インド映画でちょっと休憩

インドに愛を込めて

Shaandaar

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出演:シャーヒド・カプール(ジャグジンデル)

   アーリヤー・バット(アーリヤー・アローラ)

   パンカジ・カプール(ビピン・アローラ)

   サナー・カプール(イーシャー・アローラ)

言語:ヒンディー語+英語字幕

時間:144分

 

今ノリにノってるアーリヤー・バットと、『Haider』以来約1年ぶりのシャーヒド・カプール主演映画です。 

 

ざっくりあらすじ

アローラー家は女当主カムラをはじめとする名家。息子ビピン(パンカジ・カプール)とその妻ギートゥ、娘イーシャー(サナー・カプール)のほかに孤児のアーリヤー(アーリヤー・バット)がいた。アーリヤーはビピンやイーシャーとの仲は良かったが、カムラやギートゥには冷遇されていた。また、アーリヤーは夜一晩中眠れないという不眠症の持ち主だった。
ジャギインデル・ジャグジンデル(シャーヒド・カプール)はそんなアローラー家の結婚を取り仕切ることになったイベントマネージャー。彼も不眠症の持ち主だった。
結婚を控えているのはイーシャーで、イギリスの屋敷には新郎側のファドワーニー家も到着する。新郎ロビンは筋肉バカで、太っていることが悩みのイーシャーを影で笑っていた。
アーリヤーとジャグジンデルが仲良くなるのに時間はかからなかった。そこで面白くないのはビピン。ジャグジンデルを目の敵にして色々と画策するが…。
 

いろいろ

観たあとの全体的なイメージとしては、ドタバタとゆるふんわり系が混ざったコメディーかな、と。
ストーリーの隅々に大きな意味はあまりないと思うので、あんまり構えずに気楽に観ればまあまあ楽しめるかと思います。
ファンタジーな映像の演出もちょっとあって、キューティー系とかそういった要素が好きな人にもちょっと嬉しいかも。そのほかにもアニメが挟まれたり、ラリったCGがあったりと、ちょっと新しいのに挑戦したかったか手を出してみたかった感があります。
 
あらすじ書いて思ったんですが、ちょっとばかしサブストーリーが多いというか、メインが弱いというか。はっきりと「これが主軸の映画だ!」と言いにくいというかw個人的には、サナーの結婚と悩みがメインかな~とは思うんですが…結婚式の話だし。でも、となると主演のシャーヒドとアーリヤーはメインじゃなくなっちゃうのねwシャーヒドとアーリヤーのカップリングを期待して見たら肩透かしくらうかもしれません。

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↑こういうシーンはほとんどありません

とはいえ、この2人観てて非常に可愛らしいカップルだと思うので、またどこかで共演してほしいですね。今度は本格的でロマンティックなラブストーリーメインで。(シャーヒドに関してはアヌシュカー・シャルマーともいい雰囲気だったので、こっちもまた共演しないかなぁ…と願っているのですが) 
不眠症の2人が真夜中にキャッキャ騒いでるところとか、結構好きなシーンです。

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↑かわいい。

ここのシーンの曲「Eena Meena Deeka」、なんかレトロだな~と思ったら、1957年公開の『Aasha』の挿入歌でした。公式が見つからないのでリンク貼りませんが、ググったら出てきます。

 

 

この映画にはカプール姓の俳優が4人出演。シャーヒド/パンカジ/サナーは親子共演だから企画モノな雰囲気ありますよねw
もう一人サンジャイ・カプールが入ってるのは狙った?偶然?wまあカプールなので被ることも多いかw

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↑(右)パンカジがお父さん、(左)シャーヒドはパンカジの最初の奥さんニーリマーとの息子

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↑(左)サナーはパンカジと2人目の奥さんラトナーとの娘
 
私はシャーヒド&パンカジ親子が大好きなので、ビピン(パンカジ)がジャグジンデル(シャーヒド)を目の敵にしてイタズラするとことか、ジャグジンデルとビピンが「Oye~」っていいまくるとことか、ジャグジンデルを陥れようとして失敗しちゃうとことかウキウキしながら観ちゃいました。「Oye~」って関西弁だと「お前なんやねん~」の応酬なんだろかw
 
この映画観て初めて思ったんですが、サナーが結構かわいいです。いい家の令嬢なんだけど、太ってるのがコンプレックスで、ちょっとおとなしい感じ。予告編や動画ではあまりわからなかったですが、映画は初めてでも結構いい感じだったと思います。お父さんと兄ちゃんがいたからもしかしたらリラックスして仕事できたのかもしれません。 ところで異母兄のシャーヒドはお母さん似、サナーの方もお母さん似なので言われないとココが兄妹とは分かりにくいですねw
 
 
コメディーな所はインドに精通してないと分からない内輪ネタとかないし、英語字幕も難しいってことはありません。そのかわり爆発的に笑わせてくるってこともないので、笑うというよりは愛でる感じ。(なんだそれw)
ストーリーで感動させようとか、めっちゃ盛り上げようとかもあまりなかったので、出演してる役者さんにあまり興味ない人にとっては退屈になっちゃうかも。ゆるいコメディーが好きな人、もしくはシャーヒドやアーリヤーのファン以外にはあまりオススメはできません。今回私が観た時の目的は「シャーヒドとアーリヤーがかわいきゃいいかな」「親子共演楽しみだな」とかそんなやんわりとした期待だったので満足でした。
 

リンク

音楽楽しいのが多いですね!
コンプレックスを抱えたイーシャーを励ますシーン「Gulaabo」

 

インドの結婚式でよく見る、新婦側と新郎側の歌バトル「Senti Wali Mental」

 

プロモーション用かな?本編にはなかった「Raitaa Phail Gaya」