インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

Hey! Sinamika

2022年公開

出演:ドゥルカル・サルマーン

   アディティ・ラーオ・ハイダリー

   カージャル・アガルワール

監督:ブリンダ

言語:タミル語+英語字幕

時間:148分

媒体:Netflix(英語設定)

 

あらすじ

運命的な出会いから2年。ヤーラン(ドゥルカル・サルマーン)と結婚したモウナ(アディティ・ラーオ・ハイダリー)は、専業主夫のヤーランの止まらないお喋りや食事コントロールなどにすっかり辟易していた。建築系の会社に勤めるモウナは、1年程のポンディシェリへの長期出張の機会を手に入れる。これでしばらく夫から離れて自由な暮らしを送れると喜び勇む彼女だったが、家の管理でついていくことができないと言っていたはずの夫は彼女に相談なく付いてきてしまっていた。

束の間の希望も消えて絶望した彼女はとうとう離婚を考え、隣に住む精神科医マラルヴィリ(カージャル・アガルワール)に夫を誘惑してもらい、離婚の糸口にしようとする。しかしいざマラルヴィリがヤーランに接近すると、モウナはいい気分がしなくなり…。

 

いろいろ

『Theri』や『pk』などの振付師ブリンダが映画監督としてデビュー。ストーリーは、ポルトガル映画『Un novio para mi mujer』のリメイクだそうです。リメイクにあたって、離婚をしようとするのが男から女、誘惑されるのが女から男へと、役割の性別が逆転しています。

映画タイトルは『O Kadhal Kanmani』の挿入歌「Aye Sinamika」から。

 

夫婦の危機から始まるお話、全体としては王道っぽさがあるかな。

 

誘惑するときに性的なアピールするシーンが全然なかったところに好感が持てました。よくある例だと、女性が誘惑する側だとやたらセクシーな服着てくぎ付けにするところからスタートするとか、今までよくあったじゃん?本作で誘惑する側のマラルヴィリは、一貫しておしゃれだけど知的さが残るすっきりとしたファッションでした。タートルネックのノースリーブニット?にサリーを合わせたのがオシャレ。
代わりに、身体目当てに始まった関係じゃないから厄介なところが出てきたりはしますがw

離婚の計画に第三者を巻き込むっていう夫婦の在り方の是非は一旦置いておいて、総じて男女どちらも平等に描いていたのがストレスなくてよかったです。

 

一方で、マラルヴィリが誘惑してしばらくしてからあまり盛り上がらず、面白さが物足りなかったところが残念かな。一番面白かったのは、モウナがポンディシェリに行くまで。モウナが中心のシーンが元気があってよかったなーとは思えるんだけど、ヤーランが中心になったところで何か足りないというかハマんなかったというか…(ドゥルカルが好きじゃないとかではないw)。なんでだろうな。ちょうどモウナのテンションが下がってくるのと同じくらいのタイミングでしたw私は元気なモウナを観ていたかったのかもしれないw

でもいいところはあるし、私としても作品として駄作とかそういうのを言いたいわけではないです。機会があったら観てみてもいいと思います。

 

ヨギバブちゃんウォッチング

4番目に名前出てきたので友達役かと思ってたら全然出てこなかったwで、後半にちょっと出てきました。

導師様!導師様役何度目だろうw

ラジオパーソナリティからいつの間にか突撃レポーターになったヤーランが突撃にいく宗教団体の教祖様。なにやらやましいことがあったようで…。

 

リンク

監督が振付師だから心なしか力入っているような気がするw

 

「Siragai」これはキレイなシーンだったな

 

「Achamillai」自己紹介ソングみたいなダンスシーンだけど出てきたのは後半だった気がする

 

「Thozhi」主な舞台はポンディシェリだよ~