2019年公開
出演:ソーナークシー・シンハー
バードシャー
ヴァルン・シャルマー
アンヌー・カプール
プリヤーンシュ・ジョラー
クルブーシャン・カルバンダー
監督:シルピー・ダースグプター
言語:ヒンディー語+英語字幕
時間:134分
媒体:Amazon Prime
あらすじ
ベイビーことバビター・ベディー(ソーナークシー・シンハー)は父を早くに亡くしており、一家唯一の稼ぎ手だった。彼女は叔父からの借金も抱え、父の思い出が詰まった自宅が担保になっていたため返済に困っていた。
そんな時、ユナニ医学の医者である伯父(クルブーシャン・カルバンダー)が急死する。そしておじっ子だったベイビーだけに遺産が舞い込んでくる。喜ぶベイビーと家族だったが、遺産を受け取るには伯父が経営していた診療所を半年間運営しなければならないという条件付きだった。
しかもその診療所は、男性の治療を専門とするの泌尿器科クリニックで──。
いろいろ
なんかこのブログよく性教育映画に食いついてる気がするwだってインドの性教育映画って色々と試行錯誤してて面白いのが多いからさぁ。
セックスがテーマなので、やはり議題は性の身近さとイメージの乖離(生物にとって重要なものなのに、汚いものとして話題にされるのを避けられる矛盾)に対してでしたね。男性専門クリニックなのに切り盛りするのは女性という患者と医院双方のやり辛さをきっかけに、問題を抱えた患者が治療を受けようとしない病気自体のイメージの悪さとか。
それと同時に医療資格を持たないヒロインが薬を処方することも問題視されるんだけど、終盤になるまで観ている側は「それは医療行為では…」的な引っかかりが消えないので、この点はいっそ最初からヒロインが医療資格持っている設定でいってもよかったのでは…ってちょっと思ったw 都会で医者やってたところに田舎にある伯父のクリニックを引き継ぐとかでも。いや医者にしたら借金抱えるほど暮らしに困らなさそうで設定難しいけどw
Khandaani Shafakhanaは伯父のクリニックの名前です。
Khandaani(カーンダーニー)=先祖代々の、一族の人、家系の人
Shafakhana(シャファーカーナー)=病院、医院
という意味なので、まんま「家族クリニック」って訳付けました。個人的には「家族計画クリニック」って付けたい。…が意訳が強くなっちゃうかなーどうかなー。
診療科目は日本でいうED専門外来クリニックが近いと思います。
このクリニックが取り扱うのは西洋医学ではなくて、インドやパキスタン辺りのイスラーム文化圏で行われている伝統医学・ユナニ医学です。ユナニ医学の専門機関もあるみたい。漢方みたいなものかな?伯父さんはハキーム(イスラム教徒の医師)と呼ばれてて、ハキームは"ドクター"の呼称とはまた意味合いが異なるような使われ方でした。伯父はハキームより"ママジー(おじちゃん)"と呼ばれて親しまれてたみたいですが。
推し俳優ソーナークシーの主演。ソーナークシーはうっかりすると半年くらい観る機会がなかったりするんだけど、2019年はゲスト出演含めて6作品もあったみたいで、結構頑張ってたのね、観やすい配信サイトになかなか来てくれないのが難儀なところ。
ベイビーの恋の相手?っていうのか友達以上恋人未満っていうほのかな感じの相手役はプリヤーンシュ・ジョラーでした。これはあれだな、アメリカのガールズムービーでヒロインの相手役をやるこれから売り出しの俳優的な…
レモンソーダ売りの太眉くん、わるくはなかったっすよ!彼女になったら大切にしてくれそう~!
話題がちょっととっ散らかってしまったかな~っていうのと医学的用語があるのが英語字幕少々辛いですが、コメディーでとっつきやすかったです~。
リンク
バードシャーがクリニックの患者役で出てます。ほぼ本人役みたいな設定でした。
この出演でエルザはバードシャーを"出たがりさん認定"しましたw
「Koka」
ユナニ医学の知識がない主人公が伯父の虎の巻から色々吸収するシーン
「Udd Jaa」
「Saans Toh Le Le」バードシャーをガンガン使い倒すスタイル