恋人の死の真相を知るため、ヒロインが活躍！『Gentleman』

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2016年公開

出演：ナーニ

　　　ニヴェーダー・トーマス

　　　スラビ

監督：モーハン・クリシュナ・インドラガンティ

時間：146分

言語：テルグ語+英語字幕

媒体：Yuppflix（PC）

あらすじ

視覚効果デザイナーのキャサリン（ニヴェーダー・トーマス）は、ロンドンでの１か月にわたるワークショップから帰国する飛行機の中で、社長令嬢のアイシュワリヤー（スラビ）と出会う。キャサリンは野外活動クラブのオーナー・ゴウタム（ナーニ）と、アイシュワリヤーは青年実業家のジャイ（ナーニ2役）と交際していた。同じ年代の2人は到着までの暇つぶしに、お互いのボーイフレンドの話をする。

ハイデラバードに到着したキャサリンは、目の前に現れた男性に驚く。その男性はアイシュワリアの話に出てきたジャイであったが、どう見てもゴウタムにそっくりであったからだ。眼鏡や服装はゴウタムとは違うものの、他は瓜二つであった。

しばらく会っていなかったゴウタムに再会するため、キャサリンは帰国したその足でゴウタムの家を訪ねるが、そこにゴウタムの姿はなく、なんと遺影が飾られていた。ゴウタムの母親からゴウタムの死について聞かされるキャサリンはショックを受ける。

しかし、そんなキャサリンのもとに一人のジャーナリスト・ニティヤが訪ねてくる。ニティヤは、ゴウタムは何者かに殺害されたという情報を持っていて、そしてその情報の裏付けを探しているという。ゴウタムが狙われるた原因はキャサリンの叔父デイヴィッドではないかと思ったキャサリンは、デイヴィッドを訪ねる。キャサリンの知らないうちにデイヴィッドは薬物により入院しており、さらにタイミング悪く何者かに連れ去られるところであった。デイヴィッドを連れ去る車を追いかけたキャサリンは、その車の運転席にジャイが座っていることに気づいて…

ジャイは何者なのか、そしてゴウタムの突然の死の裏に隠された真実とは？

いろいろ

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2017年に見たインド映画でベスト2にした映画『Gentleman』の感想をやっと書きますｗというのも初めて観たときは英語字幕がなくて、面白かったものの事件に関わるシーンのセリフが全く分からず、実際と違う認識をしてたら怖いなーと思ったので寝かせてたのでした（その時軽く触れるだけにしたのがこちら）。今回やっと字幕付きで観れたので満を持して書こうかなというところです。

めっちゃ面白かった！！！！！！！

2組のカップルの間に起こる事件を描いた、サスペンススリラーです。

これがね、ほんと最後までどう転ぶのかわからなかった！

いくつかの予想は立てられるものの、「こうかな？」「いやこっちかな？」みたいに事実が明かされるまで予想を絞り込めなくて。ジャイがすごく謎な言動を重ねるんですよね…そして時折挟まれる主人公（キャサリン）や他キャラの危機。すごくハラハラしました！手に汗握るってこういうことか！この映画のキャッチコピー「Hero？Villain？」が本当に脳内を駆け巡りますｗ

…そしてその真実がわかるシーンの見せ方が上手くて…私あのシーンがこの映画で一番好きなシーン！

キャラクターの整理。

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友達になった女の子の彼氏が偶然そっくり～え～すごいね～で終わるところに、片方の彼氏が事故死！でももう片方の彼氏がなんか裏を知ってるくさい！？ってところから、キャサリンが真実を突き止めようとジャイに近づき、色々スパイっぽいことを始めるという…のがあらすじで書いた先。キャサリンの行動力よ…。私ぜったい無理だわ…できないわ…。

ナーニ君の映画追いかけようとおもって『マッキー』以降に見た映画でこれが2本目くらいだったかな…このスタート地点で数本面白いの観ちゃったから、その先どんどんハマっていったというかｗ

ゴウタムとジャイ、どちらもいい感じなんですが、私の好みはゴウタムかな～。ナーニ君がよくやりそうな、ちょっとやんちゃで明るい系でした。キャサリンにアタック始めたときに、キャサリンちゃんに自撮り送ってって頼まれて張り切って撮って送ったら、近づけなくするように守衛さんに見せとくねって言われてたの面白かったですｗ

ゴウタムのださかっこいいシーンw好きｗ

対するジャイは、青年実業家だからちょっとセレブなビジネスマン。タイトル通り紳士って感じの。ところでティアドロップな眼鏡ってどうなんだろう？サングラスだとおしゃれなイメージあるけど。

ジャイがシリアスな顔でキャサリンを見てるの、すごくいろんな意味でドキドキしましたｗ

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ジャイーーーー！！何を企んでいるんだーーーー！！！

キャサリン大活躍。

実際主演なナーニ君かもだけど、敢えてナーニ君2人の内面はあまり描くことはせず、感情移入する先は大方キャサリンちゃんで、物語を動かす中心はキャサリンちゃん。ただのヒロイン以上の働きだったなぁ。何ならナーニ君より印象強いとこあるかも。ニヴェーダーちゃん上手いです。ちょいぽちゃ&小柄でかわいい系。子役から映画に出てて、タミルスター・ヴィジャイと共演も。テルグ語映画はこの作品がデビューだけど、出演慣れててデビューっぽさは無しｗ私たぶん『Jilla』で先に見てたんだけど、ヴィジャイの妹役で全然覚えてなかったですｗあとで観たらちゃんと出てましたｗニヴェーダーちゃんごめんよｗナーニ君とはこの次『Ninnu Kori』で再共演してました。

アイシュワリヤーはセカンドヒロインかな～。ニヴェーダーちゃんと対照的にキレイ系。

あ、そういえばそれぞれの恋バナで20分ずつくらい×2のラブストーリーが最初に入ります。そのあと本題って感じになります。なので、回想が40分くらい、サスペンス部分が2時間くらいです。20分というインド映画的には駆け足気味の回想でしたが、ラブストーリーがあるおかげで変にガチガチのサスペンスな雰囲気にならずに済んだのかな～って思います。いや、ガチガチのサスペンスが悪いってわけじゃないけど、私の好みとしては軽いタッチも入れてほしいのでｗ

テルグのサスペンススリラージャンル観たいって人がいたら、これを真っ先にオススメします（テルグまだまだあんまり数観てないけど）。というかインド映画全体としてこのジャンルではこれをオススメしたい！それくらい楽しめた映画でした！