへべれけ(チェス強い人)が出演してました。バッチャンの部下でポルノ映画好きのオジサン。プラティーク・バッバルと一緒に『きっと、またあえる』組。
スクリーンで観た際に一番盛り上がってたのはパンカジおじさんでした。アクシャイより盛り上がってびっくりした。指笛鳴ってた。いつも脇役出演なのにそんな人気だったん!?いや私も超好きだが!
↑これは"股間タッチ(crotch-grabbing)"ミームのコピーって言われてるやつ(下ネタ!)
ストーリー上の主人公役クリティちゃんはあれだけ濃いキャラ&脇役俳優が揃ってる中頑張ってた!じゅうぶんです!アッキーがメインぽくてタイトルすらアッキーのキャラ名だからもうちょい影薄くなるのではと思ってたけど主人公としてはちゃんと機能してた。
これ主演はアッキーってことなんだよね多分。そこも『Jigarthanda』とは違うな。
リンク
「MaarKhayegaa」
南インド映画によくある自己紹介ソング的な。画がつよつよでだんだん笑えてくる
「Meri Jaan Meri Jaan」たぶんこの映像使われてなかったと思う この2人そこまで恋愛モードにはならなかった。
「Heer Raanjhana」ジャクリーンは特別出演的な時間数