1997年インド公開 1999年日本公開
出演:ヴェンカテーシュ(ギリ)
シュリーハリ(シヴドゥ)
アンジャラ・ジャベーリ(カーヴェリ)
時間:157分
言語:テルグ語+日本語字幕
好機に恵まれ、今では日本語鑑賞が超困難な日本初上陸のテルグ語映画『愛と憎しみのデカン高原』を観てきました。
タイトルが…タイトルがやべぇ!!!あとポスターもやべぇ!
あらすじ
大学でトラブルを起こしたギリ(ヴェンカテーシュ)が身を寄せた姉の住む街で、美女カーヴェリ(アンジャラ・ジャベーリ)に一目惚れ。情熱的に引かれ合うふたりだが、カーヴェリの父親はとんでもない荒くれ者で……。
いろいろ
※今回は資料が格段に少ないので写真少な目…
いやー面白かったです(笑)
冒頭からすごいです。主人公登場前に3人も殺されます!しかもナタで背中刺されるとかダイレクトすぎる襲撃!!
…と、冒頭の事件は始めは主人公と無関係なので、その事件はなかったかのように前半は甘~いラブストーリー。
いいですよ~、これがめっちゃ甘いの。隣の家の女の子が好きになっちゃうんですが、ハート型のお菓子(ハートチップル)を自分の気持ち代わりにプレゼントしようとしたり、姉の子供(甥っ子や姪っ子)をダシにして会おうとしたり。またねぇ、そのハート型のお菓子がサブリミナル効果なんて控えめな事やってちゃあアカン!な感じにしつこく出てくるんですよ!しかもあまりにも直接的に見せられるから逆に食べたくなってくるっていうねw
カーヴェリちゃんもカーヴェリちゃんで、主人公の気持ちに応える為に夜通し無駄に頑張って次の日熱出しちゃうとか(何を頑張ってくれたかは本編を観た方が分かりやすいので端折ります…)、前半は延々メロメロにウブで甘~いラブストーリーが続くわけです。私こういうクソ甘い(言葉汚い…)お話大好物なので大喜びですw
さてさて。
丁度半分あたりでガラリと話が動きます。そう、冒頭の事件と主人公たちがつながってくるんです。そして後半はなかなか手に汗握るシリアスな展開。ちょいちょいありますよね、前半と後半で違う映画並みに変わってくる話。それです。
日本語タイトルが「憎しみ」って付いてるので、インド定番のテーマ「復讐もの」になるのか…と思いきや、それはなかったです。確かに周囲は憎しみに溢れる設定ではありましたが、主人公は復讐に燃えるポジションじゃなかったので、強いて言うなら愛の為に奔走する展開。そのおかげでシリアスになりすぎないので観易いお話でした。復讐ものだと、あんまりハッピーじゃなかったりするからねぇ…。
歌も私の好みに近いの多くて楽しかったですよ~。
主人公登場ソング(「Oh Panai Poyindi」もしくは「Chadhuvuki Tata Cheppeste」って曲名のどっちか…)の歌詞が「好きな女の子にラブレターあげたらちがう女子だった♪ 一件落着♪」「テストで落第♪ 一件落着♪」…どこからツッコんでよいのやら…w いいですねこの歌詞wwww↑は日本語だけど、テルグ語でも同じこと言ってるのかな?気になるw
あとびっくりだったのが、雪山ソングでヒロインが手袋をしていた…!!!!あのインド映画の「雪山ソングは男子はあったかい格好してるけどヒロインは見た目重視でめっちゃ寒そう」な定説が覆されるダンスシーン!!!これは貴重な資料!!!w 手袋してるだけで他の雪山ソングと比べると格段に暖かそう!!w
ヴェンカテーシュさんはこの時30代後半。濃ゆいですがなかなかかっこよかったです。アンジャラはとっつきやすそう(でもかなりお嬢様そう)な美人さんね!
今年の夏はテルグ語映画2本も日本上陸するし、日本初上陸のテルグ作品として貴重な資料!それでなくてもツッコミ所あり、手に汗握る展開あり、メロメロ甘いロマンスありで楽しい映画でした。オススメです~♪
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