インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

2017年8・9月に観たインド映画

こんにちは!elzaです。

更新が2カ月ぶりになってしまいました。(これ書き始めた時「1カ月」にしてたけど更に延びたぜww)

最近の私は、スパイダーマン劇場公開に合わせて脳内がスパイダーマンモード…だいたい2年に1回くらいこうなります(笑) あとその波で洋画モードだったり、そうこうしてるうちに仕事・イベントでバタバタしてしまったり…

8月は観たインド映画の本数多いんですが、9月はガクンと減って2本だったので、今回は2カ月分まとめてお送りします~

 

Meri Pyaari Bindu

ヒンディー語+英語字幕

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これは今年のIFFJで公開予定ですね。私は主演アーユシュマーン・クラーナーとパリニーティー・チョープラーどちらも好きなので、キャストだけでワクワクしちゃう映画です。

お話はアビマンユ(アーユシュマーン)の思い出の女の子ビンドゥ(パリニーティー)をめぐる内容。え…そんなことに着地しちゃうの…的な物足りない部分がありつつも、2人がキュートだし、コルカタとかゴアとかいい感じだし、ま、いっか。って感じでしたw

 

Jab Harry Met Sejal

2017年/ヒンディー語+英語字幕

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シャールク×アヌシュカーのラブコメ。セジャル(アヌシュカ)が無くした婚約指輪を探しにプラハ・オランダ・ポルトガルなどを横断するヨーロッパロードムービー。監督はボリウッドのラブストーリーをお得意とする監督ですが、私は相性がいいとも悪いとも言えず…w 好きなのは『Jab We Met』『Rockstar』あたりで、他はちょっともやっとしたりしっくりこなかったりする監督ですw …それは置いといて、今回の『Jab Harry Met Sejal』は、傑作とまではいかないまでも、シャールクとアヌシュカーのいいところが上手く引き出されて楽しめる映画となっていました。曲もいい感じだし。私はどちらかというとアヌシュカー目当てで、アヌシュカーのミニスカ・ホットパンツファッションを眺めておりました…カラフルなミニバッグや赤のミニワンピ、スパンコールがついたダメージホットジーンズがかわいい。脚に自信があったら真似したい~!

今回は公開直後の自主上映@汐留で観ました。感想を見る限り、概ね好評の様子でした。

 

Chandi Veeran

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7月にシンガポールで観たタミル映画『Gemini Ganeshanum Suruli Raajanum』(くわしくはコチラで)の主演俳優アタルヴァー君の映画なんか観たいな~と思ってたところ、この作品がHotstarで無料公開されてたので観ました。

パーリが住む田舎のとある村と隣の村の間では争いが昔からあり、パーリのお父ちゃんも抗争によって死亡。それから数年後青年になったパーリ(アタルヴァー)。カノジョといちゃいちゃしながらまあまあ平和に暮らしてた矢先、隣の村では水が原因で幼い子供が死んでしまうほど苦しんでいる現状を知り…。

タミル映画に期待してしまう「血が滾る」ほどの興奮はなかったけど、アタルヴァーくんとヒロインは案外よかった。あとちょっとシンガポールが出てきて縁を感じましたw

 

Neram

2013年/マラヤーラム語+英語字幕

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ニヴィン君の円盤を手に入れたので久しぶり観ましたニヴィン君。チェンナイを舞台にしたブラックコメディー映画です。借金苦ニヴィン君の借金返済期限当日1日のお話。用意したお金がスリに盗られたり、カノジョが家出してお父さんに誘拐犯と勘違いされたり、カノジョがほんとに誘拐されたりとあれよあれよと事件が続いて、ジェットコースターのような映画でした。映像も楽曲も良かったです。「Pista」は鑑賞前にヘビロテしてたくらいお気に入りなんだけど、サントラに入ってない「エリーゼのために」の編曲もかっちょよかった!

タミル版も同時につくられており、メイン+一部の役者以外はローカライズなキャスティングになっているそうです。となると、復習も含めてタミル版も観たいな…という気分にw 手に入りやすいのはマラヤーラム版かな。

くわしい内容はここを参考にするとよいかも→タミル映画 : Neram(2013) - インド映画で夜ふかし

 

Naam Shabana

2017年/ヒンディー語

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IFFJ2015でも上映されたスパイ映画『BABY』に出てくる女性エージェント、シャバナー・カンを主人公にした映画です。彼女が組織に誘われる時のお話。前日譚ですね。『BABY』に比べてあまりヒットしなかったそうであまり期待してなかったんですが、普通に面白かったです!普通の(?)女の子として大学生活を送ってたところある事件をきっかけに謎の男から話を持ちかけられ…謎の男はなかなか直接顔を見せないし、なんの組織かもなかなか言わない(観てる側は知ってるんですが)。シャバナーと一緒に「次は何が起こるんだ~」って緊張するのが、他のスパイ映画とちょっと違うベクトルでスリリングでした。

あと『BABY』からのメインキャスト、アクシャイさんとアヌパムさんも登場。全然溜めずにスッと出てくるからびっくりしたw

 

Nenu Local

2017年/テルグ語

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地味に、でもコツコツとナーニ君作品鑑賞進行中…。こちらは今年公開のまだ新しいヤツ。

テルグ語映画は相変わらず映像を入手するのが困難なんですが、なんと!プロデューサー氏のYoutubeチャンネルで無料公開!すっげ!太っ腹!英語字幕はないけど飛びつきましたw

ナーニ君とキールティちゃんのラブコメ。楽しかったです。

 

Sarkar/Sarkar Raj/Sarkar 3

ヒンディー語

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『Sarkar3』がIFFJで上映。せっかく観るなら前作も観ておこうかな、というノリで1と2作目も鑑賞。2作目はアイシュもいるしね!

RGV監督作品だと『Raktha Charitra』が好き。っていうかそれしか観てなかったwわははw 『Raktha Charitra』と何となく似てます。マフィアの抗争とか裏切りとか(厳密に言うとマフィアではない?)ドロドロした感じ近いです。

人がバッタバッタ死ぬし一応一話完結なので続編になるとキャストがガラっと変わります。なのでIFFJで3から観てもきっと大丈夫。たぶん。でもガチで挑みたい方は1からどうぞ。

 

Befikre

2016年/ヒンディー語

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こちらもIFFJ2017で上映。パリを舞台にしたラブコメ。

なんかお付き合いはしないけど~~~気軽な関係~~な感じのようわからん感じでした。というか先進的ではない私の感覚とはなんか違うw

クライマックスはヒドいドタバタなんだけど、一周回っておもしろかった。笑ったw私最後は嫌いじゃないw

 

Ko

2011年/タミル語

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大好きな『Ayan』の監督K.V.アーナンド作品だしジーヴァくん主演だし観たい観たいと思ってたやつ。ブルーレイ入手したので観ました。

ジーヴァくんは報道カメラマン。ちょうど行われようとしてる選挙絡みで不正をしようとする政治家の裏を暴こうとしますが、思いもよらぬ陰謀が絡んでいて…

おもしろかったです~!

ヒロインがあんまり可愛くなかった(写真左)。セカンドヒロインの子の方が可愛かったw(右の子ね)

 

Yavade Subramanyam?

2015年/テルグ語

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仕事人間なスブラマニヤム君が、自由奔放な幼馴染みと、これまた自由に生きる女性に影響されて、自分の本当に大切なものを見つける…な話。

ヒマラヤかな?にあるキレイな湖を目指すんですが、山を登るところが以前観たベン・スティラーの「LIFE!」に似てたw 山登りするのは大っきらいですが、映画はどちらも大好きですw

 

Noor

2017/ヒンディー語

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私生活も仕事も自分にも満足してないヌールが、ある事件に関わるうちに考え方が変わっていき…な話。

事件自体がヌールではどうしようもない胸糞な感じがなあ…、ちょっとなぁ。こういう女性が頑張るタイプの映画だと最後には元気をもらったりするんだけど、あんまりそういう意味での収穫はなかったです。惜しい。

 

Trapped

22017年/ヒンディー語

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建設途中のマンションを安く借りられることになった男。恋人との新生活の準備をしようとした矢先、壊れた鍵のせいでドアが開かず閉じ込められてしまい…。都会のサバイバルスリラーでした。

マンションには自分以外の住人はおらず、警備員は自分が住んでいることを知らず、電気は通らずケータイは充電切れ…な全ての悪いことが重なり、近くに人がいるのに都会のど真ん中で飢え死に寸前。果たして彼は無事生き延びられるのか!?? 今にも発狂してしまいそうなハラハラな展開に手に汗握りました。面白かったです~!

 

Thalaivaa

2013年/タミル語

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オーストラリアでダンス好き青年として暮らしていた青年ヴィシュワーは、インドに暮らす父がムンバイのタミル人を率いるドンだということを知る。また父の突然の死に遭遇し、いままで無縁だった危険な世界に身を投じることを決めて…な話。

アマラ・ポールがかわいい(顔が好みです)。あと中盤予想してなかった展開でよかった。

 

Thaandavam

2012年/タミル語

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ヴィクラムさん主演の…これはスパイアクション?

盲目のヴィクラムさんが、夜な夜な殺人を犯す。そのターゲットと理由には、ヴィクラムさんの過去が関係していて…

ヴィクラムさんの友人役にジャガパティ・バーブ氏。この人がただの友人役で終わるわけがなかろう…キャスティングがネタバレ感w

スパイ半分・盲目の男半分だったので、いつかヴィクラムさんのガチなスパイアクションが観たいです。

 

Ishqiya

2010年/ヒンディー語

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評判の『Ishqiya』、ネトフリに入りました。ネトフリちょっと一旦休会しようと思いまして、休会前の鑑賞にこれをチョイスしました。

2人のならず者とワケアリな女性。みるみるうちにそれぞれの関係が拗れていき、お前ら大人なんだか子供なんだか…なやり取りも。面白かったです。『Udta Punjab』とおんなじ監督なのよね、ふむふむ確かにちょっと不思議なところが似てるかも。(素人目線)

 

Bareilly Ki Barfi

2017年/ヒンディー語

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ラブコメー!

Spaceboxさんの上映会にて。上映してくれるのぜんっぜん期待してなかった(やると思ってなかった)けどやってくれてサンキュー!!!!!!!

地方都市で暮らす女の子ビッティは自由奔放な女性で、家族も容認していたけど、世間からはよく見てもらえず、お見合い話は破談に。落ち込むビッティは家出をもくろむことに。でもその道中で見つけたとある本の主人公が自分とまったく一緒で、家出を止めてその作者を探すことに。一方、その本の作者チラーグは複雑な事情で友人プリータムの写真を作者プロフィールに使ってて…から始まる三角関係なラブストーリーでした。

ワイ大好きなアユシュマン、新作が1年くらい開いちゃって、Meri Pyaari Binduもちょっと不完全燃焼だったし…なタイミングでやっと満足いくの見れてよかったー!w

そしてラージクマール・ラオですよ…やっぱこの人すごいねぇ。内気な青年からドヤ青年までの豹変っぷり。楽しいですよ。

 

Vivegam

2017年/タミル語

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アジット・クマールのド派手アクション。

敵役にボリウッドからヴィヴェーク・オベロイ氏。おうおう面白い配役じゃねぇか!

タミル四天王(ヴィクラム・スーリヤ・ヴィジャイ・アジットさん)の中で唯一ハマれないアジットさん…今度こそハマるチャンスか!と思い挑んだけど、ハマれませんでした…ハマった方が色々と楽だからハマりたいんですけど…。後半は飽きちゃって、まだ終わんないのかなーって思ってしまった…。でも近未来的ハイテク機器は観てて楽しかったです。スパイ映画の面白ポイントよね。PCとタブレットは無意味に透明で、スマホ一つで何でもできるよw

 

Vikram Vedha

2017年/タミル語

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第30回東京国際映画祭上映決定おめでとうさんーーー!!!ついでに2年連続マーダヴァン氏上映おめでとうさんーーーー!!『Vikram Vedha』はSIFFJで上映されたらいいなってツイートしたけど、その前にもっと大きな映画祭でやることになりましたね。

っつーわけでマーダヴァン氏と、絶好調なヴィジャイセートゥパティ氏のミステリアスなクライムサスペンス。ちなみにお互い敵なのでバディものではないよ。ヴェーダー(ヴィジャイセートゥパティ)が良く喋るマフィアなんだけど、よくしゃべるのに謎めいた展開のきっかけになるからいい意味で掴みどころがない!

クライマックスが思いもしない展開で面白かった。最後の最後までいいですね。この話の基になった「屍鬼二十五話」が読みたいです。映画祭前に読んじゃおうかな。

 

Velaiilla Pattadhari 2

2017年/タミル語

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最近のタミル映画はやさしい…うまくいけばインド公開から1カ月後には日本でも観れる。全部じゃないしオンラインのみだけど。在日インド人上映会なくてもあわよくば…な期待ができる。

オンライン配信してくれるorしてくれないの基準はまだ見分けられないけど(多分配給とか権利とかあると思うけどそこまで詳しくなれない)、ダヌシュの会社の所はかなりこれが早いっていうかほぼオンラインやってくれるイメージ。

てなわけで『Velaiilla Pattadhari 2』。タイトルからお察しの通り『Velaiilla Pattadhari』の2作目です。『Velaiilla Pattadhari』は「大卒無職」な意味だそうで、大学を卒業した理系が就職戦線からあぶれて無職になってるのを扱った話でした。ダヌシュ演じるラグヴァランの度胸とアイデアが面白くてヒットに。iTunesにあるのでご覧あれ~!で、続編のコレはボリウッドからカジョールが参戦。実は敵役ではないらしいけど…中身はご覧になってのお楽しみで。ほうほうなるほど、って感じでした。どちらかというと1作目の方が面白かったかなww

 

Spyder

2017年/テルグ語

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タミル映画監督A.R.ムルガダースとテルグのイケメン俳優マヘーシュ・バーブがタッグを組んだテルグ・タミルバイリンガル作品。の、テルグバージョンを上映会で鑑賞しました。

電話から諜報して事件を未然に防ぐ仕事をしている男シヴァが主人公。あぁこれはスパイですね!あとついでに女の子の電話も聞いちゃうよ!ダメだよ!

なにより敵が面白みあった!マフィアでも大企業の社長でもない、特異な性質を持つキャラクターでした。いままでインド映画であういうジャンルの敵見た事あったかな…インド映画で初めてまではいかなくてもかなり珍しいのでは??と思ったんですが実際はどうなんでしょ。こういうキャラクター得意な日本人俳優いっぱいいそうだ。

 

 

2か月20本分記憶が薄れながらも頑張って書いた!そしてここまで読んでくれた方、ありがとうございます!お疲れ様です!もうこんなに大量に書くのやだ!これに懲りて今後はほどほどにして観ます(守れない約束)