2012年公開(インド)
出演:ヴィディヤー・バラン
パランブラト・チャテルジー
ナワーズッディーン・シッディキー
時間:123分
字幕:日本語字幕(1回目輸入版DVD、2回目劇場)
2012年現地で公開されヒットした、本格サスペンス映画です。
あらすじ
※アジアフォーカス福岡国際映画祭HPより拝借
コルカタの地下で起きた毒ガスによる無差別テロ事件から2年。1カ月前に着任以来、行方不明となった夫を捜しにコルカタへやって来た身重のヴィディヤーは、地元警察と共に捜索を開始。だが手がかりはゼロ。都市の路地裏のような謎が広がる。代わりに夫に似た男が浮かび上がってくる…。
いろいろ
普段ミステリー・サスペンス・スリラーの類は苦手なので観ないのですが
こちらインドの演技派女優トップのヴィディヤー・バーランが主演の映画ということで前々から気になっておりました。
身重の女性が、はるばるイギリスから夫を探しにコルカタ(=カルカッタ)にやってくるという話。
そう簡単に見つかるはずもなく、しかも警察はあまり動いてくれず、協力してくれるのは親切な警察官ラナくらい。
↑警察官ラナ
ヴィディヤが夫さがしを進める裏では明らかに怪しい動きがあり、ヴィディヤーに情報提供をしてくれそうな人が次々と殺されてしまいます。
それでもヴィディヤーは芯が強く夫探しを諦めないのですが、とうとうヴィディヤーも命の危険に。身重で普通に生活するのも大変そうなので、観ている側は更にハラハラしてしまいます。
こういうサスペンス?スリラー?なモノって、最後の方に謎が解けていくと同時に、あっと言わせるどんでん返しが必要かと思いますが、これもどんでん返しがありました。 一度謎が解けて少し話が落ち着くかと思いきや、最後の最後でww 驚きが待っていました。
何がネタバレになるのかわからないのでココで多くを語ることはやめておきましょう。
個人的にこういうジャンルが苦手な理由は第一に“シリアスが強くて見応えがあっても「キャッ♪楽しかった♪」とはならない”がまずあって、まぁこれはジャンルの問題なので仕方ないんですが、第二に“オジサンがいっぱい出てきて見分けが付く前に映画が終わる”っていうのがあります。これは意外と色んな見た目(オジサン達であることには変わりないけど)の人が出てくるので大丈夫でした(笑)
ダンスシーンはないです。ナレーション代わりの歌詞がのった音楽シーンもほとんどありません(あったかもしれないけどあまり幅を利かせてない)
コルカタの街並みやドゥルガー祭のシーンがあるのでインドっぽさは結構あります。
美しさばかりが注目されるインド映画女優ですが、優れた演技力をもった女優さんもいるということで、
ヴィディヤー・バランの映画を見たことない人は観る価値があると思います。(もちろんインド映画界他の演技が優れたトップ女優もいっぱいいます)
インドで女優が単独主演な映画も少ないですし。
時間が123分と比較的短いので一気に観れます。
DVDにはインターミッションがなかったよう…な?多分。
気になる方は観て損はないと思います。
リンク
予告編
アミターブ・バッチャンが歌うエンディング