インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

Bhool Bhulaiyaa(迷宮)

2007年公開

出演:アクシャイ・クマール

   ヴィディヤー・バーラン

   アミーシャー・パテル

   シャイニー・アーフージャー

   パレーシュ・ラーワル

   マノージ・ジョーシー

   ラージパール・ヤーダヴ

監督:プリヤダルシャン

言語:ヒンディー語+英語字幕

時間:154分

 

あらすじ

精神科医のアーディティヤ・シュリーワースタヴ(アクシャイ・クマール)は、友人のシッダールト・チャトゥルヴェーディー(シャイニー・アーフージャー)に呼ばれラージャスターンにある大きな屋敷にやってくる。

ここは王が横恋慕した美人の踊り子マンジュリカーが悲劇的な死を遂げ、そのマンジュリカーの亡霊が今も王を殺そうと漂っているという話が残る、年季の入ったお化け屋敷だった。チャトゥルヴェーディー家はその王族の末裔で、彼の叔父たちは事実昔起きた怪奇現象の影響もあり、屋敷に近付くことすら恐れていたが、現実主義のシッダールトはこの話を信じようとしなかった。シッダールトはアメリカで結婚したアヴニ(ヴィディヤー・バーラン)を連れインドに帰ってきた際、この屋敷を住処にすることにしたが、叔父たちは反対する。しかし彼らの言う事を聞かないアーディティヤや、禁じられた3階の部屋を開けてしまったアヴニを見捨てることもできず、一家でこの屋敷に引っ越すことになった。

アヴニが例の部屋を開けてしまってから、怪奇現象が現れるようになった。しかし相変わらず霊の存在を信じないシッダールトは、現象の背後にいるラーダー(アミーシャー・パテル)を疑い始める。ラーダーは叔父の養女で、将来はシッダールトの嫁にと考えていた娘だった。ラーダーが結婚が叶わなかったことで精神的におかしくなってしまったと考えたシッダールトは、アメリカからアーディティヤを呼ぶことにしたのだった。

暫く屋敷に滞在することになったアーディティヤ。しかし彼はラーダーではなく別のところに引っかかりを覚え──。

 

いろいろ

2007年に公開されヒットしたコメディーホラー映画です。

観ようとしつつもなかなかタイミングがなくて15年ほど流れてました(笑) 2022年5月20日に『Bhool Bhulaiyaa 2』がインドで公開されそうなので、復習(予習?)がてらやっと鑑賞です。


本作はマラヤーラム映画『Manichitrathazhu』のリメイク。日本だと同じ映画からリメイクされた『チャンドラムキ 踊る!アメリカ帰りのゴーストバスター』の兄弟みたいなもの、っていうと分かりやすいですかね。

先に観ていた『チャンドラムキ~』と大筋は同じなので、ぶっちゃけ新しい感想はないのだけど(笑) 大筋以外はまあまあ違うかも。役者はもちろん違うし、相関図がやんわり異なっています。オリジナルの方とどう違ってるか…は、オリジナルまだ観てないからわからんです。

例の怖いシーンは、『チャンドラムキ~』の方が圧倒的にヤバいビジュアルだったかな。『Bhool Bhulaiyaa』はもっとおどろおどろしく演出してもよかったと思う。でも『Bhool Bhulaiyaa』の方の演技者もさすがって感じでした。ホラー要素苦手な人は『Bhool Bhulaiyaa』の方がおすすめですね。

 

アミーシャ・パテルがメインヒロインのようなヒロインじゃないようなふわっとしたポジションだったけど、可愛かった。デビューでブレイクした後数年低迷して、再度持ち直した頃の出演作。

起承転結の結まで恋愛モードになるシーンが無くて最後がちょっと唐突なので、もうちょっとロマンチックなシーン入れて説得力持たせてもよかったかな~。

女性陣の存在感で言うと、やはりヴィディヤー・バーランでした。今はだいぶ貫禄が出てますが、この頃はまだ可憐さが残る大人の女性ってところかな。

アクシャイ・クマールは映画スタートから1時間ほどして登場。あまりにも遅いので違う映画観てるのかと不安になりかけました(笑)たまにあるよね。

 

 

ほいで『Bhool Bhulaiyaa 2』はどこまで繋がりあるかな~?

メインキャストや監督は総入れ替えでした。
唯一?ラージパル・ヤーダヴが同じ役名で出演なのでやんわり繋がりあるかも。

『Bhool Bhulaiyaa』で赤かったラージパル・ヤーダヴが

『Bhool Bhulaiyaa 2』では白っぽい

私の予想としては、コンセプトは同じ(呪われた屋敷的な)で、キャラクターの繋がりはない別の話ってところかなぁ。

 

『チャンドラムキ~』を観てからしばらく経ってたらもう一回確認で観たくなるし、いっそ本家の『Manichitrathazhu』も観たくなる、そんな読後感でした。差異とか強調を調整したのはどの辺りかとか、いろいろ研究したくなってきます。既に『チャンドラムキ~』と見比べちゃってるし(笑)

 

ちなみに『Bhool Bhulaiyaa』で検索するとネタバレ画像・動画がめっちゃ出てくるので、『チャンドラムキ~』を観てなくてネタバレなしに鑑賞したい人は検索にはお気を付けください

 

リンク

「Bhool Bhulaiyaa」

当時めっちゃ流れてて鬼のように聴いた曲

『Bhool Bhulaiyaa 2』でも使用されるテーマソング

 

2番目くらいに有名な曲はネタバレシーンなので貼らない…ぐぬぬ

 

「Allah Hafiz」

 

「Labon Ko」