今年も続けようかと思います 月イチでまとめるこのコーナー。
先月の年末年始インド映画マラソン に引き続き、前半はくじ引きでの鑑賞です。
紙の花(Kaagaz Ke Phool)
1959年/ヒンディー語+日本語字幕/148分
『十四夜の月』でグル・ダットが気になって、日本語字幕版が出てるセットを買ったんです。この前は『55年夫妻』を観たんですが今回は『紙の花』。あと『渇き』が残ってます。
自ら身を滅ぼしていく著名な映画監督と、その監督によって見出された女優さんの話。序盤からもの悲しいシーンで「滅びの美学」を感じさせられる映画でした。"手編みのセーター"が泣けました。そもそもこの時代でベタなアイテムの概念があったかわかんないけど…ベタなものに弱い私です。
Rangeela
1995年/ヒンディー語+英語字幕/150分
もうずいぶん昔に買ってずっと眠らせてしまっていた1本。雰囲気から想像したものが自分の好みと違ったのでちょい低めのテンションで観始めましたが、内容があんまり想像してなかったヤツでけっこう切なく、最終的にはgoodな感想になりました。「想像と違った」がいい方向に働いた例ww
映画のヒロインに大抜擢された女の子と、その子を好きな男の子と、スター俳優の3角関係のお話。『紙の花』に続き連続で映画界ネタでしたw ウルミラーがだんだん可愛く見えてくる。ダンスシーンがびっくりするほど多かったです。
Kadhalil Sodhappuvadhu Yeppadi
2012年/タミル語/122分
買ったはいいけど字幕がなかったやつって重い腰がなかなか上がらないよね…って3年くらい放置w
字幕ないからやっぱりようわからん!!語りが多めのラブコメディーでした。大筋しかわからなかったから特に感想はなしですw シッダールタくんがかわいい~っていうミーハーな目線で2時間観てました。タイトルに♡もあるしかわいいよね(そこかよ)。テルグ語版だったらYoutubeに字幕付き本編があります。(→こちら)
ダンスがミュージカル映画っぽくていいよ!
Albela
2001年/ヒンディー語+英語字幕/155分
アイシュファンを名乗るくせに実はあんまり観てなかった、しかも私の好きなジャンルのやつがごっそり抜けてた…という事実を知り、いそいで何本かまとめて買ったうちの1本です。ゴーヴィンダと共演のラブコメディー。
脳内ハピネス男トニー(ゴーヴィンダ)はソニア(アイシュ)の旅行ガイドをすることになり、美しい彼女に惹かれていくが、実はソニアには過去に別れて未だ忘れられない想い人がいて…。
トニーは永遠にハッピーに生きていけそうだなってキャラクターでした。めっちゃ笑いました。アイシュファン目線だとミニスカアイシュが出てきてヤバかったです。
Sakhavu
2017年/マラヤーラム語+英語字幕/164分
ニヴィン君が二役の映画。ボンクラな政治家の卵クリシュナクマール君が、英国人プランテーションで働く労働者の組織を指揮したクリシュナンという男を通して政治とは何かを学んでいく話…で合ってたかな?やーもーこの歳になって政治わからん~とか言うのは情けないんだけど、かいつまんでかろうじて理解できたって程度で…すみません。夜中にたいまつ持って戦うシーンが好きです。
Milenge Milenge
2010年/ヒンディー語+英語字幕/110分
シャーヒドとカリーナ共演のラブコメディ。で、数年間公開に至らなかったといういわくつきの映画です。撮影→公開の数年の間に2人とも見た目が変化しちゃって、↑のポスターとはだいぶ違いますwもうちょっとあどけない顔の2人が出てきますw
占いで運命の相手が現れるって言われたカリーナがシャーヒドと出会うんだけど、シャーヒドの方はカリーナの日記を読んで占いのこと知ってて。それを知ったカリーナが怒って、本当に運命の相手かどうかわかるまで会わないわ!って言って自分は古本に連絡先を書き、シャーヒドにはお札に連絡先を書かせ、両方とも誰か知らない人の手に渡らせて、お互いそれが手に入ったら会いましょう…。ってやる話。お札に連絡先のくだりがハリウッド映画「セレンディピティ」にちょっと似てる…。110分で2時間ないからか、結構あっさりしてました。
Cinemawala
2016年/ベンガル語+英語字幕/105分
映画館で日本語字幕で観るなら最後まで耐えられる……れるが、見終わったらその日「う~ん…」しか言えなさそうなやつでした。もしくは途中で寝ちゃいそうw 雰囲気あるから好きな人は好きだと思うけど…(きっと受賞が多いのはその類よね)。
Snehituda...
2009年/テルグ語+英語字幕
ここ最近観るテルグ映画は5割がナーニ君出演作。もうちょっとで制覇できるんですよ…もうちょっとで!
留守宅に勝手に泊まる系の泥棒ナーニ君(どんな設定だよ)が偶然出会った女の子を助ける話。安心して楽しめるテンションのコメディーでした~。これ結構好き。ちょいちょい突っ込みたくなるくらい雑だったけどw ナーサルさんのキャラがひどかったですw
Saathiya
2002年/ヒンディー語+英語字幕/139分
ちょっとヴィヴェーク・オベロイが気になり始めたころに買ったDVD。マニラトナム監督作で、同監督のタミル映画『Alaipayuthey』(R.マーダヴァン主演)のリメイクです。あとラーニーも外せないね!
ムンバイが舞台のラブストーリー。親の反対を押しきって結婚するので早いうちに夫婦の話に移り変わります(not駆け落ちだけどちょっと駆け落ちっぽい)。
めっちゃよかったです…ストーリーは少々古びてしまったやつかも知れんけど、ヴィヴェークとラーニーめっちゃ尊い…二人が戯れてんのずっと見てたい…。なかなか手が伸びないでDVD放置してあったんだけど、「なんでもっと早く観なかったんだろう…」って思いましたw
Virumbugiren
2002年/タミル語+英語字幕/158分
左の男性プラシャーント君のファンでして。タミル映画もうなかなか手に入らないから、気になる人が出てきたらすぐDVD手に入れようと思って滅多に使わない通販サイトも巡って見つけたプラシャーント作品を買ったんですが、買って安心して放置してましたw
消防士のプラシャーント君が、不審火が続く村に駐留することになることから始まるお話。前半はピュアな2人が次第に接近していく甘いラブストーリーで、後半は恋愛のせいで女の子が村のつまはじきになり、父親からも見捨てられ、孤独に闘う話でした。シビア…。最後の倫理的にその行動どうなん…っていうところを除いては傑作でした。
消防士が活躍するインド映画観たの多分初めて。珍しいと思ったんですが実際の所どうなんでしょう?カーキ色の制服でインド警官の服をシンプルにした感じです。ダンスシーンで消防車つかってダンスするんですけど、後々プラシャーント君が停職になる理由の一つに「消防車でおどったから」が入ってたのが面白かったです。アレ映画の演出じゃなくてストーリー上の現実扱いだったのかwって。
Kuruvi
2008年/タミル語+英語字幕/155分
シンガポールでBlu-ray見つけて即購入した一本。ヴィジャイ映画も密かに制覇を狙ってるのですが、年末年始では終わりかけになってやっと観ました(クジ引きで決めてたのでw)。
面白かったです~。特に前半はコメディが多めでテンション楽しかった!後半は血の気が多いバイオレンス強めです!
アーシーシュさんとかいっぱいオッサン出てるからあの人は出てけえへんやろと思ってたらナーサルさん出てきたwwこの時もうすぐナーサルさん来日が控えてて、『Virumbugiren』にもこれにも出てて、連チャンすぎてさすがに笑いましたww あと私が愛してやまないテルグ映画『Gentleman』のヒロインのニヴェーターちゃんがチョイ役で出てて(この時まだ子役)、嬉しかったです。ちなみにヴィジャイ映画だと『Jilla』にも出てました。
Wake Up Sid!
2009年/ヒンディー語+英語字幕/139分
『Yeh Jawaani Hai Deewani』のランビールとアヤン・ムカルジー監督コンビですね(『Wake Up Sid!』の方が先)。
生活も勉強も中途半端なお坊っちゃまシド君(ランビール)が、家出して友人のアイシャ(コンコナちゃん)の家に転がり込んでからちょっとずつ成長する話。前向きで良い映画だった!…だがしかし!シド君はやっぱりイージーモードじゃないか…仕事しようとしてすぐあの職業に就けるのはなかなかないと思うぞ…。苦労人役は似合わなさそうなランビールだからできる役かも。
あと…コンコナちゃんが借りた部屋、コンコナちゃんに言わせたら"小さい家"だけど…。日本人からしたら超広いワンルームやん…こんな広いワンルームのインテリア考えるの絶対楽しいやん…うらやま死…って狭い部屋で映画観ていた私はダメージを受けましたw
Naanun Rowdy Dhaan
2015年/タミル語+英語字幕/145分
『Thaana Serndha Koottam』の日本上映を控えて、同じ監督が作ったこの『Naanun Rowdy Dhaan』を予習がてら鑑賞。ネットで観たんですけど、YoutubeとTentkotta2カ所で配信があって2カ所とも字幕が大幅にずれてて観るのに苦労しましたw
面白かったです!ギャングに憧れるヴィジャイ・セートゥパティと耳が聞こえないナヤンターラーを中心に彼ら若者と本物のギャングとがわちゃわちゃする話(←雑な説明)恋するヴィジャイ・セートゥパティが頑張っててかわいい…あとマイペースなナヤンターラーもかわいいです。
Khakee
2004年/ヒンディー語+英語字幕/180分
3時間の大作です!アミターブ・バッチャンとアクシャイ・クマールとアイシュワリヤー・ラーイとアジャイ・デーヴガンといった、かなり気合いの入ったキャスティングです。
アツい警察モノで、犯人護送の話でした。最後のほうどんでん返しにびっくりした~!ここめっちゃ話したいけどネタバレになる~!!ところで、最近真面目なアクシャイばっかり観てたので、不真面目な性格したアクシャイが観れて嬉しかったです。
…で、年末年始インド映画マラソンはここまでで終了。年末年始はバーフバリ×2回+おうちでインド映画19本+洋画2本観ました!在庫は半分くらい減らせたかなぁ…。
これ以降は通常営業です。
Thaana Serndha Koottam
推しの俳優なので別記事になってます
ネット配信かDVDでたら嬉しいな~!!
Ride
2009年/テルグ語+英語字幕/148分
マヘーシュの家は父親が働けなくなって経済的に困窮。仕事の為に買ったバイクが速攻盗まれてしまってマヘーシュは動揺。盗難バイクはアルジュン(ナーニ君)がそれと知らずに買ってて乗ってた。街中で自分のバイクを乗りまわしてるアルジュンを見たマへーシュは怒り心頭。2人はお互いバイクを譲ることができずシェアして使うことに。状況が状況なだけに険悪な2人だったけど、怪我をきっかけに仲良くなって、ペアルックを着るまでの仲になって、わちゃわちゃする話。…ラブストーリー?いいえ。友情の話ですw
Mirchi
バーフバリでかわいいプラバースに萌えたので観ました
とてもかわいかったので別記事にしてます
Bheemili Kabaddi Jattu
2010年/テルグ語+英語字幕/144分
タイトル邦訳するとしたら「ビーミリ村カバディチーム」。前半はウブな男の子と女の子が交流する淡いラブストーリー、後半は弱小カバディチームが有能なコーチの元奮闘する話。面白かったです。お祭りで出会ってお互い好きになったナーニくんとサラニヤーちゃんがお祭り中ひたすらアイコンタクトしまくるんだけど、人目とか奥手な性格が災いして名前も聞けず…っていう。ピュアの極み…。
最後の最後にちょっと思うところがあうのだけど、ネタバレ部分なので割愛。
ナーニ君出演作20本のうち、観てないの残り4本になりました。残りはDVDが出てなくて有料配信のみとか…会員登録は過去めんどくさいことになったことがあるので二の足を踏んでるんですが…。制覇のためにそろそろ腹をくくらねばw
Oh My Friend
2011年/テルグ語+英語字幕/131分
今月テルグ映画と言えばナーニ君とシッダールタ君のばっかり(+でプラバースも)観てる気がするwどっちも「好みのジャンル×かわいこちゃん♡」的な。ラインナップ偏ってるな~と思いつつも止められないw
幼馴染のシッダールタ君とシュルティちゃん。シッダールタ君はシュルティちゃんの友人ハンシカちゃんに一目ぼれ、シュルティちゃんは婚約者がいるんですが、シッダールタ君とシュルティちゃんがあまりにも仲がよくて…で色々と起こる話。最後まで観たら言いたかったことは理解できるものの、いや私観たかった話じゃないかな~と思った次第でしたw ちょっと裏をかいた話にも見える。
Hum Kisise Kum Nahin
2002年/ヒンディー語+英語字幕/162分
スーツにサングラスだから犯罪ものかと思って観たら、ドタバタコメディでしたw
ムンバイのマフィアのサンジャイ・ダットがダンサーのアイシュに一目ぼれ。心配した部下によって病院に連れてこられるんだけど、そこの医師アミターブは実はアイシュのお兄さんで…。アミターブはそうとは知らずサンジャイに恋のアドバイスをするが、事実を知って困った状況に…って話。
アミ爺が意外とコメディーに合っててリアクションがいちいち楽しかったです。メインキャラ3人が今月観た『Khakee』と重なってるw
Padmaavat
2018年/ヒンディー語+英語字幕/163分
シャーヒド!!!!!踊れよ!!!!!!
Baava
2010年/テルグ語+英語字幕/145分
どこかのネット記事で「あんまり面白くない」って書いてあるの読んでしまったばかりに、DVD買った後ちょっと放置してたんですけど、どっちかっていうと私が好きな類で楽しめました。
昔分断された2つの村で起こる騒動。シッダールタはお調子者で村ではちょっと厄介者扱い。でも本人はちっとも気にしてなくていつも友達と楽しくやってる。ヒロインのプラニタ・スバーシュは大家族の箱入り娘。この2人が実は幼馴染で、ふと再会して恋に落ちるけど、実は2人の家には因縁があり…って話。
ヒロインのプラニタちゃんは『Gemini Ganeshanum Suruli Raajanum』に出てたねー。観た事あるのはあと『Masss』で、どっちもセカンドヒロインで印象は薄いんだけど、顔は好みです。映画は色がかなり鮮やかでした。もともと明るい色使ってるのもあるし、DVDの色質の関係上蛍光色が強めに出るのもあったと思う(緑のバナナが蛍光色っぽかったし)。だから田舎にしてはやけにキレイで嘘臭い面があったんだけど、まぁこれは映画だと思って割り切ればいっかなってww
というわけで今月観たインド映画は22本でした。洋画はほかに『キングスマン ゴールデンサークル』と『レディ・ガイ』を映画館で鑑賞しました。『レディ・ガイ』はちょっと胸やけしちゃったかなー…、『キングスマン ゴールデンサークル』は好きです。