インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

Don(ドン)

2022年公開

出演:シヴァカールティケーヤン

   プリヤンカー・アルル・モーハン

   S.J.スーリヤ

   サムドラカニ

   スーリ

監督:シビ・チャカラヴァルティ

言語:タミル語+英語字幕

時間:163分

媒体:スクリーン(キネカ大森スクリーン1)

 

あらすじ

厳しい父親(サムドラカニ)に怯えながら育ち、父親に言われるがまま工科大学の土木工学科に入学したチャカラヴァルティ(シヴァカールティケーヤン)。自由な学生生活を手に入れたと思いきや、大学は学生たちを行き過ぎた校則で取り締まる教員の"ドン"ことブーミナダン(S.J.スーリヤ)が支配していた。新入生はブーミナダンに慄くが、チャカラヴァルティだけは真っ向から対立する。

チャカラヴァルティが上級生になった頃、ブーミナダンは禁止されていた異性交遊をしていた学生たちを停学処分にする。一方でチャカラヴァルティはブーミナダンのPCで裏工作をし、ブーミナダンはロシアに飛ばされてしまう。ブーミナダンがいなくなり大学に平和が訪れたことで、生徒に新しい"ドン"として担ぎ上げられるチャカラヴァルティ。

しかしブーミナダンが予想より早く戻ってきてしまい、大学がまたしても厳しい環境に戻ってしまう。チャカラヴァルティら学生たちはあの手この手で抵抗しとうとうブーミナダンの目の前で自由を手に入れるが、その時ブーミナダンがチャカラヴァルティの父親に彼の学生生活ぶりを洗いざらい話してしまい──。

 

いろいろ

シヴァカールティケーヤンの十八番!口が達者な男が繰り広げるハイテンションコメディ!

学園コメディって言っていいかと思います。しばかりくん、学生役は久しぶりかな~~?実は本編観るまで、学生役なのか教員役なのかわからないでいました(笑)だって今37歳だし。

主人公は手八丁口八丁で敵を唸らせるインド映画お得意のキャラクター。周囲もセリフ回しやパロディでどんどん笑わせにかかってくるやつ!地元の人にはドッカンドッカンウケて、一方で英語字幕鑑賞組の日本人には難易度が若干上がるタイプの…(笑)。一部はわかるけど、全部を瞬間的に理解して笑うまで至るには少々難しいですww数か所リアタイで笑えたんだけど、どこで笑ったのかすっかり忘れてる…

大筋は分かります!ストーリー追う分には大丈夫かと。

 

雑誌のインタビューによると、『Don』のストーリーはシビ監督の短編映画『Bittu』の拡張版とのこと。確認した感じ学生と教員がメインのお話っぽいので、そこから色々脚色した感じかもしれません。『Bittu』で教員役っぽいカーリ・ヴェンカットは『Don』でも教員でちょっと気の抜けたおじさん役、『Bittu』で学生っぽいバーラー・サラヴァナンは『Don』では学生でしばかり君の友人役でした。

『Don』は主役と監督の名前が同じなので、監督が自分自身を投影して出来上がったキャラクターかと思ったけど、実際のところどうなのかまではわからなかったです(そこまで調べるエネルギーが足りないw)。その辺についてはどこかのインタビューで語られてるかもしれないし、語られてないかもしれない。

 

 

敵役は1人だけでは口達者なしばかりくんに勝てない!?って思ったのか思わなかったのか、なんとS.J.スーリヤとサムドラカニの二層構造!これはいいですね。

S.J.スーリヤは柄とかカラーとかのスーツがオシャレでお似合いでした。見た目イケてる敵。オシャレが似合うヴィランは北のナワーズッディーン・シッディーキー、南のS.J.スーリヤ。(異論は認めます)

S.J.スーリヤおじさん、公式Twitterアカウントはけっこうテンション高いので、多分本人は陽気なおじさん。

サムドラカニはあまりお金がない庶民のお父さん役で、素朴な感じ。この御人はちょっと田舎風が似合うタイプかね。ドーティーがとても似合っちゃうからね。

お父ちゃんのシーンは涙なしには観られないのだけど、一方でお父ちゃんあの時もうちょっと大人としてああしてれば話こじれずに済んだのでは…というツッコミもしてしまうw

2人とも映画監督経験あったり主演映画持ってたり結構器用にいろいろやる俳優さん。

 

 

教員になかなか屈しないしばかり君がスカッと楽しい映画です。ファミリー向けでもあるので安心して楽しめますよ~!

 

リンク

音楽はアニルド君です

 

「Private Party」バックダンサーの衣装が楽しい

 

「Jalabulajangu」

 

「Bae」そういえばジャイプールからアグラにサクッと行ってた気がするんだけどどういう移動をしたんだい?