2005年公開
出演:“スーパースター”ラジニカーント(精神科医サラヴァナン)
ナヤンタラ(ドゥルガー)
ジョディーカー(ガンガ)
プラブ(サラヴァナンの親友センディルナーダン)
ヴァディヴェール
ヴィニート(舞踏の先生)
字幕:日本語字幕(レンタルDVD)
時間:166分
日本劇場公開済のタミル語映画です。
スーパースター・ラジニカーント主演のホラーコメディー。
あらすじ
結婚する親友のためにアメリカから帰国した精神科医サラヴァナン(ラジニカーント)。親友が妻ガンガ(ジョディーカー)の為に購入した屋敷には、150年前に非業の死を遂げた踊り子チャンドラムキの霊が封じられていた。 屋敷に引っ越してきた彼らだったが、ガンガが興味本位から2階にあるチャンドラムキの部屋を開けてしまう。それから、屋敷の中では様々な現象が起こり始める…。
いろいろ
ホラーまじ怖!
ラジニカーント主演です。
やっぱり「ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!」という声(?)と共にこういう画面から始まります↓
ラジニファンなら見慣れた画面ww
やはりラジニ、登場からしてぶっ飛んでます
脚を回せば竜巻が起こる…!!!ラジニ、すげぇ!
人だって吹き飛ぶからね!!回転しながら!!!
このあと、電線に飛ばしたり、車のフロントガラスを突き破り更に後ろのまどから外に出るくらい飛ばされたりしてました。ラジニ敵に回すと命の危険。
…と、初っ端からアクションで飛ばしていたラジニですが、ジャンルはホラーコメディなのでアクションはここで終了。
次第に本題に入ります。
アメリカからはるばるインドに戻ってきたサラヴァナン。
親友の建築会社社長センディルナーダンが結婚する(した?)ということで戻ってきたのでした。
センディルナーダンは妻ガンガの為に古い屋敷を購入。
これです↓
元はマハラジャが住んでいた屋敷ですが、150年前にある事件があって以来、いわくつきの屋敷になっています。噂は村中に知れ渡っているほど有名な屋敷。
実はセンディルナーダンには別の縁談があり(本家の娘と)、それを断りに行くんですが
そのまま本家には宿泊せず、こっちの屋敷に行こうとします。
本家の人たちはセンディルナーダン達に何かおかしなことがあったら疑いの目を向けられる事を心配し、 一緒にこの屋敷へ引っ越してきます。
↑噂の恐ろしさは坊さんも震えだすほどww
本家の女主人が2階の奥の部屋は絶対開けるな という決まり事を言うのですが
センディルナーダンの妻ガンガは2階に異常な興味を示し、とうとう部屋を開けてしまい(ホラーのお決まりの展開w)その日以来色々な現象が起こり始めます…。
その2階の奥の部屋はチャンドラムキを封じ込めた部屋でした。チャンドラムキは踊り子だったのですが、その美貌から王様が強引に妾にしてしまいます。しかしチャンドラムキには恋人がおり、彼女は屋敷の隣に恋人を住まわせ密かに会っていました。 王様はチャンドラムキと恋人の存在を知ると、その2人を呼び寄せ、その場で恋人の首をはねて殺してしまいます。そして目の前で見ていたチャンドラムキに火を放ち、彼女も殺してしまいます。
王様は彼女を屋敷の一室に封じ込め、祈祷をするのですが彼女の怨念はすさまじく、大蛇となって部屋を彷徨っていました。
映画の前半まではほとんどが予兆だけなので本体は姿を現さず、ホラー苦手な人でも全然平気なのですが(それでも音とか怖い)、クライマックスのネタバレゾーンはマジ怖でした…。何がすごいって、女優さんの演技が…。バッと顔が見えるシーンは覚悟しててもかなりのインパクト。インドホラーといって油断してると心臓持ってかれますよ…。ああ怖。
珍しく(?)ラジニが悪役もやってます。
短いですが王様役。↓
この王様の口癖「ラカラカラカラカ…」が映画のキメ台詞みたいな感じなのですが、意味は分からず。笑い声?
ダンスもなかなか楽しいのがそろってるので、苦手なホラー部分を差し引いても全体的に『ムトゥ』並に面白かったです。
チャンドラムキが踊る曲も必見です。
この映画、リメイク作品なんですよね。
元祖はマラヤーラム語映画『Manichitrathazhu』(←Wikipediaへリンク)。作られた順番が左から右にマラヤーラム語→カンナダ語→タミル・テルグ語→ベンガル語→ヒンディー語の順。各地それぞれヒットしたみたいです。インド人お墨付きホラー。
『ムトゥ』が好きな人に朗報。
『ムトゥ』で馬面の劇団員(髪の毛切られちゃう人)が今回もコメディー担当で出演してます。ムトゥのときよりちょっと太ってる? 今回は妻がラジニに盗られるんじゃないかと心配しまくる旦那役。終始笑いをけしかけてくるのでヤバイですよww
あと、ボリウッド見慣れた方にも朗報。
『Dabangg』のソーヌー・スードが出演してます。この人タミル映画にも色々出てたんですね~
コチラはなかなか意味深な表情で時々映るのですが、最後の出演シーンであれやこれやあったあと、何故かフェードアウトしてしまうというなかなかの消化不良ぶりです。
オマケ:謎の牛車登場演出。
リンク
必見のチャンドラムキのダンスシーンは本編で見てください。
ラジニ登場ダンス
凧揚げダンス
婚約式ダンス
おまけ
女性陣メインははラジニの相手ドゥルガー役…というよりは親友の妻ガンガが出演時間多めだったかも。
ラジニとヒロインの恋愛要素は少な目です。
女優さん多いので(しかもみんなちょっと似てる)見慣れない人は見分けるのがちょっと大変。