2009年公開
出演:シッダールタ(シッドゥ)
タマンナー(ギータ)
プラカーシュ・ラージ(シッドゥの父プラカーシュ)
ラミャ・クリシュナン(シッドゥの母ラージャ)
ナーサル(ギータの父スブラマニヤム)
ブラフマナンダム(ギータの叔父)
言語:テルグ語+英語字幕
時間:164分
南のシッダールタ君と、最近はボリに進出中のタマンナー(しかしデビューそのものはボリ)という、私イチオシのWカワイ子ちゃんの共演によるラブコメディ。
そろそろ「エルザはテルグ映画はシッダールタ君しか観ねぇのか!?」というツッコミが入りそうですが、いえいえ、NTRだって観たことありますよ?ちょっとだけど…
あらすじ
田舎で暮らすギータ(タマンナー)には強い絆で結ばれた父親(ナーサル)が居た。そんな父親は、より良い教育を受けさせるためにハイデラバードに出すことにする。ギータは嫌がるものの、説得され大学に行くことに。
ギータは叔父の家に居候し、また同じ大学に通ういとこのグループと仲良くなるが、そこには女の子にちょっかいを出しまくりなイケメン君シッドゥ(シッダールタ)もいた。気まずい出会いのおかげもあって、ギータはシッドゥを嫌っていたが、やがてシッドゥの人柄に触れるうちに仲良くなっていった。
そんなある日、ギータは田舎に帰る事になった。初めて離れ離れになった2人はお互いに好きな気持ちな事に気が付き、結婚しようとするが、そこにギータの父親が反対をして…。
いろいろ
ラブストーリーと共に、家族のつながりも真面目に説いた、軽いタッチだけど堅実な作品。
前半は嫌悪感すら持ってた男女がやがて仲良くなる間に好きになっていって…というド定番中のド定番の話(笑)。それでも、チャラ男役でも全然憎めないシッダールタ君とピチピチたまご肌の持ち主タマンナーがやると、こう、とてもほほえましいんでござります。
↑(これは後半だけど)ほほえましいの一例。
後半は、ギータの父ちゃんが結婚に反対する原因となった事を解決するためにシッダールタ君が苦悩する話。
その反対理由っていうのが、「両親が別々に暮らしている家の息子には嫁にやらん!」という事。そう、シッドゥ君家はお父ちゃんとお母ちゃんが不仲なんですねぇ~。シッドゥ君は母ちゃん(大学教授)と暮らしてて母子仲も良好なんだけど、それと同時に父ちゃん(会社の社長?)とも仲良くて、もう、父ちゃんと母ちゃんさえ仲直りすれば万事解決!…なんだけど、大人ってこうも頑固なのか、なっかなか上手くいかないんですよね~…。
インドは恋愛の素晴らしさを説くのとそれ以上に、家族のつながりも大事にしてるのでこういうストーリーになるんだろうなぁ…っと。そんなこんなで「ぐわぁぁぁあ」って苦悩するシッダールタ君が見どころです。
父ちゃん役のプラカーシュさんが相変わらず色々と濃ゆい…
その一方で、ちょっと残念な所もあって、まぁこれは個人的な好みの話で恐縮なんですけど、
シッダールタ君髪の毛もうちょっと切ってくれ!!!!
中途半端な長さがイライラしましたw
彼は『TVSK』か『Chashme Baddoor』の時の長さがベストだと思っております…ロン毛は好みでない…映る度に襟足ギュッと掴んで切ってしまいたい衝動に駆られましたとさ。
音楽監督はボリ界で人気のシャンカル=イフサーン=ロイ(今までのお仕事はコチラを参照)だったり、プレイバックシンガーにシュレーヤー・ゴーシャル、ソヌ・ニガムが居たり。シャンカル=イフサーン=ロイは観終わって調べるまでわかんなかったけど、シュレーヤーとソヌは聴きながら「あ!この声は!」ってなりました。
あと、ブラフマナンダムさん演じるクリケットオヤジのシーンは『ラガーン』の「Chale Chalo」が聞こえてきたり、小ネタもちらほら。しかしね、他の映画ネタが挟まると相変わらず一気にそっちにばっかり気が散ってしまいますね…
その他小ネタ
このシーン、もしや撮影機材が映り込んでいやしませんか?
リンク
仲良しグループで青春ソング
「Egire Egire」
これはダンスがコミカルで好き。声がシュレーヤー・ゴーシャル&ソヌ・ニガムのやつ。
「Antha Siddanga」
「Aanandama」