インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

2017年11月に観たインド映画

お久しぶりです!

既に12月も中旬に差し掛かってますが、やると決めたからにはこれだけはやらないと!

11月に観たインド映画の感想はじめます~

 

セクシー・ドゥルガ

11月最初はまだ東京国際映画祭の時期でしたね。 

 

Phillauri

観る前から期待度MAXのところ、習いに行ってるヒンディー語の先生も褒めていたので更に期待度上げて観ましたw

 

Pizza

2012年/タミル語

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今DVDレンタルで『ピザ!』っていうインド映画がありますけど、それとはまったく毛色の違う映画というか、あちらのヒューマンドラマに対しこちらはホラーです。どっちもタミル語の映画なのでややこしいw ヒューマンドラマの方の原題は『Kaaka Muttai』=「カラスの卵」で、なんならそっちの方がホラーっぽいタイトルに聞こえてきませんか…?なんつって。

『Pizza』は『ヴィクラムとヴェーダ』のヴェーダ役ヴィジャイセートゥパティが主演です。ガタイはいいけどまだ今に比べたら痩せてる頃で、雰囲気はいたって普通の兄ちゃんでした。ホラーは大の苦手なので、インド映画でもよっぽど観たい要素がないと見ないんですが、こちらは先に観ていた方から「笑える」「ツッコミどころ多め」「怖くない」といった、いいのか悪いのかわからない感想が聞こえてきていたので、それなら私でも観れるかな、と思ってチャレンジしてみました。正直なところ、普通レベルには怖かったです。終盤になると方向性がわかって案外怖くなく観終われたかなぁ。でもその日夜は、地下鉄の誰もいない通路通る時ほんのりビクビクしましたw ホラーが怖ければ怖いほど好きな人には物足りないかも。あと私が鈍感なのか、ツッコミどころがあんまりなくて、全てをそのまま受け入れながら観ちゃいましたw アイデアが面白かったです。

 

Mubarakan

2017/ヒンディー語+英語字幕

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私とアルジュンの残念な印象、それはアルジュンがどうしても職場の某同僚(可愛くはない)に見えてしまうところ…。ゴツくて髭生えてるところが特に…。今回のイギリス育ちの方のアルジュンで、冬の服のテイストが似てて更に同僚を思い起こさせる…wwwこれはもう周りがアルジュン可愛いと言おうと推しまくられようと、私はもうアルジュンのファンにはならないんだろうなぁ…と思うところです。アルジュンは悪くない。

アルジュン、2役で超おいしいキャスティングだったけど、なんでだろう、印象があんまり濃くないw 周りが個性あふれるキャラばっかだったからかな?人も多かったしなぁw しかしパンジャーブ育ちの方のアルジュンがちょっと弱気になるところ、可愛かったです。

こういう人間関係ドタバタコメディは、日本語字幕で観たいですね。IFFJコメディー枠に推薦したい。

 

Jagga Jasoos

2017年/ヒンディー語+英語字幕

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『バルフィ!』の主演×監督コンビで今年の注目作!にもかかわらず、公開が遅れに遅れ、挙句評判がよろしくなく見事にコケた作品。私の周りでもあまり良い評判は聞かなかったんですが、でも予告編では楽しそうだったし、『バルフィ』の雰囲気も好きだったので、迷いつつも円盤を購入しました。

ドキドキしながら観ましたが、普通に面白かったです。この作品のミソが「ミュージカル仕立てのインド映画」って所なんですが、そこがどうもうまく上滑りしてしまったのがコケた要因の一つのよう…私は楽しく拝見できましたが。インド映画の一般的な歌と踊りのスタイルではなく、ハリウッドミュージカルのあの台詞×歌のMIX具合。普段のインド映画観るテンションだとかみ合わないかもなので、それは承知の上でどうぞ。私は、この先ふとした時に観たくなるくらいには気に入りました。

インド映画コンテンツ砂漠な日本にいるとどうしても人様からの評判やヒット具合で選別しちゃうけど、それだけじゃなくて自分の趣味に合いそうなもの選べるとハッピーだな~と思いました。

 

Toilet: Ek Prem Katha

2017年/ヒンディー語+英語字幕

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今年公開のヒンディー映画の中で、トップくらいにヒット具合も評判もいい映画といえば、こちら!「トイレ」がテーマというなんとも地味な題材ですが…。

恋愛結婚をした夫婦の暮らす家にはトイレがなく。そもそもインドではトイレというものが家にあることがよろしくないという考えを持つ人が少なくないらしい…。まじかよ、むしろトイレがない方が人間的生活できないでしょ…というのは日本人的感覚。そんな家に嫁いだ奥さんの実家にはトイレがあり、トイレなしの生活(トイレはご近所の奥さんたちと歩いてそれらしい場所で済ませる)なんて耐えられない!と早々に出て行ってしまいます。愛する奥さんを取り戻すため、旦那さんはトイレを設置しようと奮闘するのですが、前述のとおり頑なな考えを持つ父親と、トイレは不要と突っぱねる村の人と、腰が重い行政のせいで前途多難…。

インドの親が子供たちの結婚にコミュニティが~とか宗教が~とかあれこれ反対するのって、こういう感覚のズレを最小限にするためなのも一つとしてあるのかな…と思ったり(いえもちろんそれ以外の色々な要因もかなりあると思いますが)。生活レベルを上げるのは容易だけど、下げるのは難しいものね…。

インドの文化と時事ネタをテーマにした、興味深い映画でした。インドを知る上でいい一本かもですね。

 

 

今月の1本

12月21日公開の『MCA』から歌詞付き動画を。このカップルが可愛すぎて~~!!いつ観られるだろうか…