2000年公開
出演:アビシェーク・バッチャン(カラン)
アイシュワリヤー・ラーイ(サイバー)
アムリーシュ・プリー(サイバーの父ヨギ)
アヌパム・ケール(サイバーの叔父)
シャクティ・カプール(サイバーの叔父)
サルマン・カーン(特別出演)
時間:155分
字幕:英語字幕
最近はおしどり夫婦っぷりがうらやましいアビシェークとアイシュの初共演作。
あらすじ
軍人のカラン(アビシェーク)は休暇をもらい、帰省しようとしたところ、列車の駅で男たちに追いかけられていたサイバ(アイシュワリヤー)を助ける。カランはバスに乗り換えるがその道中で立ち寄った滝で今度はサイバが自殺しようとしていた。またとっさにサイバを助けるカラン。サイバのこれまでのいきさつを聞き、彼女の家まで送り届けたカランだったが、彼女の夫として家に歓迎されてしまう。誤解が解けないまま数日過ごし、次第にお互い心を通わせるようになるが、2人は周囲の誤解に耐えきれなくなりついにカランはサイバの家を出ることにする。実は彼には好きな女性が既にいたのであった。
いろいろ
アビシェークはデビュー時まだパッとせず(一部のインド映画ファンからすると未だにパッとしませんがw)、巷では『Yuva』(2004)で俳優として開花したと言われています。コチラの『Dhaai Akshar Prem Ke』はデビューと同年の作品なのでまだまだですね(笑)。
…とは言いつつ、結構頑張っていました。
ダンスはそこまで下手そうに見えないくらい踊っていましたし。
ラブストーリーです。
当時の王道な所はかなり押さえてあると思います。
サイバの厳格な父親がアムリーシュ・プリー。『DDLJ』のシムランの父親役と同じ人…と言えば自然と顔が浮かんでくると思います。なんかもう威圧感がものすごい人です。目力もw
サイバの叔父の一人にアヌパム・ケール。後頭部がハゲた陽気なおじさんです。『DDLJ』にも出てきますし、そのたかなりの数の映画に(最近は父親役)出てくるので、インド映画を数本見た方はほぼ必ず出会ってると言ってもいいかもしれません。今回も時に笑い、時にいい相談役としてナイスなキャラクターを演じています。
もう13年も前の作品なので、真面目に見たら退屈かもしれません。ラブストーリーでのんびり進行するし。
なので恒例(?)のツッコミ所をピックアップしてみました。
助けようとしたのに2人とも滝から落ちる。
不鮮明な写真ですみません。
自殺しようとしたサイバをカランが引っ張って助けようとしますが、逆に2人とも滝から落ちてしまいます。
いやそこは普通引き上げるでしょ!!!
ちなみにその後2人は無事自力で川から助かります(びしょびしょですが)。じゃぁもう最初から助けなくても大丈夫じゃん!!! 未来の奥さんを引き上げられないとはさすがパッとしない頃のアビさん。
父親が厳格すぎる
こちら家の2階のベランダに立っているサイバの父(アムリーシュ・プリー)ですが、サイバとカランが帰宅してきたところへ「外で結婚してくるような娘は家に入れてやらん!そこを動くな!」とばかりに2人の足元に銃をぶっ放します。『DDLJ』の父親は存在感というか目力で圧力をかけてくるのに対し、こちらはなんとも実力行使派です。…というか娘に銃を向けるなよ。
周りには一緒に暮らす家族がわらわらおるというのに…↓
貸してもらった服がセクシーすぎる
2人でドライブしていた所(なぜかは英語力がないので不明)、ものすごく突然嵐になります(←突然すぎてついていけない)。とっさに近くの家でお世話になるのですが、濡れた服に代わり貸してもらったのがこちらのセクスィ~なドレス。カランでなくても釘づけやで。
サルマンがトラック運転手。
あんまりツッコミ所じゃないですが。左の赤いタオルを巻いてるのがサルマン・カーンです。
もしかして前年公開されたサルマン・アイシュ共演『ミモラ』的な特別出演ですかね?
サルマンとアイシュ、この頃付き合ってたという話ですが、サルマンもまさか隣に乗ってる男が将来アイシュのダンナになるとは思ってなかっただろうな…というシーンでした。(ゲスい発想の持ち主、エルザ。)
ちなみにサルマンの歌声がちょっと聞ける貴重な特別出演です。
婚約者がとんでもなさすぎる
カランがサイバ宅から一度去ったあと、今度はサイバの婚約者が登場します(写真左)。
顔がすでにいけ好かない野郎ですが、こいつがとんでもない人物で!!!ネタバレに近いので伏せますが、英語字幕でも映像でわかるので大丈夫です。ついでに序盤でサイバが追いかけられていた理由が同時にわかります。いやはやなんつー展開だよ!ってなりますw
ラブストーリーなのに火あぶりにされかける主人公とヒロインの父親
え、これラブストーリー映画だよね?と確認したくなります…が、さすが全部ぶっこみ系インド映画。これぞマサラでございます。あんまり関係ないですが、これが助からずに話が進む映画代表が『恋する輪廻』。最近はこういった全部ぶっこみ系から外れてきた映画もいっぱいあるので、以前はこういったのもいっぱいあったんだなぁ…的な目線で見るといいと思います。
↑本格的すぎる。(後ろは炎)
…といった感じです。まぁあまり注目されておらず、私自身も今日5年ぶりに観たくらいには放置してたし、日本のインド映画ファンの間でも話題になることがほぼ無い映画ですが、たまにはこういったのも気になってもらえるとうれしいです(←何者)
一歩引いて見ちゃうとあらすじそのものにツッコんでしまうかもしれないで、カランを応援する感じで見るとストーリーも楽しめると思います。
リンク
あんまり関係ないけど、mixiの「インド映画」コミュニティのアイコンてこの曲のだよね。↓
「Mera Mahiya」
ほのぼの。
「Ek Haseen Ladki」
「Do Lafzo Mein」