南インド映画祭終わっちゃいましたね~!
IFFJから派生する形で初めて開催された映画祭。ちょうどどっぷり南インドにハマってる私としては神がかりなタイミングで心が躍りました♪
会場はこんな感じでした。
↑東京はユーロライブ。左側がシアターで、この奥が入口。
↑入口手前の通路には「テリ ~スパーク~」「帝王カバーリ」のポスター。どっちも光るタイプ!
↑「24」とチケット記念写真。
↑「レモ」はビフォー・アフターのポスターでお出迎え。
(最終日はシャッターチャンスだったんだけど、タイミング悪くカメラが壊れてしまい…)
秋のIFFJと同じく、この手のイベントは全部観たくなってしまうワタクシ、6日かけて上映作品12本観てきました!
せっかくなので、全部の感想かいちゃいます~!
24
喜怒哀楽以上のマサラな要素全部詰めてある映画です。すっごくわくわくする内容で、映画観た!楽しんだ!っていう気分にさせてくれます。大好き。SFジャンル苦手なのに、その壁を軽く超えてきたし、もうこの映画の虜になるしか道はありませんでした。ここ一年ことあるごとに喋ってるので、いい加減飽きないのか、って思われてそうですねw
もし近くで上映されてたら毎日でも観に行きたい映画や舞台ってありますよね?私にとってはそういう類の作品です。
(24、以下レモ、誰だ!、テリ~スパーク~、人形の家に関しては、映画祭より前に鑑賞済だったので、そのつもりで読んでください)
レモ
ラブコメ!好き!
いやー、だって、楽しくてテンション上がるやつ好きだもんー。私が映画に求めてるのってだいたいそういうものなんすよ。あとパロディーネタがものすごく多くて、噛めば噛むほど味が出てくる。前は気が付かなかったネタ発見できました。多分まだ知らないものもある。
誰だ!
バイオレンスな復讐映画なのに何故か明るく、まさかの二部構成、これぞサービス過剰で濃すぎるテルグ映画!前半はスピード感あって、後半はコテコテ。1本で2本観てるようなお得感。私はどちらかというと前半が好きです。
テリ~スパーク~
ヴィジャイについては「テリ」以上にお気に入りな映画がいっぱいあるので、どうしてもそっちと比較しちゃうんですよね…。いや!でも!「テリ」めっちゃみどころあります!メガネヴィジャイいいし!ナイニカーちゃんかわいいし!ケララもいい感じだし!ポリスヴィジャイかっこいいし!ダンス派手だし!
帝王カバーリ
私が気に入ったのは、激しい銃撃戦だったり、ベリーショートな女性がでてきたり、音楽が最高にかっこよかったり、なんてところ。いぶし銀ラジニ様よかったです。あ、そうそう、カバーリの部下ジーヴァもツボでした。
今回1番の目玉作品で、たぶんカバーリだけ観に来たって人も多かったんじゃないかな~。
ルシア
いつか観ようと思ってた一本。映画祭でこれが観れたのはうれしい!内容は、観た直後はボーっとしちゃって、あとからジワジワと余韻がくる系でした。夜寝る前に「◎◎のシーンがよかった」「△△がもう一回観たい」と思うとかそういうやつ。もう映画祭で観る機会はないので、ブルーレイ買っちゃおうかな~と思ってます。
事件番号18/9
これを満足度1位にしてる方も多々いらっしゃいましたね~。凄く頷ける。テーマとしても作品としても唸らせる映画でした。観る予定ある人には内容を全てを伏せていたいし、観る予定がない人にも伏せたうえで見せたいし、つまりは中身をなにも言えず感想をどう言えばいいのか分からない作品なんだけど…。以下はっきりとしたネタバレは書きませんが、結末の事書いてるので観る予定がある人は読まないでください。
悲惨な現実の中に一筋の小さな光が残ってるのが印象的でした。これがないまま映画が終われば、やりきれない気持ちで延々引きずってたと思う。もちろん、光があったところでそれ以上に酷い事が起きてはいるのだけれども。最近こんな事件が絡む作品に触れる機会が多いせいかな、事件番号18/9はそれらの中でもまだ希望があるように描かれている方かなと思いました。
オッパム~きみと共に~
マラヤーラム代表でモーハンラールが参戦!シリアスなスリラーです。事件の詳細は部分的に隠されてはいるものの、謎解きではなく攻防戦といった趣きでした。先が読めず結構ハラハラしましたよ~!
女の子が通ってる学校内で野ザルが普通に闊歩してたのと、結婚式のシーンでパンジャビソングが混ざってたのが萌えポイントでした。
人形の家
3年以上前に観てたんですよ。それから観てないのですっかり記憶が飛んでしまってましたw シッダールタがめちゃめちゃかわいい。特に最初のダンスシーンとか超かわいい!ストーリーがいいです。特に後半は上手いです。
ジェネリアの髪型が縦ロールなのと(約10年前の映画だから仕方ないけど)、終盤シッダールタがお父さんに放った台詞が引っかかってしまったところだけ残念かな。
ウソは結婚のはじまり?!
テルグ版『ハウスフル2』といえばかなりイメージしやすいww 苦し紛れのウソあり、カップル入れ替わりあり、お家騒動あり。特にラーヤラシーマっぽいゴロツキの対立がツボでした。ジェットコースター的に畳みかけてくるので楽しかったです。最終的には色々なものがグッダグダに片付けられるのも、一周回ってアリかなと思うほど。せっかくの設定が活かされてない、じゃなくて、活かす気がないんじゃない?と思えました(笑) が!メインキャラクターにほとんど萌えず…w
スブラマニヤム買いませんか
ラブコメ×アクション×コメディー的な映画。テルグスター路線な内容です。が、主演のサーイ・ダラム・テージが追いついてないというか、言動はいっちょまえだけどちょっとものたりないw ヒロインのレジーナー・カーサーンドラーは、最初から最後まで出ててヨシ!(他のアクションスター映画みたいに、途中でヒロインどこ行った状態になりませんw)。この手の話、アッル・アルジュンが得意そう~。テルグっぽい楽しいエンタメでした。
ジャスミンの花咲く家
ウェンカテーシュさんとまへっちが兄弟役のファミリードラマ。日常的な舞台で人間模様を描くのは、ある意味日本映画っぽいかも。こういう作品自体は全く否定するつもりはないですが、私の脳内需要と全く合致せずw 兄弟がマフィアで殺し合いして仲直りする話だったら乗れたかも…(←需要が物騒すぎる)。でもなんだかんだ言って最後泣いたんですけどねw
まとめ
全部どれもこれも粒ぞろいなラインナップだったと思います。好みの差はあれどハズレなし!初っ端の開催からこれはすごい!
初見組で印象強く残ってるのは「ルシア」と「事件番号18/9」かな。あと、おかわり鑑賞したのは「24」と「レモ」と「帝王カバーリ」でした。
今までもファンをやってきましたが、今回また知らなかった映画が観れて世界が広がった感じ。計12本ですよ、1カ月に1本ペースwこんなにたくさんのインド映画上映してくれるところって、他にない。
この映画祭だけで終わらず、これを入り口に南インド映画に触れる人が増えたらいいな~って思います。そうそう、インド人主催の上映会とかにも是非!ボリウッドみたいにもうちょっと日常的に観れる環境が整ってほしいですよね。
また、来年も開催あるといいですね。南インド映画ファンは飢えております。