2013年公開
出演:アーユシュマーン・クラーナー(RP)
プージャー・サルヴィ(ナンディニ)
クナール・ロイ・カプール(マンダル)
言語:ヒンディー語+日本語字幕(IFFJ)
時間:130分
インドの大叙事詩「ラーム・リーラー」をベースにしたラブ・コメディ。
あらすじ
若手演劇監督兼俳優のRP(アユシュマン・クラナ)は、口からでまかせを言う癖があるが、困った人を助けずにはいられないタイプ。ある晩自殺願望のあるマンダル(クナール・ロイ・カプール)を助けたことから連鎖的なトラブルに巻き込まれる…
いろいろ
昨年のIFFJでも上映された『Vicky Donor』(私は残念ながら未見)の主演俳優、アユシュマンの2作目。
~以下もうちょっとあらすじくわしく~
↑左がRP、右がマンダル。
人気演劇『ラーヴァン・リーラー』の監督兼俳優を務め、忙しい毎日を送っていたRP(本名ラーム)は、ある日帰り道で首を吊ろうとしていたマンダルを助けます。
マンダルは何をやってもダメな男で、付き合っていた彼女にフラれたことで絶望し自殺しようをしていました。
自殺を止めた手前、マンダルを立ち直らせようとしたRPは、マンダルの元彼女を探し当てヨリを戻させようとします
↑元カノ、ナンディニ。お花屋さん経営。
しかし、ナンディニの新しい彼氏の浮気(事実)を露呈させたり、慰めたりして色々策を講じているうちに、ナンディニはマンダルではなくRPに惚れてしまいます。
…さあどうするRP!
ていう感じです。
コメディー要素は、顔芸やわかりやすいリアクションで笑わせるというよりは、台詞やちょっとヒネった感じが多かったです。日本語字幕だと笑いやすいですが、ここが英語字幕だとしっかり反応できるかはちょっと不明。
上記にもある通り、大叙事詩「ラーム・リーラー」の話が組み込まれています。ストーリーがそのままレールの上を走るわけじゃなく、RPがやっている演劇「ラーヴァン・リーラー」がそれで、演劇と私生活(つまりRPとマンダルとナンディニの3角関係)がリンクしていく要素がそれでした。この『Nautanki Saala!』のポスターだと、顔が10個並んでるRPがラーヴァン、顔がブルーのマンダルがラームといった感じ。
インドではかなり馴染みのある話なので、この映画に限らずよく出てくる「ラーム・リーラー」。最近の有名な映画だと『ラ・ワン』が色濃く組み込まれていました。(敵であるラワンはラーヴァンのこと)「ラーム・リーラー」は映画を見ているといつかどこかで絶対目にする作品なので、軽くでも知っておいて損はないと思います。
個人的には、この『Nautanki Saala!』は少々難解でした(笑)。
この映画を見た時は、「ラームが主人公、ラーヴァンがラームの奥さんであるシーターをさらってしまい、ラームがラーヴァンを倒しに行く話」くらいのざっくりした知識だけ持っていたんですが、本名がラーム・演劇の役はラーヴァンである主人公が最後の方までどういったポジションなのかはっきりしなかったので混乱しました。後々考えるとそのわかりにくい「揺れ」も映画のミソなのかもしれない…ですけど。
あと、そもそも「ラーム・リーラー」にそこまで馴染みがあるわけじゃないし(笑)。こう、スッと感情に入ってくるものが無かったですw
…あれ、ここまで書いたけど結局あんまり「ラーム・リーラー」の知識は要らない…かも?逆に混乱する?難解だと思ったのは自分の人生経験が足りないだけ?
と、未だに混乱しているエルザであった…
コメディーが観たいけど子供も大いに笑えるようなコッテコテギャグがあんまり好きでない方は、大人&都会的なこの映画オススメです。
以下小ネタで。
マンダル役クナール・ロイ・カプール
以前当ブログでも紹介した『Delhi Belly』の下痢クンです。
…まるで別人のようである
ついでにもうちょっと説明すると、『Aashiqui2/愛するがゆえに』(後程レビュー書きます)の主役アディティヤー・ローイ・カプールの兄であり、演技派女優ヴィディヤー・バーランの義弟という…。
…まぁ、それだけなんですけどw
女優陣はスターとまではいかないですが綺麗なお姉さん達で目の保養~。
ナンディニ役プージャー・サルヴィは爬虫類系美女?w顔はキツめですがナンディニのキャラはぽわぽわしてました。
ゲストでアビシェーク・バッチャン出てくるよ!
リンク
音楽めちゃ良しです~
動画はプロモ用で本編そのままではないので注意。
Mera Mann
Saadi Galli Aaja 妄想ソング
カバー曲Dhak Dhak Karne Laga これ結構好きかも。