インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

Maine Pyar Kiya まいね ぴゃーる きやー

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1989年公開

出演:サルマン・カーン(プレム)

   バギャーシュリー(スマン)

   アローク・ナート(スマンの父親カラン)

字幕:なし(DVDには英語字幕が入ってます)

時間:184分

 

サルマン初出演作にしてブレイク作。『Hum Aapke Hain Koun..!』と同じ監督です。

似たタイトル『Maine Pyaar Kyun Kiya』はまた違うサルマン出演作なので注意。

 

あらすじ

村に住むスマン(バギャーシュリー)は父親カラン(アローク・ナート)の親友キシャンの家に少しの間預けられる。キシャンの家にはスマンと同じ年頃のプレム(サルマン・カーン)という青年がいて、しばらく暮らすうちに二人は恋に落ちる。

しかし実はキシャンはビジネスが成功するうちにカランの事を軽く見るようになってしまっていた。そしてカランとキシャンの友情に亀裂が入ってしまい…

 

 

レビュー

とにかくあのサルマンがイケメンですw

今となっては人相もだいぶ変わってしまい、昔個人ファンサイトが乱立するほどいたサルマンファンの方々はどこへ行ってしまったのか…という感じなのですが(いやリアルにサイト閉鎖とかでどこに行ってしまったのかわからない)

コレを見ればアイドル的ファンがついたのも納得できます。

(自分も実は最初にカッコイイと思ったインド人はサルマンだった)

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………インドに阿部寛がいる!!!!

最近じゃなくて『はいからさんが通る』で俳優デビューした頃の阿部寛が…!!(←古い)

やべえコレ惚れるわwwとか騒ぎながら鑑賞してしまいました。

 

今はマッチョなインドの阿部寛、

当時はまだかなりスリムながら脱いでます

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ほら。

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ほら。

脱ぐこと数回。

鍛えたりしてるシーンですが、ストーリーに全く関係ありません。

その胸毛は誰に見せたいのでしょうか?

ヒロインか、はたまたスクリーンの向こうの女性ファンでしょうか…

私には全く胸毛は響いてきません。

ヒロインも、都会的なおねえさんも彼の上半身については全くのノータッチでした。

 

無駄な見せ場といえば他にも。

彼、サックス吹いてました。

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しかし何でしょう、この吹いてない感じは。Twitterフォロワーの方によると持ち方が違うようです(確かに、左右逆だし)

上の方は悲しさを表現するシーンでしたが、サックスによる悲しみ効果が全くありません。ちなみに彼がサックス奏者っていうわけでもないです(趣味?)

 

 

まぁいいや。

 

ヒロインが父親の親友の家に預けられるところからお話が始まります。

お父さん、ドバイに行くとか聞こえたんですが、今回字幕なしで見たのでその辺は確認できませんでした。

修理屋のようですが出稼ぎだったのかもしれません。ちなみにヒロインのお母さんはいませんでした。親子2人暮らし。

f:id:komeindiafilm:20160221162236p:plain←ヒロインのお父さん・カラン。

カラン・キシャン・キシャンの妻(名前忘れた)で親友だったみたいです。冒頭でお父さんが回想。お父さん(カラン)は小さいころのプレムとも交流があったみたいでした。プレムは冒頭出てこないので、お父さんが戻ってきてから再会します(というかスマンを村に連れて帰ってから)。

f:id:komeindiafilm:20160221162247p:plain←歌ってる最中

プレムの家は使用人がいるくらい大きなお家で、しばらく会わない間にプレムの父親キシャンは親友の事を見下していたようです。預かる時からなんとなく親友らしくない接し方で、まぁそれでもスマンを普通に預かってあげてましたが、スマンとプレムが恋愛関係にあると知って態度が一変。丁度帰ってきたお父さんとけんかになり、完全に関係がこじれてしまいました。

キシャンが態度を一変させた理由は、他にもあります。キシャンのビジネスパートナーでプレムと娘の結婚を狙っていた男が色々キシャンに吹き込んでいました(何言ってたかはわからない)。

 

話が前後しますが、

初めプレムとスマンは友達になります。友情の証に「Friend」と書かれた帽子をあげてました(そのダサさに時代を感じるけどw)

『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』で「友達にごめんもありがとうも禁句」というセリフが出てきて、それを立ち聞きした青年がメモをしているという件がありますが、この『Maine Pyar Kiya』に出てくるセリフが元ネタです。「No sorry, no thank you」と英語で言ってるので聞き取れると思います。2回ほど出てきます。

 

スマンがパーティーで撃たれそうになっていた鳩を助けたことにより↓

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スマンが男(これもキシャンのビジネスパートナーの親戚らしい)に乱暴されそうになります。

そこに助けに入るプレム。

その後色々あり2人はカップルに。↓

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案外このデートシーンがかわいらしい。

この辺、イチャイチャシーンはほとんど歌が入ってほぼ歌ってました。

本作歌が多めです。

 

ヒロインが手紙を書くシーンでなぜか壁にプレム(もしくはサルマン?)の写真がダーーーーっと貼ってあり 「自分の部屋の壁に同居中の友達の写真貼るとかどないやねん」とか思ったんですが

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実際はこれ、プレムの部屋でした。それでも貼ってあるのは十分おかしい。プレムはナルシストなのか…それは本編にてご確認ください。

 

さっき助けた鳩が大活躍します。

犬ほど感情がハッキリしてるわけじゃないですがなついててかわいいです。

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後半見せ場もあります。

彼の回想シーン(というか演出)があり、それがかなり笑えました。いや、真面目なシーンなんですけど、今のメジャー所のインド映画じゃ見れないような演出。逆に新鮮。

あとプレムがやたらこの鳩さんを掴んでた(イジメじゃなく)んですが、そこは大丈夫なのかと。めっちゃ掴んでます。要確認。

 

ヒロイン役の女優さんも美人でした。

f:id:komeindiafilm:20160221162322p:plain←またプレムの壁にいる

この映画の撮影中に実生活で結婚してしまい、他にもあまりヒット作がないので本作(デビュー)が代表作?みたいです。

顔はサイーフ・アリ・カーンの母ちゃんシャルミラー・タゴールや妹ソーハ・アリ・カーン系の切れ長の瞳に丸顔といった感じ…こちらのバギャーシュリーさんもマハラジャの家系らしい。すげぇ。

 

 

散々サルマンをけなしてしまいましたが

他にもプレムの男友達がイイヤツだとか、使用人の帽子の飛び方がおかしいとか、かなり見どころたくさんの映画でした。

恋愛映画ですがアクションが結構激しめ。あと殴り合う音が変(例えるなら『DDLJ』と同じ感じ)。

全体的に70年代の少女マンガのような雰囲気を感じたのは自分だけ?(あの時代の少女マンガ好きなんです。大和和紀とか木原敏江とか)

古いのは個人的に見辛いのであまり見ないのですが、これはいろんな意味で楽しめました。

ちなみに1980年代最大ヒット、ブロックバスターだそうです。

 

リンク

ほほえましいデート。(でもやっぱり時々ツッコミたい箇所が。)

本編見ても行動の半分くらいしか理解できなかったw(曲は上のと同じ、別シーンバージョンです)

サルマン壁。