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【祝!STM公開】はじめてのG.V.ぷらかーしゅ・くまーる~Tamil’s Boy-Next-Door~【全国公開祈願】

東京国際映画祭で上映された『Sarvam Thaala Mayam』タイトル改め『響け! 情熱のムリダンガム』が2022年秋に一般公開に向けて動いてるそうです!配給のむんむんさん曰く「めざせ全国公開!」ということなので、記念と応援で主演のG.V.プラカーシュ・クマールくんの特集しちゃいたいと思います!

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作品レビューはこちら


G.V.プラカーシュ・クマールのプロフィール

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G. V. Prakash Kumar/ஜி. வி. பிரகாஷ் குமார்

1987年6月13日

主にタミル映画で作曲家、俳優、歌手といったマルチに活躍中。

G.ヴェンカテーシュとA.R.ラフマーンの姉A.R.レイハナの息子。G.V.はパパからのお名前ね。

2013年6月27日に同じく歌手のサインダヴィと結婚し、2020年に娘ちゃんが産まれています。

 

G.V.プラカーシュ・クマールの多才なキャリア

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やはり家系からといった感じで音楽関連からキャリアスタート。叔父が音楽を担当した『Gentleman』(1993)にて早くも6歳くらい(公開当時)にて歌声を披露してます。早いな~!才能を開花させたいうよりはちょうどいいところに居たからちょっとやってくんない?って感じかな?(憶測)

その後も叔父の曲にちらちら出演しつつ、ティーンの間はちょっと休憩して、大人になった辺りの2010年頃から本格的に年数曲は歌っています。

 

次は作曲家としてキャリアをスタート。

映画作曲家としてのデビューは2006年の『Veyil』でした。このときまだだいたい19歳。はやいって!w ちなみにこれまた家系に映画関連者がいる作曲家アニルド・ラヴィチャンダルは22歳くらいでデビューなのですがそれよりも早い。

作曲の方のキャリアはそこから途切れることなく、年数本担当。大物俳優の映画からあまり有名でないものまでいろいろと。有名どころの主演俳優だと、ヴィジャイ、ヴィクラム、スーリヤ、シッダールタ、ヴィシャール…ほかにもいろいろ。特にラジニカーントの『Kuselan』に至っては、弱冠ハタチにして御大の映画を担当!と超話題になったそうです。

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↑『Kuselan』で一瞬出てくるカメオのG.V.プラカーシュ・クマールくん

つまりは作曲家として超売れっ子!かなりの曲やってるので、作曲家を意識せずタミル映画を観ていて、彼が曲を担当した映画に知らずに触れていたっていう場合もあり得そうですね。

 

そういうわけで裏方として有名になる方が早く、俳優としての出演よりカメオ出演が先という、役者として見たら異色のデビューです。

自身が音楽を担当した『Kuselan』『Naan Rajavaga Pogiren』『Thalaivaa』で踊ったり踊ってなかったり。

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この辺のまだ見た目的にパッとしてない感じがいいですねw

 

主演俳優としてのデビューは2015年に公開されたホラーコメディ『Darling』。

この本格デビュー28歳くらいなので、こちらのキャリアは遅い方ですね。でも既に作曲で十分売れっ子だったところ俳優業にも進出というのが彼のすごいところ…。

2015年から途切れず年数本出るし、コロナ禍になってもそのペースが衰える気配なし。いや2020年は0本だから衰えたのか?2021年は3本。その前の2019年は5本。衰えなかったらどのくらいのペースのつもりだったんだろうか…恐ろしい子! 音楽方面をセーブせずなんかすごい多忙なんじゃないかとおもうんだけどどうなんだろうww

 

デビューから多い役はちょっとやんちゃで陽気な近所のお兄ちゃんって感じが多いです。イケメン枠orつよつよヒーローではないのは彼の身長(163cm)とヴィジュアルの感じからかな~。なんかいそうでいない隙間的な需要がありますね。私は近所のコンビニで働いていてほしいなという謎の推し方をしています。キャラクターと同じく映画の作風も陽気なコメディ的なのが多めですが、最近たまにオサレ路線とかシリアスな作風のやつにも出てます。(陽気なG.V.プラカーシュ・クマールからしか得られない栄養があるからたまに無性に観たくなる)

ちなみに本人のTwitterアカウントにアップされてる画像はオサレ路線が多いです。

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実は!主演3本め『Pencil』(2016)で来日を果たしています!当時日本ロケプチブームありましてね。日本での撮影は2014年10月だそうです。

実は幻(?)のデビュー作で、先の公開だった『Darling』や『Trisha Illana Nayanthara』よりも先の契約・撮影でした。そういわれて見たらなんとなく先の2作の方が垢抜けて見えるような…(笑)。デビュー(予定)作で来日って妙なご縁を感じますね!

 

そんなこんなでマルチな活躍をしていたG.V.プラカーシュ・クマールくん。作曲は主にピアノでやるそうで、右手と左手が違う動きになるもので作曲しているという点、また演技もじゅうぶんできるしムリダンガム演奏の才能もあると見込まれ、『響け! 情熱のムリダンガム』のピーター役に抜擢されたそうです。なるべくしてなったというか、ある意味G.V.プラカーシュ・クマールの集大成みたいな出演ですな。年齢的にはめちゃ早い集大成w

 

G.V.プラカーシュ・クマールのおすすめダンスソング

こういう多方面っぷりだと1本の映画で主演と作曲と歌コンボで担当してることも多くてもうどの方面でおすすめしたらいいやら…って感じなんですが、『響け! 情熱のムリダンガム』は役者としての面が強いので、役者で出てる曲の中からチョイスしました。

曲が優れてるっていうよりかは私が観てて楽しいやつチョイスです

 

『Trisha Illana Nayanthara』から「Mutham Kodutha Maayakari」

『Trisha Illana Nayanthara』から「Bittu Padam Di」

『Enakku Innoru Per Irukku』から「Myma」

「Semma」から「Uruttu Kannala」

『Watchman』の「Toto」

 

G.V.プラカーシュ・クマールの主演作品

ほいで引き続き役者面での映画のご紹介をば

多作だけどキャリアとしては2022年時点で10年は経ってないのでまだリストアップできる量…すぐできなくなる量になりそうw

 

主演作品(2022年3月時点)

  1. Darling
  2. Trisha Illana Nayanthara 女の敵みたいなキャラクターだけど楽しかったです
  3. Pencil 例の日本ロケのやつ
  4. Enakku Innoru Per Irukku デビュー作と同じ監督
  5. Kadavul Irukaan Kumaru
  6. Bruce Lee
  7. Naachiyaar
  8. Semma 内容忘れたけど楽しいやつだった
  9. Sarvam Thaala Mayam(響け! 情熱のムリダンガム)
  10. Kuppathu Raja
  11. Watchman これはめっちゃ面白かった
  12. Sivappu Manjal Pachai 推しがW主演だった 
  13. 100% Kadhal
  14. Vanakkam Da Mappilei
  15. Bachelor
  16. Jail

 

これからの作品は…って紹介したいけど書いたそばから情報古くなりそうで端折りますw

 


以上!G.V.プラカーシュ・クマールのご紹介でした!

『響け! 情熱のムリダンガム』は彼の音楽面・役者面のキャリアとしても、主人公のキャラクターとしても、彼にぴったりの役でした。『響け! 情熱のムリダンガム』を観たら、是非ほかの作品もチェックしてみてください~!

 

おまけ

受賞の時の服装がかなりラフなG.V.プラカーシュ・クマールくん(ラフな格好の人多いよね~)

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G.V.プラカーシュ・クマールくんとココナッツ(『Bachelor』のときのか…な…?)

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G.V.プラカーシュ・クマールくんとヴィトン(撮影はポンディシェリ)

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