2010年公開(インド)
出演:スニール(ラーム)
サローニ(アパルナ)
ナギニードゥ(ラーミニードゥ。一家の主)
スプリート(マッラスーリ。アパルナの兄でラーミニードゥの息子)
ヴェーヌゴーパール(バイレッディ。アパルナの兄でラーミニードゥの息子)
言語:テルグ語+英語字幕(劇場公開前に輸入版DVDで鑑賞)
時間:125分
ボリウッド映画『Son of Sardaar/ターバン魂』のベースというかリメイク元の作品。 監督は『マッキー』と同じ人です。
あらすじ
↑貧乏なラーム君(スニールさん)が遺産の土地を売りに
生まれたての頃以来一度も戻ってきたことのない故郷に戻ってきます
↑戻るまでの列車の中で仲良くなったのはこの女性。アパルナ(サローニ)。
↑家にも招待されちゃいますが
↑実はこのラーミニードゥ(アパルナの父)が当主である一家は、ラーム君の家と超敵対する家だったことが判明。どのくらい敵対かというと、“ラーミニードゥの弟と、ラーム君の父親が殺し合った”レベル。
しかしラーミニードゥ一家には、「お客は何があっても神様のように丁重に扱うべし」という家訓が。
ただ土地を売りに故郷に来ただけのラーム君。敵対する一家の敷地内に居る間は安全だけど、一歩外に出ると命の保証はない…といった状況に。
↑さてどうするラーム君!(写真はアパルナの屈強な兄さんたちに囲まれてものすごい圧力をかけられてる図)
いろいろ
スニールさん、この前やった「シッダールタテルグ映画祭(『Nuvvostanante Nenoddantana』)(『Aata』)(『Bommarillu』)」で立て続けに3本も観て顔も覚えてるはずだったのに、最初から最後まで全く気付かず。なんでだろと思ったんですが、アレでした。スニールさんかなり体を絞ってたらしい。 ↓『あなたがいてこそ』の頃はこの写真の中間くらい、かな。
さらに今じゃムキムキスレンダーマッチョへと進化してるみたいですね。
と、あと普段のイメージがコメディー俳優に固定されてたっていう理由もある。
↓これとか。(『Aata』より)
映画の話に戻ります。
監督は『マッキー』と同じS.S.ラージャマウリ監督です。そう言われればなんとなく『マッキー』っぽさがあるというか…?CGやファンタジーな要素がかなり多用されてるところとか、自転車に人格があったりするところとか。ラージャモウリ監督作はまだ『マッキー』とこれしか見てないのですが、なんとなくS.S.ラージャモウリ節が効いているようにも見えました。(と、知ってる風に言ってみる。)
そうなんですよ、自転車が喋ってました(笑)。数々のインド的超展開にも慣れてきたと思ってましたが、まだまだだったようです。もうちょっとで完全に置いてけぼりにされるところでした…w
自転車の声もちゃんとした有名な俳優Ravi Tejaが声を当てています。
で、ボリウッドファンの方向け情報。
冒頭に記述した通り、こちら、IFFJで上映があった『Son of Sardaar/ターバン魂』の元となっている映画です。つまり、ターバン魂の方はボリウッド風にアレンジしたリメイク。
前の記事で『Jab We Met』リメイク版『Kanden Kadhalai』を紹介しましたが、あちらとはまた趣の違うリメイクでした。『Kanden Kadhalai』はほとんど元の映画をそのまま役者と言語と場所だけ変えた風でしたが、『あなたがいてこそ』からリメイクした『ターバン魂』はかなり変更した模様。演出はもちろん、色んなシーンが違い、同じところより違うところの方が多そうでした。
大筋は『あなたがいてこそ』も『ターバン魂』も殆ど一緒で、あまり難しくはないです。
私はどちらの方が出来がいいかというと、『あなたがいてこそ』だと思います。たとえ先に『ターバン魂』を観てしまってて、あらすじを知っていたとしても普通に面白いっす。テンポがよく、いいシーンが多かったです。締め方も良かったし。そのまま『ターバン魂』にも使えばいいのにもったいない…というシーンもしばしば。場所がパンジャーブ、主人公がシク教徒に変わっても使えそうなシーンだったのに、なんで使わなかったんだろうなぁ。
でもこれはやっぱり出演している俳優にも好みが分かれますし、出来より愛着か沸くか沸かないかも関係してきますね。私の好みとしてはキャストは『ターバン魂』、ストーリーは『あなたがいてこそ』の方が好みかな。
↑自転車君と謎ダンス
リンク
これが一番好きだったりする~「Udhyogam udipoyindi」
盛大に事故ってるwww
ほのぼの。「Ammayi Kitiki Pakkana」
「Telugammayi」