映画祭やらイベント上映やら続いても、それとは別に家でマイペースにDVD観たくなっちゃう…なんでしょうかこの心理。というわけで映画祭ではやらなさそうなヴィシャール主演のタミル映画を観ました。
2007年公開
出演:ヴィシャール
プリヤマニ
アーシーシュ・ヴィディヤールティー
アジャイ
監督:ブーパティ・パーンディヤン
言語:タミル語+英語字幕
時間:144分
ジャンル:アクション
あらすじ
パットゥッコッタイで暮らすアンブ(ヴィシャール)は、店を経営する知り合いの助けを求める声に応じる形で、店とトラブルになった地元政治家を半殺しに。その罪で裁判にかけられ、ティルチラーパッリの警察署に通い毎日署名するという条件付きで釈放される。
ティルチラーパッリに向かう道中、アンブはカラスに餌をあげていた少女マラル(プリヤマニ)に一目ぼれをする。ひょんなことから大学で彼女に会ったアンブは、彼女に告白をするが、マラルは好きな人がいるから無理だという。諦める代わりにその男の名前を聞き出すが、好きな人がいるというのは嘘で、マラルは苦し紛れに近くに居た男を指差す。しかし、その男は町でも一番恐れられているギャングのグナー(アジャイ)だった…。
いろいろ
このDVD、ちょっと古いしもう取り扱いないやろな…と思いつつ注文したら予想に反して在庫あったという代物でした(在庫or在庫切れが注文後にしか分からないインド仕様なお店で…)。ちょっと古いからDVDのノイズが多いw でも、よくあるので今更気にしていられませんw
ノリで買ったので予習はゼロwでもかわいいプリヤマニちゃん、ゲスい顔がお得意なアーシーシュさん、密かによく見かけるアジャイさんなど、私にとっては親しみのある顔ぶれが揃っていたのでラッキー!でした。
アンブことヴィシャールは今回ココナッツでビーチバレーしたり泥の中ではしゃいだりしちゃう系男子。(ココナッツビーチバレーとか痛そう)(ココナッツ割ってましたけど)
あとやっぱり理由なく腕っぷしが強い。用心棒みたいなオッサンもヴィシャールが腹に一撃すれば血を流して倒れちゃう。南のスターはスターだから強さに理由は要らない。そう、強いのは標準装備。日本人はすぐ、何で強いのかとか踊るのかとか理由を求めるけど、受け入れなさい。受け入れれば救われる。
今回2回くらいアクションシーンのあと裁判が出てきたのが新鮮でした。アクション映画で敵に暴力したことに対して裁判にかけられるのあんまり見ないから。ゼロじゃないけど黙認されること多いじゃないですか。そして裁判がその後の展開に大きく関わってました。
プリヤマニちゃんは清楚な大学生(たぶん大学生)。普段はサリーだけど、ダンスシーンになると露出多めのカジュアルな格好に。
↑普段の彼女
↑ダンスシーンの彼女
なるほど、そういう感じに露出度バランス取るのね…ふむふむ。
アンブから好意を寄せられて最初は煙たがってたマラル。嘘で彼を遠ざけようとつい近くに居たグナーをチョイスしてしまったばっかりに、大変な目に遭ってました。ヤバい男グナーに目を付けられてしまったマラルの運命やいかに。(無駄に強いアンブもけっこうヤバい男である)
グナーことアジャイさんは今年のゴールデンウィークのSIFFJ上映作のうち3本くらい出てたからちょっと認知度上がった?最近私も「おっ!アジャイさんじゃん!いいね!」ってな感じの反応になりました。
今回は俺に触れたやつは死ぬぜ…系のかなりヤバい男…。
ちなみに彼のお兄さんがギャングファミリーのボスなんですけど、葉巻を1回吸って足で火消す系の男でした。しかも何故か裸足で。
熱いだろそれっ!なんでわざわざ裸足になるんや!(理由を求めてはいけない…受け入れなさい…)
このお兄さんもタミルギャングの典型例にならって残虐なタイプのオッサンなので、兄弟から被害を受ける側はかなり痛そうで私ヒィヒィ言いながら観ましたよ。
ちなみにアーシーシュさん今回はゲスくない役でしたけど、からかいがいあったりコスプレしたりと結構おいしかったです。
『Malaikottai』、タミル映画によくある"その辺の何でもない兄ちゃんがなぜか悪い権力者とトラブルになってたたかう系"の定番ストーリーでしたが、コメディーもあるし、ツッコミどころもあるし、それなりに楽しかったです。
リンク
アクションシーン公式動画あるよ
ココナッツビーチバレーでてくる「Kantha Kadamba」
寒そう「Uyire Uyire」