インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

2018年9月に観たインド映画

もう秋ですね。暑いのが終わったと思ったら天気がずっとぐずついて、買ったばかりのスニーカーが濡れる日が多いですw

 

月イチまとめ、前回のはこちら

 (8月は予告通りインド映画を観なかったのですっ飛ばします)

 

9月は去年から開催のICWがあったため、スクリーン鑑賞多めの月になりました。今月は9本です。単独記事の感想も最近にしてはいっぱい書きました!w

 

 

Padman

日本での公開が発表になる前にBlurayを買ってしまったので観ました

 

レディース・オンリー/Magalir Mattum

2017年・タミル語/ICW2018上映作品

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ジャーナリストの女性と、その義母、義母の学生時代の友人2人が旅に出る話。義母たち3人がそれぞれ抱える悩みに焦点が当てられています。あいち国際女性映画祭で上映されてもいい感じの映画でした。途中さすがに悩みの種を敵視しすぎかな…と一瞬思っったけど、その後それをカバーするくらいの展開があったので、総合的には結構オススメ。好きなのはそれぞれが語る初恋話。結構シビアな結末になる初恋話なんだけど、歌にのせてコミカルに描いてあってなかなか楽しかったシーンです。

あとは、インド映画ファンに嬉しいサプライズもあるよ!

 

ドゥルガー~女神の闘い~/Kahaani 2

2016年・ヒンディー語/ICW2018上映作品

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『女神は二度微笑む』を期待すると拍子抜けしてしまうかもしれない…。タイトルとか主演とか監督とかは一緒だけど、違う世界のお話なので違う映画として観ましょう。インド映画で設定が違ったらもうまっさらな気持ちで観るしかない。…っていうテンションで行ったら結構楽しめました。こっちも先の展開が読めないスリルがありましたよ。主演はアルジュン・ラームパールじゃんってくらい警察官役のアルジュンが出てるんですが、彼のシュッとした佇まいがローカルな警察署で浮きに浮きまくっててオモロかったです。

 

親友の結婚式/Veere Di Wedding

2018年・ヒンディー語/ICW2018上映作品

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同じ高校に通った親友4人が大人になった時の、それぞれの生活と将来、友情を描いたドラマ。

悩みは30歳前後にありそうなものなんだけど、そもそもみんなかなりの金持ちたちで、自分からしたら寝てても勝ち組レベルの違う世界の人達だから、なんかもうそんな悩まなくてよくね?みたいに思っちゃって若干モヤモヤしました。三十路女の定番の話、地雷になってきたかも(笑) 男なら30歳でもこんな悩み描かれる事少ないのになぁ。女も解放されてぇ。

ド派手なドレスとかは観てて楽しかったです あとソーナムが若干不器用で可愛い。

 

吹き渡る風に/Kaatru Veliyidai

2017年・タミル語/ICW上映作品

 

アルヴィ/Aruvi

2016年・タミル語/ICW上映作品

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ポスターデザインいいよね。このサイケな感じ。とはいえ本編映像は全然サイケじゃないです。

途中、よくある社会問題の話になってきて、あ~~またこのネタか~地雷なんだよな~と思ったところ、急展開が起きて、いやその急展開のほうも社会問題な話なんだけど、そう来る!??みたいな驚き。ごめんなさいね、あんまり内容話さない方がいいかと思うとボヤッとした書き方しかできず(笑) まあ私の御託はいいからとにかく観てほしい。多分英語字幕でも何となくわかると思います。タミル映画かなりエッジが効いてる。

 

マヘーシュの復讐/Maheshinte Prathikaaram

2016年・タミル語/ICW上映作品

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派手なヒンディー映画やらアツいタミル映画やらエッジの効いた新人監督の映画やら観た後に同じ映画祭の枠で観ると「これホントに同じ国の映画!?」ってカルチャーショックを受けてしまいそうなマラヤーラム映画。でもこの映画こそいつも観るマラヤーラム映画の雰囲気がぎっしり詰まっててちょっと懐かしくなりましたw 何か事件が起こりそうで起こらない、起こってもごくごく狭い範囲の話。いやこれでいいんですよこの映画は。マヤラーラム映画はずっと変わらずこういうの世に残していってほしい。結構好きです。

 

※ほかICW上映作品は以前観た事があってどこか別のページで感想書いているので省略します

 

Seema Raja

 

Kadaikutty Singam

2018年/タミル語

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ちょっと前から配信してたけど後回しにしてたせいで『吹き渡る風に』のお口直し的なタイミングになっちゃったカールティ主演映画。

とはいえ微妙にお口直しにはならず、というのが、主人公が叔父の立場で姪っ子にあたる女の子との結婚話が上がるんだけど、そもそも叔父と姪っ子が結婚できる風習?が頭では理解できてもなんとなく納得できず…歳が近くて幼いころから仲良い設定ならせめて従兄妹じゃダメなのか…でモヤモヤと(笑)。メインヒロインは血縁関係のない女の子なのでいいっちゃいいんだけどさ(笑)。

見どころは、主人公が農家なので武器が農作物なところです。一番印象に残る武器が根っこに芋みたいなのが付いた謎の農作物。あとはひっきりなしに目に入る田園風景。いいよ~!!!!

 

 

 

 

Kaatru Veliyidai

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2017年公開

出演:カールティ

   アディティ・ラーオ・ハイダーリー

   R.J.バーラージ

監督:マニ・ラトナム

時間:134分

言語:タミル語+日本語字幕

 

あらすじ

空軍パイロットの"VC"ことヴァルン・チャッカラパーニ(カールティ)はカールギルで交戦中、戦闘機が損傷し墜落、パーキスターンの捕虜となってしまう。収容所で身動きの取れない生活を送る中、ある女性との出来事を思い出す。

医師のリーラー(アディティ・ラーオ・ハイダーリー)はシュリーナガルの病院にやってくる。ちょうどその時、近くで交通事故にあったVCが緊急搬送されてくる。到着早々患者を診ることになった彼女は懸命に治療を行うが、VCは動けるようになった途端に病院を抜け出し軍に戻ってしまう。

軍のパーティーでリーラーと再会したVCは、治療途中に病院を抜け出したことの謝罪に民間航空機に乗ろうと誘う。はじめは拒否したリーラーだったが、最終的にVCの誘いに乗る。

その後も交流するうち、いつしか交際することになったVCとリーラー。しかしVCの数々の身勝手な言動に、とうとうリーラーは彼と距離を置くことを決めてしまう。その時カールギル紛争が勃発。VCは戦闘に参加しないといけなくなり…。

 

いろいろ

今年2回目の開催となった映画祭・ICW2018で上映されたので観に行ってきました。映画祭での邦題は『吹き渡る風に』。

『ボンベイ』や『Dil Se..』を作った巨匠マニラトナムが監督、スーリヤさんの弟で俳優キャリア10年以上のカールティと、主にボリウッドで活躍するアディティ・ラーオ・ハイダーリーが主演。そして音楽はA.R.ラフマーンです。

 

※以下ネタバレを含みます

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クソ映画!

 

はじめは、雰囲気重視な映画かなと思ったんですよ。『ボンベイ』や『Dil Se..』を作った巨匠マニラトナム監督が、そんなエキセントリックな駄作を作るはずがないと。情緒的に撮ったものだと。ちがいました。クソオブクソ映画でした。金と時間返せとは言わないけれど、途中から石投げつけたくて仕方がなかったです。

まず主人公がクソ。自己中心的でナルシスト、サイコパスですらある。この主人公のキャラクターを受け入れろって言われても、かなり無理。もしこのVCを気に入った方いたらスミマセン、でも私は拒否反応しかでませんでした。

やることなすことが酷すぎます。

友人たちとの歓談の場でリーラーが意見を言うと「お前は女だ 大人しくしてろ」な発言がナチュラルに飛び出す差別主義者。ある日結婚登記所に突然呼び出し、明日結婚登録すると宣言しておいて、いざ翌日の待ち合わせはすっぽかし、挙げ句2日くらい連絡なし!彼女が会いに行ったら「忘れてた デリーに言ってた」…あれかな?君は鳥頭なのかな?

もちろんそれだけじゃない。リーラーが妊娠したから相談に来たら、「俺は心の準備ができてない 無理だ父親になれない」とかなんとかいきなり子供じみた泣きに入る始末…。準備できねぇじゃねえよ!!するんだよ!!お前この前結婚しよ言うとったやろが!!!おままごとか!!!

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↑こんな雰囲気ある写真も、かなり胸糞なシーンです。

 

カールティの映画は『Biriyani』とか『Theeran Adhigaaram Ondru』とか観ていて、超ファンってわけではないけど一応は応援している俳優さんです。だからちょっと甘めの評価にしちゃいそうだけど、それでも全く受け入れられないキャラクターでした。

 

あとそれに付き合うヒロイン・リーラーも大概にしろって感じ。

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どんなに酷いこと言われても、VCが愛の歌を歌えば戻ってくるし、謝ればほだされて許しちゃう…VCに辛いことされて心が離れてもその後VCにされると戻っちゃう。DVの典型じゃないすか。もっと自分を大切にしたら?あとちょいちょいバカです。雪山でVCが「吹雪が激しいし雪崩きちゃうから帰ろう」って珍しくまともな事を言ったのに「いや!この景色気に入ったからまだ帰らない!」と突然のわがまま。観てる側ドン引き。なんやこのヒロイン、いい大人で人命とか冷静になって考えられないのか?

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↑吐く息が白くなる気候なのに、ノースリーブキャミワンピを着て待ち合わせに来る女、それがリーラー。君医者じゃないの?あとこの時普通に「寒い」って言ってた。ギャグかな?

 

「なぜヨリを戻すの?」って同僚たちの会話で、「愛だから」って片付けられる2人。愛ってだけで数々の茶番劇に納得しろってか…納得できねぇーーー!!インド映画たまにそういうところあるよね!!こんな2人に付き合う同僚、かなり優しい。私ならどうぞご勝手にって距離置くね!

この台詞に限らず、色んな事がその場しのぎで片付けられていく話です。こちらは全く腑に落ちないまま次の出来事へ。そのせいか、雰囲気はあるけどストーリーが支離滅裂な印象に。イライラしてしまって心に吹き渡る暴風…。スクリーンから離れていく心…。何度席を立とうと思ったことか。しかしこれは映画なので観客としては最後まで見届けないと怒りもできないので見届けました…(映画祭には怒ってないです 映画制作者には怒ってますw)。

 

 

観客的には遅いよっていうタイミングでとうとうリーラーにさよならを言われてしまったVCは、パーキスターンでの捕虜生活で彼女の大切さを思い知り、行方が分からない彼女を探すことになります。しかしVCのなにがどう彼を生まれ変わらせたのか、彼の性格がどういい方向になったのか全然わからないので、この先VCとリーラーが一緒になってもまた同じことになるのでは…という不安しかない将来像が見えます。映画って主人公の心境の変化をちゃんと見せないと説得力がなくないすか…??その辺何も説明がなかったというか、監督的には回想と捕虜生活で説明ついてるかもしれないけど、どこが??って感じで全く伝わってきません…。

あれかしら、高度な人にしか読みとれない高尚な内容なのかしら?

 

 

 

映画祭での日本語字幕は、冒頭の演者・スタッフのカタカナ表記が不自然だったため、もしかしたら台詞も私が観たものと実際のタミル語では乖離があるかもしれません。このブログに書いた台詞も実は違うかも。でもVCのサイコパスさ台詞だけではなく行動にも含まれるので、もし原語を理解できたとしてもこの映画の評価に大きな変化はないと思います。

というわけで、インドでどんな評価受けているかわかりませんが、私には理解したくもなくなるほどアカン映画でした。インド映画観るなら良作だけでなく駄作も観た方がいいと思うので、駄作の候補としてオススメしたいですw

 

リンク

ぶっちゃけ、A.R.ラフマーンはあまり私の好みじゃない(一部を除く)ので、あんまり響いてきませんでしたw

「Azhagiye」強いて言うならこれが楽しそうで一番好き

 

「Saarattu Vandiyila」家族はデリーで暮らすタミル系?地域性ミックスするのはいいけど、ぶっちゃけ全編タミルでも成立すると思う。

 

「Jugni」ラフマーンぽいな~って思う曲