インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

2019年6・7月に観たインド映画

6月は引っ越しで忙しくあんまり観てないので7月とセットです。

その前はこちら

 

6月

NGK

今年1番のぶったまげ映画

 

Bharat

2019年/ヒンディー語

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4本映画はしごデーの締めで観ました。

観る前はインド愛国心万歳とかお涙頂戴系かな~って予想してて、まあまあそういう要素も含みつつも、面白かったです。ちなみに基本的にサルマン兄貴は好きです。

印パ分離独立から現代まで男の一代記みたいな話。上映した会場でも評判よかったから、今のインド映画公開の勢いに乗って公開されたりしないかしら。

すんません、当日あんまり感想を書いてないから何書けばいいのか分からなくなったw

韓国映画「国際市場で逢いましょう」のリメイクなんですがそっちは観てないです。

 

Kabir Singh

2019年/ヒンディー語

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テルグ映画『Arjun Reddy』のヒンディー語リメイクです。

良いって思う映画ではなくて、でも駄作っていう程じゃなくて…っていう、個人的には感想に困る映画だったんだけど、っていうインドではだいぶウケてるみたいで最後に確認した時は270カロール稼いでて2019年最高のヒットとか。インド人にウケるけど私が消化しきれないパターンかな…って。そういうのちょいちょいあるよね。たまに逆のパターンの時もあるしね。シャーヒド、次はオリジナル作品で特大ヒットを飛ばしてほしいな(そう思ってしまったのもファンとしては複雑な気持ち)

 

 

7月

マントー/Manto

2018年/ヒンディー・ウルドゥー語

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東京外大のイベントで観ました。

伝記ものはあんまり感想が出てこなくて、『マントー』も思考がストップしてしまったやつ。理由はどこまでが本当でどこからが作ったものなのかわかりにくいとか、事実は事実なのでなんとも思えなかったりとか。もっともっと娯楽寄りにつくってあれば受け入れやすいのだけど。ちょっとマントーはアカデミックな場で観た事も影響してインテリっぽいと身構えてしまって、まぁ多分苦手な部類だったのかな~と。個人的にインド映画に求めている部分ではないので。ゲストで呼ばれてた監督は、映画の評価は気にしてなくてこの映画を色々考えるきっかけにしてほしいって言ってて、elzaはさらに頭が休眠モードに入るのでした…。でもDVDで観てたら英語字幕でギブアップしてたかもしれないので観にいけたのはよかったです。

 

Virus

2019年/マラヤーラム語

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つい最近起きたウイルス流行の事案を映画化したお話。致死性のあるウイルスに感染した患者が運ばれてきて、そこから次々と広がり、緊急で原因解明と事態の収束が図られるが…って話です。

後半謎解き感のあるサスペンスで面白かった…って実話ベースの人の生死がかかってた話で面白かったって言っていいのか、憚るべきかもしれんけど。

 

Monster

S.J.スーリヤを脳内イメチェンチャレンジ。

 

Devi+2

2019年/タミル語

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女優の幽霊が新妻タマちゃんに乗り移ったホラーコメディの第2弾、今度はモーリシャスを舞台に夫プラブデーヴァの体に乗り移る新たな霊…
夜中に観たけど全然怖くないっすw
インドの続編は色んなタイプがあるけど、これは2観る前に1作目を観るのをオススメします。

認証の紙には『Devi+2』って出てて、ってことは『Devi+2』ってタイトルで申請してるんだと思うんだけど、wikiとかネット上の他の表記は『Devi 2』で表示されてるからどっちなんだってばよ…って思いました。

 

Aa Ab Laut Chalen

1999年/ヒンディー語

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地元で就職できないラーフルは、単身米国に旅立つ。タクシー運転手に助けられたことをきっかけにタクシー運転手を始めるが、そこでインドから来たプージャという女性と出会う。
ラーフルはグリーンカードのためにNRI女性と結婚しようと計画するが、その時もうプージャは彼に恋心を抱き始めていて…。

あのリシ・カプールが唯一監督した1999年の映画。
この年代っぽくほほえましい作り~。こんな美女に好かれてニブいラーフルめ…。インターミッション(文字出なかったから多分)の時に衝撃の人物が登場してからはちょっと先が読める展開ですw

 

Rehnaa Hai Terre Dil Mein

2001年/ヒンディー語

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マディが名前そのままで主人公。そしてヒロインは『Sanju』にも出てたディヤ・ミルザーがこの映画で役者デビュー(そのより前はエキストラで出演だったらしい)。今だと主人公の行動はギリギリアウトだけど、この時代には確実にこういう展開あったよねーっていう内容でした。主人公がどのくらいアウトなのかは、マーダヴァンファンとして試されるレベル(笑)

もう一人主人公のライバル的な役でサイーフ・アリー・カーン。昔ヤンチャだった(で女性には奥手)な主人公と比べ、どちらかというと性格イケメンなキャラで、最終的に主人公より好感度高かったぞw

Kedi

2010年/テルグ語

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ギャンブラーで盗人のラミー(ナーガルジュナ)は、盗みに入ったアジトで警察に捕まってしまう。彼は顔見知りだというACPシェーカルを呼ぶ。長年彼を追っていたシェーカルを前に、彼は村の少年だった頃からの生い立ちを語り始める…。

ちまちまとナグさんの映画追いかけ中。

踊るナグさんかっこいい。ヒロインは角度によっては厳つく見えるけどかわいい。お話はほぼほぼ理解できる内容でした。テルグにしてはテンポがゆっくりだったかな。テルグは観客置いてきぼりにするぐらいガンガン先に進んでっていいのよって思いました。

 

Dostana

1980年/ヒンディー語

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警察官のヴィジャイ(アミターブ・バッチャン)と弁護士のラヴィ(シャトルガン・シンハー)は学生時代からの親友だった。ヴィジャイが逮捕した人物をラヴィが弁護することもあったが、それが2人の仲に影響することはないくらい友情は強固なものであった。しかしシータルという女性が現れると、友情に暗雲が立ち込めて…。

2008年の同名映画(アビシェークとジョンの)のリメイク元と勘違いした私は5年前にこのDVDを買ったんだけど、5年の間寝かせてたのでもともとレトロな映画をさらに熟成させてたのであった…ワインか。やっと観た!!
その通りぜんぜんリメイクじゃなかったんだけど、男2人が1人の女性のことを好きになるって点は共通してました。80年版は硬派だけど、08年版でマイアミに行くとめっちゃチャラくなる(笑)。

面白かったです。これならもうちょっと前に観ててもよかったじゃんって思いました。アクションがめっちゃダイナミックだった。トム・クルーズより先にトム・クルーズがやりそうなことやってた。
あとクライマックスあたりにシャトルガン・シンハーが泣く姿を観て何かに目覚めそうになった。シャトルガン・シンハーの映画も機会があったら観ておきたいな。

アムリーシュ・プリーは大ボスやる俳優っていうイメージしかなかったんだけど、『Dostana』は悪の組織の2番手だったから驚いた。あと若いね。アムリーシュはアミターブとアクションやるよ。

 

Kandukondain Kandukondain

2000年/タミル語

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マンムーティとアジットさんとタブーとアイシュ!豪華!
いい映画でした~!!!

タブーとアイシュが姉妹。アジットさんはアシスタントディレクターで映画の撮影でタブーとアイシュのいる村に来てタブーと恋仲になって、マンムーティは爆弾で片足を失った元軍人の花屋さんである日歌って踊ってるアイシュに一目ぼれ
不運続きなタブーが自身でそれを気にして密かに傷ついてて泣けた。

アジットさん苦手なんだけど、この映画のアジットさんは好き。怖くて苦手な俳優は古い映画から攻めてみる作戦中です。

『Kandukondain Kandukondain』はジェーン・オースティンの「分別と多感」をベースにしてます。そういえばアイシュは「高慢と偏見」をベースにした『Bride and Prejudice』にも出てるんだったと思い出した。

 

Sarbjit

2016年/ヒンディー語

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今年の夏休みはランディープ・フーダ特集にしようと思ってたんだけど、フライングで観ちゃった。1こ前に観た映画からアイシュ続きってことで。

畑の間にある印パ国境をうっかり超えてしまったのをきっかけに、テロリストと人違いされて死刑判決を受けてしまうサラブジートと、彼を助けようと奮闘する姉ダルビールたち家族の話。ランディープ・フーダとアイシュワリヤー・ラーイが姉弟役。実話です。サラブジートは本当のところ普通の農民だったのかテロリストだったのか色々話があるらしい…。
劇中、救出活動の時に使われるサラブジートの写真が本物のサラブジート(演じてたランディープのではなく)で、なんでそこだけご本人?って気になった。

『マントー』と同じく、ストーリーとか実在の人物への感想はあまり持たなかったです。

ほぼ獄中のランディープがすさまじい目に遭う!!檻の中でどうやってご飯作るんだろうっていうのが気になった。やっと家族に会えるって時に嬉しそうに準備するのが泣ける。なんかもうこれだけで映画賞あげてしまいたいのだけど、Stardust Awardsにノミネートだけってのびっくりした。あれか、時間に換算するとそんなに多くないからか?ちなみに投獄される前のランディープがめっちゃ好青年で、不真面目な私はこのランディープ観た瞬間結婚してくださいって思いました。

アイシュも熱演でアイシュは映画賞ノミネートも多かったです。アイシュだけ時の流れ早くない?っていうかほかの人があんまり老けてない?って感じにあまり変わりない中一人ガッツリ老けメイクしてめっちゃ気合い入れてる感じがしました。声も枯れてて喉潰れそうだった。

 

Stree

2018年/ヒンディー語

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チャンデーリーの町では、毎年4日間行われる祭りの間だけ男性が忽然と姿を消すという不可解な事件が続いていた。人々はこの街にいる幽霊"ストリー"の仕業と噂していた。
一方、仕立て屋のヴィッキーは祭りの間だけ滞在するという女性に服を仕立てるよう依頼される。ヴィッキーは彼女に一目惚れするが、彼女は神出鬼没だったり、携帯電話を持っていなかったり、ヴィッキーに謎の材料を持ってくるようお願いしたり、どこか怪しい言動だった。ヴィッキーの友人達は、彼女こそストリーなのではないかと疑うが…。

ホラーです!👻
ホラー苦手だったのでそこそこ怖かったです!夜に観るのは避けましょう!でもそれ以上に面白いのが上回ります!
特にキャラクターのどこか気が抜けた感じとか、真面目なのか不真面目なのかわかんないとことか、超ツボでした。ビビりな若者衆と、なんか怪しいパンカジ・トリパーティがめちゃめちゃ役にハマってます。パンカジおじさんハマり役かよ。パンカジおじさんにこういうのやらせたら右に出るものいないっすよ。

DVD出るの待ってたんだけど、一向に出る気配がなかったので配信で観ました。もうちょっと待ってるつもりだったんだけど、お裁縫するラージクマール・ラーオの画像見ちゃったらいてもたってもいられなくてw

お勧めです~ インド映画オンリーの映画祭でやってほしい。

 

 

6月は引っ越しで…と言いつつ劇場には足を運んでインド映画以外も観てました。

アラジン

クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅

メン・イン・ブラック

ザ・ファブル

スパイダーマン ファー・フロム・ホーム

目白押しすぎて。

 

 

 

 

Monster

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2019年公開

出演:S.J.スーリヤ

   プリヤー・バヴァーニ・シャンカル

   カルナーカラン

言語:タミル語+英語字幕

時間:130分

監督:ネルソン・ヴェンカテーサン

 

あらすじ

生き物の命を尊重するよう教育を受けたアンジャナム・アラギヤ・ピッライ(S.J.スーリヤ)は、心優しい男性へと成長する。彼は電気会社に勤め給料も悪くなかったが、女性にモテることはなく、150回お見合いをしても独身のままであった。

彼は周囲の勧めもあり、家を買うことにする。ちょうど中古マンションを内覧していた時、断られたはずの150回目のお見合い相手メガラ(プリヤー・バヴァーニ・シャンカル)から連絡が入り、幸運の知らせだと思った彼はその家を購入することに決める。

お見合い相手と順調に関係を育んでいく彼だったが、それと同時に、引っ越したばかりの新居では食べ物が無くなったり、電源コードが切られたりと、彼より先にこの家で暮らしていた"ネズミ"に悩まされ始め…

 

いろいろ

最近観た映画『Mersal』では詐欺師レベルに悪どいことをする医者、『Spyder』ではサイコパス野郎など悪役で強烈な印象を残したS.J.スーリヤ(おかげで彼の笑顔は悪いことを考えてるようにしか見えなくなったw)が、なにやら普通の男性役でコメディやるっぽいな、ってことで興味が沸き、公開後も現地でポジティブな評判を得ていたので観ました。 

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結構面白かったです!

引っ越したばかりの男性と害獣による闘いのお話です。

すーぐ暗い展開に話を持っていきがちなタミル映画にしては、かなり爽やかな映画でした。それに合わせてS.J.スーリヤもかなり爽やかなおじさんなイメージに。設定上は36歳だそうで、36歳には見えないけどw 私同様、S.J.スーリヤ対してサイコパスなイメージが付いちゃった人にこの映画オススメです。

ちなみにネズミは最初映画スター並みにもったいぶって登場するんですが、観る前から予告編とかで分かるのでネタバレではない、はず。このネズミ、めっちゃIQ高いな!?って感じで、家から追い出そうとしてもなかなか一筋縄ではいきません。それどころかなかなか体験できなさそうな悲惨な事態に陥ることも。そもそも主人公は生き物を尊重するように育てられたから、「駆除=殺す」程には強く出られないのもミソで、この映画の面白いところでもありました。ちょうど引っ越しを済ませたばかりの私にとってタイムリーなシーンもあって、ドキドキしましたw

ちなみにネズミ目線の映像はちょっと『マッキー』っぽさがありました。『Monster』の方はネズミが生まれ変わりだとか人間の言葉理解したりとかファンタジー要素はないですけど。

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それと、途中からネズミに加えてもうひとつ新居を狙ってる存在が登場…。

 

ヒロインのプリヤー・バヴァーニ・シャンカルが可愛かった。前観た事あるっぽいんだけど全然覚えてないから初めての認識でした。

ハキハキしてるけどいい人って感じで、心優しいし、主人公の受難に自分も若干巻き込まれるけどわりと寛容なヒロイン。

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ただし彼女はあくまで家の外の人であってネズミ駆除にめちゃめちゃ協力的ってわけではないので、実際は1人対1匹って感じでした。

 

インド映画十八番、主人公に協力的な友人枠は控えめながらありました。今回はめっちゃ小言を言う友人だったので、その分(物語上都合のいいキャラクターってよりは)ちょっとリアル寄りw

 

お気楽に楽しみたい時にオススメな映画です。わりと今年上位に入るくらい好きかも。

でも猫大好きな人にはちょっとオススメできないです。

 

リンク

「Anthimaalai Neram」婚約式ソング。爽やか~~~!!

 

「Theera Kadhal」お家買いましたソング そのウキウキ感わかるよ~!!

 

「Tabakkunu」ネズミ被害だワ~~なソング。ネズミのこどもたちは比喩です