インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

Kabhi Khushi Kabhie Gham.../家族の四季 -愛すれど遠く離れて-

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2001年公開

出演:シャー・ルク・カーン(ラーフル・ライチャンド)

   アミターブ・バッチャン(ヤシュ・ライチャンド)

   カジョール(アンジャリー)

   ジャヤ・バッチャン(ヤシュの妻)

   リティク・ローシャン(ローハン・ライチャンド)

   カリーナー・カプール(プージャ)

   ラーニー・ムカルジー(特別出演)

字幕:日本語字幕(日本語版DVD発売済)

時間:210分

 

2008年日本公開の通称『K3G』。

オールスター、家族の感動ドラマです。

 

あらすじ

ムービーウォーカーより拝借

大富豪のラーイチャンド(アミターブ・バッチャン)は長男ラーフル(シャー・ルク・カーン)の結婚相手を決めるが、息子は別な女性アンジャリー(カジョール)と恋に落ちてしまう。実はラーフルは、本当の家族として大切に育てられた養子だった。愛のために父に背いたラーフルは、心が張り裂ける思いで家を去り、アンジャリーとイギリスで暮らす。弟のローハン(リティク・ローシャン)は、何とか家族の絆を取り戻そうとイギリスに向かった…。

 

いろいろ

2001年インド公開、2008年日本公開作品です。

ボリウッド・ベストとして『たとえ明日が来なくても』  『DON過去を消された男』とセットで公開。なので自分の中では三部作的な感覚。

もう12年以上経つ作品ではありますが、重厚な感動ドラマです。

一応日本公開当時の予告編はコチラ(YOUTUBE)

 

今回は見どころを紹介していくパターンでいきます~。

 

①金持ちっぷりがヤバい

金持ちの描き方がえげつないです。

なんの説明もなくお城に住んでます。

しかもこういう豪邸が出てくるのってこの映画に限ったことじゃないのがインドすごい。

現役のマハラジャかよ!

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あと、弟ローハン(リティク・ローシャン)がイギリス留学中に乗ってる車なんですが…

あ、イケメン

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ランボルギーニ↑の次の日(もしくはそう遠くない後日)に↓

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 ベンツ↑を乗り回しているという、荒業に!!!

これが、自宅だとしたらよしとしましょう。日本でもお金持ちなら数台高級車持っててもおかしくないですから。

しかしここはイギリス、留学先(大学院)ですよ、留学先!

ローハン、高級車何台インドから持ってきてるんだよ!!

そんな人が家に泊めてくれって来ても泊める気にならないよ!ホテル泊まれよ!(ローハンは兄ラーフルに近づくため、兄に正体を隠したまま兄の家に泊めてもらいに来ます)

全くもって兄の言う通りだよ!この車に泊りなよ!!!

 

②登場シーンがすごい

最近の作品でもスターだとなかなかねっとり登場させてくれますが

これはかなり焦らしてくれます

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…ていうかヘリで帰還かよ!!!

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分かるよ!お祭り中で騒いでるとはいってもヘリで帰ってこられたら誰でも音でわかるよ!

バリバリ言わせてたら誰でも気になるよ!!(←そういう事ではない)

 

オールスター作品(リティクは前年デビューで話題をかっさらったばかり、カリーナーはちょっとまだ弱かったかもだけどサラブレッドだし)なのでスターが一人ずつ豪華に登場してきます。

最後に出てくる方はこちら↓

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カリーナー姉さん。

もう後姿でクネクネおどってなかなか顔全体を映してくれないの!まったく!!

カリーナー演じるプージャ(通称:プー)、少女時代にイギリスに引っ越すことになってしまったので、下町娘から見事なロンドンガール(で合ってる?)に変貌。

お得意のイケイケキャラでやばいっす。終始笑えます。

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シャールクもタジタジ↑

 

③定番シーンが味わえる

インドの定番シーンがいくつか。

上記のスター登場シーンもありますが、そのほかにも

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内緒話をしてると、聞かれると困る相手がなぜか立ち聞きしているシーン(ご丁寧にカメラが1,2周する)や、

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家長の怒り爆発シーンでは雷が鳴ったり(光るのはなかった) 

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ラブソングで突然のエジプトロケ

などなど、盛りだくさんです。あーおなかいっぱい。

エジプトロケ、私はあまり気にならないタイプなんですが、それよりもこのロケシーンでシャールクが着ている数々のシースルーシャツの方が気になりました。兄さん、乳首透けてっから!!

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④俳優陣がかっちょいい

シャールクはうるうるシーン然り、かみしめシーンしかり、伝統服シーンとファンはいつも以上に楽しめると思います。

こういう↓シーンでドキドキしちゃってください。近い近いけしからん

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時々「あれ?さっきより唇分厚くないか?」って思ったけどそこは多分私の目が悪いせいだと思います。

 

アミターブ・バッチャンはカミナリも落としちゃう家長っぷりと奥さんとのイチャイチャを楽しんでください。ツンデレ的なのもご用意してあります。

奥さん役ジャヤさんとは実際の夫婦です(実際の息子がアビシェーク・バッチャン、息子の嫁がアイシュワリヤ・ラーイ)うんまぁこの夫婦今まで色々あったみたいだけど今回は知らないふりしておこう

イチャイチャの例↓ネクタイしめてあげるシーン。

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リティクは前年(2000年)デビューで話題をかっさらいましたので、当時キャーキャー言ってるインド女子も多かったのではないでしょうか?(今はわからん)

ここでは後半活躍。

少年時代はおデブちゃんだったのが、寄宿舎で引き締められ超絶スタイルのいいイケメンへと変身する弟です(そのためずっと会ってなかった兄にはしばらくの間正体を気づかれず)

イチオシシーンはこちら↓ あぁカリーナーじゃなくこっち見つめてほしい

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ちなみにおデブちゃん時代はこちら↓(真ん中)

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 伊集院光か!!!

 

⑤オマケあり。

特別出演はラーニー・ムカルジー。

前半踊ったり、シャールクの婚約者になったり。

特別出演にしては長めの出演でした。

 

あとは同じカラン・ジョーハル監督作品『KKHH』からミニ・ゲストが。 

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右側の少年、『KKHH』のキャンプで無口だったシク教徒の少年です。今回はイスラム教徒の少年役。

かわいいっすね。

隣のおじさんも『KKHH』に出てました。ジェニー・レバー。時々見かけるコメディー俳優。顔のインパクト強し。

 

 

こんな感じです~。

面白おかしいところばっかり抜き出してしまいましたが、映画としてはしっかりとした大作であり、感動する作品でした。

インドの家庭で絶大な力を持つ父親の存在、それに逆らい勘当となる息子、家族との別れ、でも家族の誰もが家族の事を想っている

そんなそれぞれの愛情に涙を流してしまうと思います。

感動できる作品としても見て損はありません。

 

今回レンタルDVDを借りて観たので、まだ頑張れば全国で入手は可能…だと思います。レンタル店舗にそれぞれ置いてあるかどうかはわかりません。

噂によると再DVD化は難しいようで、定価購入はまず厳しいと考えた方がよろしいかと。もしライチャンド家並の金持ちの方でもアマゾンで2万円する中古DVDは購入するのは避けた方がいいと思います。←跳ね上がりすぎ

個人的には、レンタルで日本語字幕版DVDを見たあと、気に入ったら輸入盤ブルーレイを購入することをオススメします。DVDの画質がアレなので。

 

リンク

「Suraj Hua Madham」エジプトロケ。…とスケスケシャツ

「Yeh Ladka Hai Allah」イスラム式結婚式ソング

「Bole Chudiyan」