2011年
出演:シャーヒド・カプール
ソナム・カプール
アヌパム・ケール
アディティ・シャルマー
言語:ヒンディー語(字幕なし)
時間:161分
シャーヒド・カプールのお父ちゃんパンカジ・カプール(『Matru Ki Bijlee Ka Mandola』主演)の初監督作品。
最初から最後までシャーヒドがかっこいいラブストーリー映画。
はいそこ!「またシャーヒドか…」とか言わない!(この記事からシャーヒド作品ちょい間空きますので~)
あらすじ
1992年、ハリー(シャーヒド・カプール)が暮らすパンジャーブの田舎にアーヤト(ソーナム・カプール)が越してくる。アーヤトは社会的事件で危険になったカシミールから来た女の子で、彼女を見たハリーは一目ぼれする。ハリーはその日から彼女を追うようになるが、彼女もまたシャーヒドに好意をもっていた。
やがて2人はお互いに気持ちが通じ合うようになるが、ある日突然アーヤトはムンバイに引っ越してしまう。そして、ハリーのもとにインド軍から合格通知が届いていた…。
いろいろ
なんという俺得映画…って多分鑑賞中に10回は思った。
ソナム・カプールは、『スラムドッグ$ミリオネア』や『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』でもおなじみアニル・カプールの娘。あのカリーナー・カプール、ランビール・カプールと遠縁にあたる親戚ですが(遠縁といえるほど遠縁でもない?)、同じカプール姓のシャーヒドとは別系列のカプールです。基本的に実際の親戚でのカップリングはほぼないので、ご安心(?)を。(ゼロかはわからん)
『Mausam』は「季節」という意味。実際にはそこまで季節感を醸しだす演出はありませんが、綺麗なロケーションや映像は情緒があり、タイトルは合ってると思います。
メインあらすじは、お互いに想いあいながらも、社会情勢、周りの環境、自分の身に起こったトラブルによってこれでもかとすれちがってしまう2人のラブストーリー。ぶっちゃけいうと、あまりものすれ違いっぷりに後半笑いが出てきます。ちなみに社会情勢で言えば、インドの暴動、カールギル紛争、9.11テロ、グジャラート暴動など色々。ちょっとインドの近年の歴史を名前でも知ってないと難しいかもしれません(起こった場所とか、ね)。環境的にすれ違いながらも、2人の気持ちに'すれ違い'や'揺れ'が無かったので、純愛映画として貫いてあって良かったです。
インドでは興業的にコケてしまいましたが、それで片づけてしまうには惜しいな~と思ったので、今回は見どころ形式で紹介しま~す。
①綺麗な映像
舞台は冒頭のパンジャーブ地方をメインに、スコットランド、その他スイスやアーメダバードなど。アーメダバードはロケしてるか微妙ですが、他はおそらく実際にロケしてると思われます。
↑それにしてもパンジャーブはよく舞台として出てくるよね。ボリウッドで。
↑これは室内だけどおそらくスコットランド
②シャーヒドファミリーによる、シャーヒドファンのための、シャーヒド映画。
上記にある通り、シャーヒドのお父ちゃんが監督です。さすが父ちゃん、シャーヒドに対しては力入ってます。 ださかわ少年時代、りりしい軍人時代、それ以外にもボーっとするシャーヒド、タップダンスシーン、布団にくるまる彼などこれでもかと詰め込んだある意味シャーヒド幕の内弁当。もともとファンですので、これがファンじゃない方も取り込めるほどの威力があるかはわかりませんが、彼の顔が少しでも良く見える方は確かめてみてください。
ああたまらん。
セーターがださかわ。
トム・クルーズの『トップ・ガン』を彷彿とさせる空軍時代。このね、パンジャーブ少年時代とのギャップがヤバす。
短いですがタップダンスやってくれます
一目ぼれしすぎてボーっとするハリー。
私を萌え殺しにかかってるとしか思えん。
③美男美女が目の保養~
シャーヒドは一旦置いといて、ソナムっちもかな~り目の保養です。雲の上レベルの美女です(以前アニル・カプールの娘と知った時はびっくりしたw)
まちがっても、暗転した時に自分の顔が映る画面で観ないように。一気に現実が戻ってきます。
④ちょっと強引なストーリー。でも乙女思考人間には全然イケる。むしろおいしい。
これ書いてる私が少女漫画で育った乙女思考な人間ですので(生まれる前の「ベルサイユのばら」「はいからさんが通る」なんかもガッツリ好きなタイプ)、そんな方にも是非オススメしたい内容。逆に純愛はちょっと…な方は厳しいかも。こういうタイプの映画はどれだけ世界に入り込めるかが問題で、いったん夢から醒めてしまうとツッコミの感想しか湧き上がらないのでご注意を。w
ボリウッド好きに一定数いると思うの。私みたいな乙女脳の人。
いつにもなく贔屓目なレビューを、ここまで読んでくれてありがとうございます。是非映画の方もチェックしてシャーヒドファンになってください(土下座)。
リンク
「Saj Dhaj Ke Mausam」いつもの感じ。
「Rabba Mein Toh」
「Mallo Malli Naal Yaar De」